2023/01/26 のログ
■コルボ > 「ほんとだよマジで。まーでもあの時のお前の顔覚えてるけど、
マジで踏ん張って止めようとしてたからな、それでギリギリだったのもあると思うぜ。」
衝撃的な光景だっただけに今での当時のことは思い出せる。
同時に、腐れ縁の相手は追い込まれた瞬間に諦めるのではなく、自力で何とかするタイプだと確信したからこそ信用してるのもあって。
「そりゃパンナが好きに生きてて好きに使ってるからだろ。
娼館通いも重なってさ。一人じゃ足んねえから二人目買ってんじゃねえの?」
パンナに男性器が生えてからの話も耳にしてる。
というか、男の精力も並大抵ではないが貴女ほどではなく、自分でも二人目行くときあるし内心『四人ぐらいいけそうだよなー』と思ってたりも。
それに、それだけ使う以上、それだけ収入を見込む必要が出来てなりふり構わず経験を重ねることになったのは、実力を磨き上げる要因にもなっているのは明らかで。
自分は知識と感覚で現場に貢献するが、戦闘力と感覚で貢献してる貴女はある意味スカウト泣かせの実力者でもあろうと。
「資格は要らねえよ。その代わり契約関係の書類多かったけどな。
それに、俺は薬草学の特別講師って扱いだからそれ以外教えられないのよ。
……言うて薬草採取に繋げられることなら何教えてもいいんだけどな。」
基本的な植生、地域にまつわる危険性などは講義していて生徒からも教え方が旨いし色々質問にも答えてくれると実際に言われたこともあるのだと。
「冒険者としての講義はパンナはやれると思うぜ。
ただ武術指導はどうだろな。パンナのスタイルはオンリーワンに近いから、
真似できる奴も少ないしな……。」
あまり長続きもしないだろう、というより枠に収まるタイプではなかろうと、
大きめのデメリットを提示しながら。
「今日俺はたまたま来てんだから10:0だ。お前が10。
借金こさえてせびられても何回も奢るかよ。」
ケタケタ笑いつつ、その場に腰を下ろして、同じように空を見上げて。
「実際お前がさっき言ったみたいに、組むタイミング逃してんのにこうやって顔付き合わせてんだからな。
つーか理屈じゃなくて縁なんじゃないか? 考えたってしゃーねえよ。
なら……、俺とお前はこうやってずっと笑って生きてんだろうさ。」
お互い死なない限りは、その言葉に少し言葉が詰まるが、
「……んで、あんでずっと上見てんだ? こっち見ろパンナ。おい、どした?」
耳を見てる。尻尾を見てる。何かを察している。
あえて言っている。ゲス野郎である。
■パンナ > 「アタシだけじゃねーだろ、それはよぉ~。
……足りないのは足りないけど、そこまでいってねーし。
チンコが忙しくなるレベルで女をとっかえひっかえ…
なんて夢のまた夢だぞお前…。
セフレも居るけどアタシ以外とも盛ってて忙しいのか、
そんなに頻繁に ってワケでもねぇ~しな」
げんなりと、現状の性処理が満足いっていない事をがっくりと肩を落としながらぼやく。
この男のように多少は金のパワーでどうにかせず、口先巧みに落とす事も覚えた方が為なのかもしれない……。
「あ~、冒険者とか武術ねぇ……つっても微妙なんだよなこれが。
ここだけの話な、斧やハンマーを振り回す時に最小限の力で
フルスイングしたり、得物かついで飛び道具を跳んでよけたりとかって……
アタシにチンコ生えてからの方がよっぽど なんだよな。
女のままの頃は、結構なやらかしあったし…」
ふたなりの身に変わってから、寄生生物が及ぼした作用なのか
明らかに身体能力の向上を実感している。
解呪目的でシスターさんに口でしてもらった時の快感を忘れられずそのままにしていたのがこんなところで吉に転ぶなどと、誰も思わなかっただろう。
せめて冒険者の心得なら…と考えた女の思考はキャンセルされる。
「あー、でも書類がどうたらこうたらって、絶対面倒なやつだろ。
ナシだナシ。ギルドでたまに書く納税関連の書類とかもクッソだるいのに、んなの愚直にやってらんねぇわ。
……それ以外って言うと、エロい事とか……。
あっ、んなモン仕込んだらお前の首が校門に晒されるんだっけ」
目の前の男のゲスさから、そんな冗談を聞いてみる。
エロ専門なら何でもとは言わないが性体験ぐらい自分も教えてやれるだろう……などと。
「あん?何でもねーし。
……うぃ、そっち向いたぞ。冴えないゲス野郎の顔が見えるだけだな!」
けだるそうに返事をして、再び男の顔をみやる。
取って付けたように「ゲス野郎」と遠慮なく繰り返し、その顔つきを雑にからかって笑う女は普段通りだ。
■コルボ > 「パンナだから言うけどよ、正直俺ぁふたなりとか女同士に勝てると思ってねえからな。
女同士で気持ちいいところ、自分の気持ちいところ知ってるのは経験より本能だしよ。
だからどっちかっていうとセフレの関係多いほうがパンナ向きだろうし、
パンナぐらいヤッてくれる奴探してるの多いと思うんだけどな」
お互い気持ちよくなってこそ、男だけ満足するのは二流。
むしろ自分は気持ちよくしてもらってる側。それが男の信条。
だからこそ女性を堕とす技法を磨きもするが、それでもお互いの良いところを分かり合っている女同士にはどうしても負けるところはある。
その上で、貴女は自分以上の精力の持主なんだから、と。
「……そういやなんかに憑かれんだっけか?
