2016/11/28 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にリ・レイラさんが現れました。
リ・レイラ > スイングドアを押し開け、ドアについたカウベルを鳴らし酒場に入ってくる黒髪黒目の女性。
肌の色はこのあたりのものではない、北方帝国の人間のものを示すやや黄色い肌である。
ポニーテールにした髪の毛を揺らし、快活そうな目に好奇の色を輝かせながら赤いチャイナドレス――ただし胸元に穴があき大きな乳房の谷間を見せつけ、さらに左右には布地がなく下着を着用していない事が容易に判断できる――を身に着けただけの『奴隷ではない』女性はそのまま、カウンターへ向かう。

「うん、これで適当な酒をおくれ?……はいよ、あんがとさん♪」

取り出したのは中品質の酒を楽しめる程度のこの国の金。しかし出されたのは悪酔いする低品質の酒だが、気にしない様子で木のジョッキを受け取り、市場やそこに向かう道にほど近いテーブルに着席して酒を傾ける。

「っかー、おいしいねぇ人間のお酒!ふー、しかしこの町は楽しいなぁ、欲望に満ち溢れてるや」

奴隷からの『助けて』という声は聞こえるが、あれは商売。助けたいという気持ちはあるが商人からの『助けなど不要』という声も聞こえるために動かず、人が売り買いされる場面を見ながらIカップの乳房を揺らし酒を飲み。

リ・レイラ > 「ん?私は幾らかって?……ダメだよダメ、君、手持ちの奴隷ちゃんで満足してるんでしょ?欲求足りないよ」

そんなレイラに声をかけてくる男はいたが、軽い調子で声をかけてもそのように受け流されてあしらわれる。
どうやら先にいた客は悪い酒で酔ってしまった所を浚おうとでも考えているのかレイラには声をかけないのだが――

「店主、おかわりおくれ♪」

2杯目の安酒。それを飲みながら頬を紅潮させつつも奴隷市場の混沌を楽しんでみる様子にまだ酔いつぶれる未来は見えそうもない。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にソル・グラディウスさんが現れました。
ソル・グラディウス > 王都のギルドの依頼。
所謂、《その界隈》では有名であるヤルダバオートからバフートへの物資輸送。
輸送の道中、山賊から物資を護衛すると言われれば普通の依頼だが、その実運んでいる物はバフートのそこら中で売買されている奴隷たちだ。
物資輸送の護衛の依頼は簡単で比較的早く終わるものの、やはりここに来るのは少し気が滅入る。

ここは少し、酒を飲んで気分を立て直そうと市場に隣接して建てられた酒場へと入っていく。
カウベルを鳴らして、中へと入っていけばぎゅうぎゅうの満席。
相席でならばと店員に案内され、いざついた席にはチャイナドレスを身に纏った巨大な乳房を持つ女性が座っていた。

「……相席だ。失礼する」

彼女の座っているテーブル席の向かい側へと座り、店員へ酒を注文する。
その後、腕を組んで椅子の背もたれに寄りかかれば、目の前の女性をじーっと観察する。

(何だこの女…奴隷って訳でもなさそうだし……東の方の衣服か?)

顎に手を添え、彼女の顔立ちや肌色。そして衣服から大まかな出身地を予測する。
それにしても大きい。あのサイズは王都でも中々見かけないサイズだ。

リ・レイラ > 男がやってきて相席を求めるように声をかけてきて、そのまま着席。
黒づくめの男は酒を頼みながら、自分をじろじろと見てきて――

「ふんふん……いいよ、どうぞどうぞ相席歓迎さ♪
ただ、お酒には強いかな?悪酔いしないように注意したまえよ?」

快く了承し、男の視線にも嫌悪は見せない。
むしろ――大きなサイズに視線を向けられると、露骨に乳房を揺らして見せて。

「ふふふ、そうだよ私は奴隷じゃない。東、っていうか北だね。シェンヤンの出さ♪
なんだい、私のおっぱいに興味があるのかな?」

男の想像していた内容を軽い読心術で見切ると、からかうようにそれに対する答えを返す。
そしてIカップの胸を手でもったり、胸元に空いた穴に指を抜き差ししてみて目の前の男だけでなく酒場の客で自分に視線を集める男たちをも挑発して遊び。

