2023/06/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルイトさんが現れました。
ルイト > 王都にも程よく近い、自然地帯の鬱蒼とした区域。
分け入ってすぐの辺りは冒険者にとっても比較的重要な採取場だ。
だが、もう少し奥に進むとある程度実力を身につけた者でなければ長居は出来ないような場所となる。

その境目──目印となるのは天を衝くような巨木。
その根元に佇み、青年はとある冒険者を待っていた。

「……遅ぇな…」

約束の時刻を過ぎたが、それらしき姿は見えやしない。
腹でも痛くなったか。怖気づいたのか。
この先──奥に音もなく鎮座する洞窟の魔物退治という依頼を、その冒険者と自身で請け負っていたのだ。
小さく舌打ちし、月の光も満足に届かない奥を見やる。