2023/07/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からコルボさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 街道の外れ」にエリビオさんが現れました。
エリビオ > ぱちり、と薪が弾ける音で瞼を開いた。
鬱蒼とした闇、見えるのは焚べた薪から煌々と燃える火。
眠気まなこで枝を手に取り、焚き火に空気が通るように灰を掻き出していく。

「そうだ。ギルドの依頼の帰りだったんだ。
 街道までもうちょいだけれど、夜も遅いからここで野営してたんだっけ?」

遠く彼方を見れば森の枝歯のざわめきにのって野犬らしき吠え声。
反対を見れば街……は明かりすら見えない。
街道には近いが帰るには遠い。そんな場所に簡易寝袋を引いてその上で転寝していた。

「はぁ、暑い……でも、火を絶やすと魔物とか野盗が来るしなぁ。」

蒸し暑さに首元のボタンを外し、少しでも冷たい空気を入れようと衣服をはためかせるも。
ベタつく湿気のみが肌を擽るから不快そうい眉間に皺寄せ。

「風呂に入りたい……あったかい飯が食いたい」

心細さに零す独り言は、体育座りの膝の上に囁きかけ、小動物の如く丸まってしまう。