ソル・グラディウス > 「お前に心配されるほど酒には弱かねぇよ」

露骨に乳房を揺らす彼女に目を細めれば、やって来た木のジョッキの入った安酒を飲む。
余り良い味わいでない酒を一瞥すれば、ため息をついて頭を抱える。

「シェンヤン…帝都シェンヤンか!初めて見た………
 待て、お前…今、俺の考えを…」

シェンヤン出身の女性。シェンヤンにはまだ足を踏み入れたことはなく、そのチャイナドレスの衣装も黄色の肌も見たことがなく興味が湧いてくる。
しかし、改めて彼女の発言を振り返ってどうして自分の考えたことが読めたのか聞こうと思った矢先に、彼女の挑発がやってくる。
答えを聞こうと身を乗り出した結果、彼女の胸を食い入るように見てしまうことになる。

「おいおい、よせ。…他の奴らも見てる。俺も注目されてるみたいじゃねぇか」

自身の乳房を弄り、反応を楽しんでいる彼女に背もたれに寄りかかってそっぽを向く。
気分を立て直そうとここへ来たはずが、余計心に荒波が立ってしまう。

リ・レイラ > 「そうかいそうかい、なら安心さ。こう見えて非力でね、君のような体格のいい男なんて支えきれない。
宿に運ぶのも手間だからぜひとも足元がおぼつかない程度に酒を楽しんでくれたまえ♪」

からからと笑いながら目の前の男と同じ安酒を飲み、3杯目を頼む女。店主も少しばかり訝し気な様子を見せつつ、ぬるい安酒を出してくる。

「そう、そうだよシェンヤンだ。といってもま、私はそこの仙人なんだがね。
だが人間に深入りしすぎて『おぬしははもんじゃー!』って追い出されたんだよ。ははは、石頭の爺どもめ、二度と戻ってやるもんかい!」

あっさりと男に自分の正体をバラしながら――しかし、酒に酔った顔といい、雰囲気や声色といい、冗談と思われる可能性は高い――、男の指摘のまま手で悪戯するのをやめて。

「ん?そうかい?君がなんだか見たそうにしていたんでサービスしたつもりだったんだが……
いやはや、まだまだ人間の事を見切るのは難しいねぇ」

ふふふ、とそっぽを向いた男を見ながら、楽しみながら酒を飲む。
男に合わせて窓の外を見ると、そこでは金髪のエルフ少女が下卑た男に落札されていた。
しかもどうにも発情した空気を纏わせている。ヒキガエルじみた男にあの金髪エルフは犯されるのか、と思いながらにまにまと笑みを浮かべて。

ソル・グラディウス > 「逆に、アンタも酔いつぶれるなよ。ここの連中は何をするかわかったもんじゃねぇからな。油断したらすぐ奴隷生活だ。
 ……でも、心配の必要はなさそうだな」

2杯目を軽々と飲み終え、3杯目の入っていく女性へそう告げる。
しかし、この口ぶりにこの《感じ》。恐らく心配の必要は無いだろうと苦笑いを送る。

「仙人?山で修行をしてるあのハゲのことか?……やけに軽いな。未練はなかったのかよ?」

仙人という単語を聞けば、自分の中で作り上げた勝手なイメージの仙人を語り出す。
やけに軽い感じで話す故に嘘という可能性も考慮したが一応は乗ってやろうと掘り下げる。

「…見たいし、触りたい。しかし、人目が多過ぎる。
 お前が酔いつぶれたところを連れ去ってやろうかとも思ったんだがそれも無理そうだしな。」

楽しみながら酒を飲んでいる彼女へ間接的に興味があるということを告げる。
あれだけ大きな胸は殆ど見たことなく、周りの男同様抱いてみたいという欲望はあるものの、それをあまり表に出さずにいた。
ふと、そっぽを向けた先には金髪のエルフを落札したヒキガエルのような下衆な男。
その様子を見てため息をつけば、彼女の方へ視線を戻す。にまにまと笑みを浮かべている彼女へ《何故笑っている?》と言った具合に眉間にしわを寄せ疑問の表情をする。

