2023/05/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にマグゴブリンさんが現れました。
マグゴブリン > 夏を思わせる厳しい日差しに照らされる初夏。
暑さに辟易するのは人間も動物も、大した区別はない。

王都北部の緑が生い茂る森林地帯に存在する泉には、
鳥や獣が水分補給や涼しさを得る為の水浴びに挙って集まってきていた。
謂わば、森の動物たちの憩いの場となった泉を求めるのは動物だけではなく、
近隣の村々の住人や、付近を通る街道から外れて休憩を取る行商人や王都の市民、
冒険者の類までもが、自然の恵みに与ろうとする。

「――――……、」

だが、その恩恵を得ようとする者達が等しく善の存在であるとは限らない。
森の奥に住まう小鬼の集団、ゴブリン達にとっても、飲み水の確保は重要である。
尤も、彼らの目的は飲み水のみに非ず、水辺を求めて集まった獲物の存在もある。
そして、獲物の対象には、自身の仔を孕ませるための雌も含まれているのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からマグゴブリンさんが去りました。