2016/10/11 のログ
■エレクシア > 「それは王都を歩けばわかるのじゃよ。
一歩裏に入れば真っ当でない職のものがゴロゴロと居ったしの。
むしろ金を持つ者ほど綺麗な耀きなど持ってはおらぬな。
そこはお主が余を抱きたくなったではないのか?」
長く存在すれば綺麗汚いの仕方なさも判るだけに笑みを返す男を見返し。
揶揄われれば、逆に揶揄う様に返すのだが顔が赤いために様にならず。
「本当に災難じゃったなアレは…」
もう二度とはごめんじゃと小さくため息を吐き。
「人を雇うには報酬は必要であろう?
それも勿論考えたのじゃよ。じゃがな、その途中で見失ったりお主が女子を引っ掛ければ余が困るのじゃよ」
こめかみを刺されれば押されるようにベンチにと戻り。
同行とは言ったが実質は雇うに近い事、逸れた時に困る事を口にして。
ベンチに深く腰を掛ける様子を好きにしろと取り身を預け逃がさんと言うように引っ付いて。
■ソル・グラディウス > 「魂の煌めきの良し悪しなんて俺にはわかんねぇけどな…
まぁ、金持ちは大概クソってのは同意する。
そうだな。お前は綺麗だったし、少し変人だと思ったけど実際話してみればいいやつだったからな。」
彼女の言葉にその様に返して同意する。
実際、権力を持って踏ん反り帰ってる輩は嫌いなようで彼女の言い分に納得した様子で頷く。
そして少女の揶揄いを揶揄いと捉えず、率直にそのように返す。
最初は怪しんだが今ではこのように気軽に話せる間柄に成れたことに我ながら意外だと思う。
「同情する」
ため息をついた彼女に短くそう告げて、話を締めくくる。
「……はいはいわかったよ。
じゃ、報酬を受け取る代わりにお前を見捨てない、他の女性を引っ掛けないことを約束する。
あと引っ付くな。邪魔だ。」
案外あっさりとその条件を飲み、引っ付いてくる彼女の眉間にデコピンをして引き離そうとする。
一度、体を許した相手だからだろうか、そこら辺はすんなりと条件を飲む。
「つーかよ。いずれは消滅すんなら今俺と同行しても意味ないだろ?」
彼女の言葉にその様に返し、頬を掻く。
何故、街を出る自分の同行をするのか。力があるのなら一人で行けばいいだろうと疑問は尽きない様子で。
■エレクシア > 「魂は自らを鍛え強い意志をもって生きれば輝くものじゃよ。
人間でも見ればこいつは出来る、と思う者もおるじゃろう?それに似た感じじゃな。
努力をせずに金を貯めるだけの者などはろくでもないのじゃよ。
綺麗は嬉しいのじゃが…変人は酷いと思わぬか?」
同意をする男にそうであろうと何度も頷き。
揶揄いを素直に返され、言葉に詰まりそうになるが変人ととの感想には目を細める。
余だって精霊とはいえ女だぞと擦りついて。
悲惨話を一言で締めくくられて肩を落とし。
「本当じゃな?いい女がいたからと置いては行かんのじゃな?
これで無事に出れるのじゃ……。む、照れるでないわ」
条件を飲まれた事に心底助かったと気を抜き。
そんな時にデコピンを受けて思わず離れてしまう。
「それまでに無事で居られる保証がないのじゃ。
前回に大変な目にあってのう。こうして現れるのに力が使い切られて襲われれば対処できる力がないのじゃよ」
もし見捨てられれば最悪はリミットまで嬲り者になる。
それは流石に嫌だと首を振って。
■ソル・グラディウス > 「そういうもんなのかねぇ…俺は別に何か強い意志を持ち、それを自覚して行動してた訳じゃねぇからなぁ…
ただ、剣に魅入られてブンブン振り回してただけだし……
…そうだな。俺も努力せずに金を貯めてぇよ。
確かにな。余計な一言だった。」
満足そうに頷く彼女に自覚の無い様子で帽子を被り直す。
変人と言われ、少し機嫌を悪くした彼女に謝罪するようにそう言い放つ。
やけに擦りついてくる彼女に別段抵抗しないが少し呆れた目を向ける。
「おいおい、俺の唯一の長所は約束は守るところだぞ?
