2016/10/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にジョセフィーヌさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からジョセフィーヌさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にジョセフィーヌさんが現れました。
■ジョセフィーヌ > 昼であれ夜であれ、そこでは淫猥、かつ凄惨な見世物が日常茶飯事。
たとえ今、広場の中央へ設えられた一段高い円形舞台の上で、
両手と首をギロチン台を思わせる木製の枷に繋がれ、
前のめりに腰を後ろへ突き出す格好を強いられたうえ、
肩幅に開脚させられた両足首を閉じられぬように枷で固定された娘が、
ひと目見て知れるほど上等なドレスを纏っていても、
―――そんなものはきっと、観衆の誰もが見慣れているのだろう。
それは、今から数刻前の宵の口。
この見世物を企画したと思しき男が、朗々たる声で口上を述べた。
いわく、この娘は己の望みを叶えるため、その身を賭した賭けに応じた。
今宵一夜、ここでこうして男たちの凌辱に晒され、もしも孕まなければ娘の勝ち、
孕んでしまえば娘の負け、という、単純なゲーム。
協力して下さる紳士諸君には、娘が負けた場合、望みの報酬を保証する、と。
賭けをしよう、と持ちかけられたのは事実だけれど、
内容をくわしく聞く前に意識を奪われ、こんな姿を強いられた。
ぼうとして覚束ない意識は、やはり何か、妙な術でも用いられたのだろう。
はじめから先刻の男には、己の希望を叶えるつもりなんてなかったのだ。
そのことにはとうに気づいていたけれど、気づいたところで逃げ場もない。
絹のドレスはところどころ無残に引き裂かれ、下着は引き千切られて久しく、
誰のものとも知れぬ液体で、どろどろに汚れている。
汚れているのはもちろん、肌だって、暴かれた秘部だって例外ではなく―――
もう、人数すら覚えていない、いく人めかの男が深奥で果てて、
無造作に抜き去られた拍子に小柄な身体が揺らぐ。
は、と虚空へ向けて開いたくちびるから細く零れ落ちたのは、悲鳴だったか、それとも。
■ジョセフィーヌ > ある事情で、婚姻までは堅持すべきものを喪ってしまった。
いずれは親の決めた相手と婚儀を結ばねばならない身として、
あってはならないことだ、というのは、もちろん理解している。
だからこそ、嫌な記憶しかないこの街を、ひとり、再び訪れたのだ。
ここならば、条件次第でありとあらゆるものが手に入る。
きっと、失ってしまった純潔を、―――つまり、破られてしまったもの、を。
秘密裏に修復してもらうこともできるだろう、と―――ああ、だけれども。
「……なに、してる…ん、だろ…わたし、―――――」
きれいな姿に戻りたいと願った果ての行動だったのに、こんなに汚されてしまって。
首尾よく懐妊を免れたとしても、賭けの報酬がきちんと与えられるとしても。
それでなにもかも、もとに戻れるものだろうか。
己はなにか、とんでもない間違いを犯しているのでは―――。
「ひ、――――っきゃあ、…あ、っ……!」
不意に、ぱあん、と高い音を立てて尻を打ち据えられる。
悲鳴をあげて身を仰け反らせ、反射的に下腹へ力が入ってしまったために、
紅くヒクつく秘裂から滴る白濁で、震える内腿をとろりと濡らす。
意識を失うことも許されない、少なくとも朝までは。
―――もう、なんのためかも知れない涙が、恥辱にまみれた頬を伝い落ちた。