2023/02/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にレベリオさんが現れました。
■レベリオ > 自然地帯の森の中に入ってしばらくのところ。
奥まったそこには大きな底なし沼がある。
ちょっとした池くらいの広さの、泥濘が蟠ったような場所だ。
明るい月明かりを映すこともない、暗い暗いそこ。
なんでも泥の一番底には、魔物が棲んでいるとかいないとか――。
本当にそうならば、ありがたいのだけれども。
「ふぅ――よい…しょ。」
なんて大袈裟な声と共に、どぷん――と泥の跳ねる音。
投げ込まれたのは大きな木製の鞄のようなもの。
ちょうど“折り畳んだ女性1人分”程度のものが入りそうな程の大きさだ。
ほんのしばらくの間、抵抗するように浮かんだ後
ずぶ…ずぶ…という擬音が似合いそうにゆっくり、沈んでいく。
――この時間が一番暇だが、完全に沈むまで見届けないと気持ちが悪い。
「――他の、ご同輩はどうやってるんだろうな…?」
そんなぼやきめいた独り言。
帽子の下の赤い瞳は、少しずつ少しずつ沈んでいく鞄を見ながら
「ご馳走様」なんて心の中だけで呟く。
通る者がいれば、怪しいことこの上ない光景ではある。
■レベリオ > とぷ、ん――。
鞄が沼に沈んでいく。
それを見届ければ、欠伸をひとつ噛み殺す。
さあ、今宵の獲物を探しにいこうか――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からレベリオさんが去りました。