いくらいい女が居てもお前との約束が先ならお前の事を優先する。
……って誰か照れるかボケ!」
助かったと気の抜いた彼女にその様に告げる。
デコピンで牽制するもそう揶揄う彼女にそう返す。
実際、彼女の体がもう少し官能的であれば興奮したかもしれないが。
「なるほど。納得した…
それで行先に希望はあるか?希望が無けりゃ、俺は王都へ向かう。」
首を鳴らして、彼女の言葉を聞けばそう頷く。
そして一応希望を聞けば、ベンチから立ち上がり伸びをする。
■エレクシア > 「なんと……それでそれだけの魂を磨けるのじゃ。天性の才かもしれぬの。
それもまた磨く要因になったのかもしれんのじゃよ。
それをすれば嫌う者達と同じに落ちるのじゃな。
女子には気を使わねばならぬのじゃよ」
謝罪するような言葉に悪くなった機嫌も直ぐに直り笑みを見せ。
やはり一度身を重ねただけに警戒心が緩むのか呆れた目をされても気にはせずに擦り付き。
「それは以前ので知ってはおるがの。念のための確認じゃな。
もし女が抱きたくなれば余が相手をしても良いから兎も角頼むのじゃ。
ぅぅ……少しの夢ぐらいは持たせるやさしさはないのかの」
デコピンで牽制されれば今度は泣きまねで抵抗し。
現れれば必ずこの姿という色気のないワンピースが微かな風に揺れる。
「納得してくれて何よりじゃ。
王都で問題はないのじゃ。よろしくたのむ」
そこで問題はないと頷けば男に合わせるように立ち上がって。
■ソル・グラディウス > 「……褒めるのはよせ。俺よりも輝いている奴はもっと居るはずだ。
それに、楽して金を稼げないからこうしてこの街に来てる。
わかったよ。女子にはしっかり気を配る。適当に褒めりゃいいんだろ?」
直ぐに機嫌を直す彼女にそれでいいのかと言った視線を送る。
呆れた目をされても気にせず擦り寄ってくる彼女に諦めたようにため息を吐き、頭を撫でる。
「はっ!『余が相手してもいい』だと?
もう少し胸と尻を成長させてから言えや。
そうすりゃ、お前が抱き着いてきたときに照れるかもな」
泣きまねを見抜き、嘲笑しながらそんなことを言い放つ。
精霊である彼女に体を成長させろと無理難題を押し付ける。
「…じゃ、行くか。
この街は長居するには向いてないからな。」
そう言って少女の胸と尻を一揉みする。
軽いセクハラをしても何事もなかったかのようにすれば歩き出して王都を目指す。
その後、何処かの宿に泊まって報酬をいただくのだが、それはまた別の話―――
■エレクシア > 「この時代に現れてまだお主以上の輝きに会っておらぬのでな。
それはその通りじゃ、余が悪かった。
適当は余計じゃがそれでいいのじゃよ」
その言葉に満足そうにうなずいてそれでいいと同意し、案外すぐに騙されそうな雰囲気で。
すり寄り続ければ男は諦めたのか頭を撫でられて不思議そうに見上げ。
「余では不服と申すか。
そんなものは力がある時ならばもっとぐらまーな姿にも慣れるのじゃよ。
その時に今の言葉を後悔するといいわ」
売り言葉に買い言葉と、泣きまねを見抜かれ告げられた言葉にポロリと要らぬ事を口にして言い返し。
その力があれば一時的とはいえ成長できると言い切る。
「うむ、そうするのじゃ。
この街の空気は好かぬ……ひゃん!ば、馬鹿者!
そういう事は街を出てからじゃ」
不意なセクハラに悲鳴のように声を上げれば赤い顔のまま先に街を出てからと告げ、男を追いかけ王都を目指すことに。
途中、宿にて報酬を支払うことになるのだがそれはまた別の話で
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からエレクシアさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にヘレナさんが現れました。
■ヘレナ > ふむ―――残念だがこの絵姿の娘、男には縁が無さそうだの。
ロクでも無いのに引っかかって孕まされるのがオチじゃ、
修道院に入りたいと云うておるなら、止めずとも良かろうよ。
(卓上の水晶玉を両掌で包み込み、バッサリと切り捨てる口調で告げれば、
目の前の椅子に座った壮年の男が、あからさまにがっくりと肩を落とす。
先刻渡された絵姿の娘は、どうやらこの男の娘御であるようだ。
目深に被ったフードの奥から、さして気の毒そうでもない冷めた眼差しを向け、
右手をひらひらと追い払うように振って)
…人間、諦めというのも肝心じゃぞ。
さぁさ、分かったらとっとと帰れ帰れ。
これ以上そこへ居座るつもりなら、特別料金を頂くぞ。
(男が洩らす深い嘆息なぞ、己には何の感慨ももたらさない。
料金分の仕事は済んだ、とばかり、客とも思わぬ仕草で追い払おうと。
恨めしげにこちらを見る男の眼差しが、少しばかり危険な光を帯びているが、
それこそ、己の知ったことではなく)
■ヘレナ > ―――、……あん?
(立ち去るものと思っていた男は不意に、陰気な声で語り始めた。
いわく、娘はある男に騙されているのだとか、その男が所帯持ちだとか。
いずれその男が迎えに来てくれるまでは、独り身を貫く気なのだとか。
はっきり云って、己が聞いても仕方ない情報ばかりである。
水晶から完全に手を離し、興味なさげに卓上へ両肘を乗せて、
組み合わせた両手の上へ顎を乗せた、大変に不作法な態度で)
……いや、だからの?
妾はあくまで占い師であって、悩み相談の婆ではない、と…
(あの男さえ居なければ、娘は目を覚ますかも、なぞと。
何やら話の雲行きが怪しくなってきたが、己ははああ、と溜め息ひとつ)
…云うておくが、妾は呪詛は扱うておらぬ。
しつこいぞ、もう帰れ。今夜はもう、店仕舞いじゃ。
(ふあああ、と大きな欠伸を洩らしたのは、半分芝居、半分本気の退屈ゆえ。
フードの縁から覗く金色の瞳が、一瞬、蝋燭の明かりを反射して鋭く光る。
男ががたがたと慌しく立ち上がる程度には、威力を発揮する光であったらしい)
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアダンさんが現れました。