……知り合いの学者がなんか言ってたな。『キョーセーカンケー』ってやつ。
取り憑く生物が自然に生まれたものか魔法生物なのかって、簡単な見分け方が、
少なくとも取り憑いた相手が潰れるような奴は魔法生物なんだとさ。
お互い利益があるように取り憑く。そうすりゃ逃げられたり取り除かれたりしないからな。
まーでも、いいんじゃねえか? チンポ生えててもパンナはパンナっつうか。
チンポ生えて強くなるなら今が正解なんだろ」
女性の頃を知っていて、ふたなりになってもその距離感は変わらず。
それは腐れ縁故の遠慮のなさでもあって。
「ああ、バレなければ生徒食ってもいいよあそこ。
つか貴族が色々名目以て平民の生徒食ってたりするからな。
今、あそこは有望株が揃ってる青田買いだからよ、引き抜く手段で体に教えこんだりもあんのさ。
ま、書類が面倒なら駄目か。流石にそっちの手続きは俺手伝っちゃいけないだろうし。
つか納税関係今度持って来いよ、ついでに書いとくからよ。
その代わり今度仕事付き合えよ。」
性体験どころか実践を試みてもOKだと言うが、難関が高すぎた。
「なら正常だな。お前のことだから薬草の見分けつかなくて先に口にしてねえか心配だったからな」
等と言いながらゲラゲラ笑う。
「つーか、嫌なことあったら無理にでも俺にたかりに来いよ。
……正直、昔にお前のことけなした奴のこと、相談しなかったの微妙な気持ちだけど、
……お前の状況考えたら無理やり絡みにもいけなかったからよ。」
自然地帯で、二人だけだから言う本音。
過去にあった出来事、貴女に男性器が生えてからのある一件。
それはそれとなく聞こえていたようで。
■パンナ > 「お前思ってるよりよっぽど謙虚なヤローだなっ!!
まぁお前よりアタシのチンコの方がマンコ突いた時の具合いいのは
間違いないし☆」
ぺろん と舌を見せながら調子に乗って自慢する。
とはいえこの男に敵わない点が皆無でもない。
ただ結合してる時間だけじゃなく、まるで手間暇かけて高級料理の下ごしらえを楽しむ気の長い楽しみ方をする男は相応に獲物を逃がさない為の罠を幾重に張り巡らせる策士…。
その狡猾さが自分自身には好意的なサポートと言う形で返っているのはなんと幸運か。
「そーそー、あん時の出来事は今でも忘れねぇよ……。
今でこそもう開き直っていい事づくめだけど大変だったからな!」
今でも忘れない、下半身にこびりついて同化したあの気色の悪い生物を。
だが今となってはどうだ、完全に自分の身体と一体化しては元気に男顔負けの勢いのある射精をお見舞いする立派なイチモツだ。
「オイ」
自分の想像は思いもよらぬ形でひっくり返る。
貴族の息がかかった、そういう目的の施設だったのだ!
ピュアな気持ちでキャンパスライフを楽しむ子たちの心情たるやいかに……
色々学ぶところで、早速男の汚さを学ばされるのは気の毒という他ない。
「……バーカ、今のアタシがそんなめめっちい奴に見えるのか!?
アタシめっちゃ強くなったし、なんだかんだつるんでて面白ぇ連中とか
結構いるし?
