2023/03/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からベルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 王都近郊の森林を奔る川の畔。
水遊場などにも水をもたらす川は王都の民や近隣村落の住民の重要な水源で憩いの場ともなる。
そして、水を求めるのは生物として必要不可欠な事であり、何も人間に限った専売特許ではない。
森に住まう動物達も飲み水を求めて集まり、中には人に害する存在も発生し得る。
「――――……、そんな魔物を退治してくれ、とは、何とも業腹な事だなぁ」
水辺から少し離れた繁みの中、川からは見えぬ場所に張られた天幕にて、
中年冒険者の男性が、独り言ちて、嘆息めいた吐息を吐き洩らす。
ギルドに寄せられた依頼は、近隣住民が水浴びや飲み水に利用する川にて、
魔物が現れて遭遇したために退治して欲しいとの事。
だったら、場所を変えれば良いのでは、と思うものの、未だ実質的な被害は蒙っていないらしい。
その為、この場所を利用する者達は後を絶たず、要するに安心が買いたいとの話で。
魔物と言っても水場で周囲を害さないという生物の暗黙の了解を貫いている中、
自分勝手な人間のエゴに辟易しながら、天幕の中で川辺の様子を窺い覗き見る。
はてさて、川に現れるのは咽喉を乾かした魔物か、それとも、涼を求める人間か、と。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にベルさんが現れました。
■ベル > 霧が立ち込める夜の森。
木々によって形成された天然の迷路を行くのは、一人のポーター……しかし今日は副業の冒険者としてだ。
その手に抜き身のダガーを引っ提げているのは、ここが魔物の棲息領域であるため。
しかし、奥地には、滅多に市場に出回ることのない薬草が群生していることで知られている。
こうして訪れたのは、冒険者のギルドでその採取の依頼を引き受けたからだった。
薬草の採取といえば新人冒険者向きクエストの定番だが、
このエリアでの薬草採取は新人には手が出ない難易度に設定されている。
当然、それだけ報酬も高額にのぼり、無目的に遺跡に潜ったりするより確実なリターンが見込めた。
しかし、今夜は霧が濃い……手頃な場所を見付けて、日の出までキャンプを張るのが得策だろう。