リ・レイラ > 「ご心配どうも♪まぁ奴隷になったら奴隷生活を楽しむだけさ、特に困る事はないよ?
あ、そういえば自己紹介をしていなかったね。私はリ・レイラ。この国でいうファーストネームはレイラだ。好きに呼んでくれるといいよ♪」

にっこり笑みを浮かべてとんでもないことを言いながらにっこりと友好的に握手をするために手を伸ばす女。それを握り返すかどうかは男の自由。

「そうだね、爺どもはハゲだらけだ。ははっ!まぁいい男もいたよ?
んー、未練ねぇ。まぁ特にないかな?あの世界ってのは自己研鑽しかする事なくて今からすると暇でさぁ~」

男の言葉に過去を思い出せば、師にしろ山の主にしろ、境の要にしろすべてハゲ爺。なんかそういう法則でもあったのだろうかと今更気づいて笑い声をあげて。
続く問いには首をかしげる。人との『快』を知らなければあのまま仙人として大仙になる素質があったらしいが、もう戻れないのだ。
未練なんてないほうが、楽しく生きられる。

「おお欲望に素直だね。いいこといいことだ。
人間は欲望を隠す事が多くてね。助けてほしい時には助けてといいなさいな。そしたら助けてあげる、っていうのにね。
まぁ、助けてあげれない時だってある。たとえば、アレだ」

自分に対して興味があるというならば、抱いてみたいと直接いうなら乗るであろうことを示唆しつつ素直に欲望を出せ、と言い。
そして自分の笑みに不快げに眉間に皺を寄せている男を見れば、理由を説明しようとエルフと男に指をさす。

「あのエルフはどうやら森で一人で活動中に浚われたようだ。しかも九頭竜山脈の近くでだよ?仲間もなしで一人で行動できるという自負の結果だ、自業自得。
あと、助けてと思っても助けてもらえないだろうというあきらめもあるよ。
そしてそれ以上にあのヒキガエル男の『このエルフの綺麗な顔を汚してやりたい』という欲望が強いね。
私は欲望が、より強い方を尊重する。だからこの場合はエルフを『助けない』。むしろ放置する事で男を『助ける』んだ。明確だろう?」

にっこりと笑みをうかべる女に、善悪というものに対するこだわりはなかった。

ソル・グラディウス > 「だろうな。アンタならセックスも何も楽しくやり過ごせそうだ。
 …ソル。ソル・グラディウス。俺もお前の好きなように呼べ。よろしくな、レイラ」

表情を変えず、淡泊とした自己紹介をするが相手の友好的な握手に答えるように手を伸ばす。
ぎゅっと手を伸ばせば温かい掌が彼女の手を包み、何かしらの安心感を彼女へと伝えていく。
握った手を上下に振れば、手をさっと引いて、腕を組み直す。

「ふぅん。…ハゲは勘弁だ。ハゲは。
 なるほど、だったら抜けて正解だったんじゃねぇのか?俺がお前の立場だったら恐らく同じことやってるしな」

笑い声を挙げる彼女に此方も静かに微笑んで自分の頭を触る。
流石に今の髪を捨ててつるつるになる勇気はなく、それも踏まえて同じ立場だったら彼女と同じ道を辿っただろうと告げる。

「人間には理性があるからな。思った欲望を素直に口に出さないものだ。…人間人間言ってるお前は人間じゃねぇのか?」

彼女の胸、黄色の肌。黒髪と黒目を見てそう聞く。
仙人とは聞いたが、仙人が具体的に何たるかは知らず、単なる職業であると思っているようだ。

「…確かに、お前の言葉は最もだな。
 力がねぇなら修行して力を付ければいいし、金がねぇなら強盗でもスリでも何でもして稼げばいい。
 ああいう場面で諦めるのではなく、《どこかに突破口はないか》、《何か武器になるものはないか》と考える女ならまだ救いようもあるんだがな…
 諦めた奴を助けてもすぐに諦める。お前の言う通り、あの女は救う価値はないさ…まぁ、ヒキガエル男が困ってても助けないがな」

ニッコリと笑い彼女に肯定し、ニヤリと笑う。
彼女とは気が合う予感がする。ぐいっと酒を飲んで、ジョッキをテーブルに置けば

「…この後、予定あるか?お前を抱きたくなった」

リ・レイラ > 「ソル、ソルだね覚えたよ。よろしくねぇソル♪」

にっこり笑顔で握手をすれば、その瞬間房中術の応用で自らの『気』をソルに流し込む。
今回の目的は、気の平定。心にたつ荒れた波を沈め落ち着かせ、彼の心に安定と平穏を与えるのだ。
まぁそれは別に性欲を阻害するものではない。『嫌な気分になっている』事を今に限りあまり気にしなくするだけの、おせっかい。

「でしょう?他の人間も同じように言うしね。
まぁ仙人の道は一歩からっていうように――あれ間違えたかな?まぁいいや、地道にコツコツって生活続けないといけないからね。合わない人には合わないよ」

自らの頭を触る様子に、まぁまだ彼の毛髪は元気だろうと視線をうつしながらにっこりと笑みを浮かべて。

「そういうものかい?まぁそういうものかもね。
つまりそんな人間が正直に自らの欲望を素直に吐露するというのは――やはり極限時の己の欲を満たしたいという自己愛かもしれない。
私はそれが大好きで――ってさっきも言ったろう?仙人だよ。扱いとしては既に妖仙、こちらでいうなら魔族とか魔物とかそういう扱いになるのかな?」

体を見られながら、理性の話をしつつそれでも欲望をあふれだす人間が好きだと告げる。
そのうえで続く問いには唇を尖らせて自らの事をさらに説明するのだ。
実際、故国では自分は場合によっては『姦淫の女妖仙』として討伐命令が出る事だろう。しかたない。
――だって山賊の『女を抱きたい』という欲望をひたすら叶えてヌキ殺してしまったからね!

「そうそう。そういうのを理解してくれる人間は大好きだ。
自分のできる範囲で、自分の身を守り、自分を愛して自分を育てる。
諦めず、決してあきらめずに自らの欲望のままに生きる道を模索する。それこそ助けるべき人間だ。
分かっているじゃぁないか、ソル♪」

にこにこと笑みをうかべて意気揚々と頷けば。

「ん?いいともいいとも、時間ならあるよ。どこでなりと抱いておくれ♪」

素直に出された欲望には、素直に答えを返すのだ。

ソル・グラディウス > 「はいはい、どーもよろしく」

握手しているとき、奇妙な《感じ》が彼女の掌から自分に流れ込んでくるのを察する。
何を流したのだろうかと警戒し、目を細めていたが瞬く間に心に平穏と安定が訪れ、スッとした気分となる。
自分の加護と似たようなものだろうかと考えつつ、握った掌を一瞥する。

「地道にコツコツなんて俺には合わないな。
 やれることを一気に、いっぺんにやって後は楽するってのが俺のポリシーだからな」

毛根を気にするにはまだ早いかなどと考えていれば、彼女がにっこりと笑いを浮かべている。
頭を気にしているようすを見られ、少しばかり恥ずかしそうに顔を俯く。

「ふぅん、やけに人間っぽい魔物だな。…お前の哲学は知らんが、欲望に素直な人間は俺も好きだ。
 ただ、その欲望が俺の気分を害するものであった場合は全力で排除するけどな」

彼女の難しい哲学を軽く流して、彼女の正体について手に顎を添えて興味深そうにする。
それならば規格外の巨乳に先ほどの流し込まれた変なものの説明もつく。
そんな種族が居るなんて珍しい。少しばかりシェンヤンに行ってみようかとも考え始める。

「アンタとは気が合いそうだな。美人で、愛想が良くて、おまけにでけぇ胸の女と仲良くなれるなんて嬉しい限りだ。」

少しばかり顔を綻ばせ、笑顔を見せて彼女を褒める。
木製のジョッキに残った安酒を一気飲みして、自分と彼女の分の代金を置けばその場から立ち上がる。

「この近くに宿がある。代金は俺が出す…その代わり、妖仙とやらのテクニックで俺をしっかりと癒してくれよ?」

彼女に手を伸ばし、その手を取るのならば店から出て彼女と共に宿屋へ向かうだろう―――