アタシを一人にした奴のマンコは全員ブチ抜いてやったし、アタシを振った男はチンコぶちこまれる側の気持を教えてやったからもう後腐れはねーぜ!!!」
男の肩をバシバシと叩きながら、ゲラゲラと笑う。
素直にありがとう と言うのは変な意地っ張りさが板について難しくなってしまった。
「んじゃー早速だけどよ、草ばっか眺めて疲れまくったから
とっとと酒飲みてーんだけど」
男の肩に手を置き、「行くだろ?」と確認ではなく強制するような声調で問いかければ歯を見せて笑う。
きっと、酒が入ればもっとえげつない愚痴もぶっちゃける事だろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からパンナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からコルボさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に布都さんが現れました。
■布都 >
自然地帯の奥の奥、人里離れたその場所に、金属を打ち付ける音が響き渡る。
一定間隔で、響き渡る其れは、金属と、金属がぶつかり合う音だった。
然し、それは不意に止まった。
鍛冶師の住まう庵に、闖入者が出たから。
「大鬼が1、小鬼が、4か。
ンだよ、めンどう臭ぇな。」
庵の外郭には手製の柵。素人作業のそれは、守りの為というよりも縄張り主張の為の物。
だから、狼のような獣が通る事が出来る位に隙間はあるし、高さとしても腰程度で跨ごうとすれば跨げるものだった。
森の奥に住んでいれば、一人で住んでいれば、魔物除けの何かしらをしてなければこういう事もある。
庵のふすまを開き、其方を見れば、オーガとゴブリン。
何処にでもいる、下級の妖魔どもであり、当然、略奪の為に来たと推測する。
そして、剣を片手に出てきたのが、女と見れば、卑しい笑いを作り上げる、腰布が盛り上がるのを見れば、そう言う積りなのだろう。
「ケっ」
地面に唾を吐き、だるさを隠すことなく奴らを見る。
恐らく、オーガがゴブリンを率いているのだろう事が見える。
運が良いのか悪いのか柵の切れ目―――入り口に立っているから、壊されているような様子は無かった。
女は、その右手に大剣を。東方の意匠ではあるが、刀という物ではなく、直剣を持ち出して歩く。
長さは2・7m。およそ、人の身長よりも長く大きいそれは、分類と云えば、バスターソードや、クレイモア、と言った所だ。
その剣を、何事もなかったかのように持ち上げ、玄関口に立つ。
彼等との距離は約15m、剣の間合いよりははるか先に居るが、魔法や弓の射程の中ではある。
幸か不幸か、オーガの獲物も、ゴブリンの獲物も、全てが棍棒だ、ならば、接近戦。
吊り上がったままの目で、目測を行い、女は剣を、両手で握る。
ゴブリンやオーガは、げたげた笑い始める。
彼らからしても、15m先で剣を握り、振りかぶる女は、阿呆に見えるのだろう。
「ああああああああっ!」
怒号一閃。
両の手で、柄を握り、ゆっくりと頭上迄剣を振りかぶる、裂帛の気合と、踏み込み、左手を軸に、右手で押し出す様に。
上から下へ、全身の筋肉を撓ませ、引き絞り、地面に向かい唐竹の一閃。
重力に従い、鉄の塊が上から下へ。
銀線を捉えることが彼等にはできただろうか、刹那の一刀とも言える速度。
ー剛ーgouと、音がして、一泊置いて烈風が吹く。剣先は、地面すれすれで止まる。
遥か彼方で剣を振る、確かに気合の声には驚いただろう。
しかし、直ぐにオーガが笑いを生み出し、ゴブリンが追従する。
オーガは、何らかの言語、布都の知らない言葉で叫べば、ゴブリンたちをけしかける。
ゴブリンたちは、劣情を隠そうともせず、全員で、女に向かい、走り出した。
■布都 >
奇声を上げて、駆け寄ってくるゴブリン共、それぞれ棍棒を持ち、連携などは全く考えてない様子。
一番早く着いたゴブリンが、一番最初に犯す、とかその程度の考えしかないのだろう、もしかしたら、蹴落としあいさえしそうだ。
「へ。ド低能が。
―――でも、すまねェナ?豪位程度だからヨ?
貴様らのようなのにも、手を抜いたらお師さんに、殺されちまわぁ。」
直剣を再度持ち上げ、それを肩に担ぐように。
どさり、という音が響き渡る、最初の一撃は、15m離れたオーガを両断していた。
音速を超えた剣で、剣風を真空刃とし、両断した。
気合の声は、音を超えた剣の真空刃を隠すためのもので、切られた瞬間を理解できていなかったオーガは、動こうとして断たれた。
後ろの状況に気が付かなかったのか、ゴブリン共は距離を詰めてきている。
自分が死ぬとは思っていないのだろう、そんな奴らをを前に、剣を中段に構える。
「だから、手前らも、死ンでしまえよ?なぁ?
鬱陶しいし。」
気軽く声を掛けるも、ゴブリン共には伝わらないだろう。
だからこそ、再度、踏み込みからの右薙。
走り込んでくるゴブリンの首を、右から左へ、一気に、一度に、切り飛ばしていく。
間合いも近くなったし、自分の最高傑作の剣であれば、ゴブリンの骨程度は障害にもならない。
一度の振りきりで4体のゴブリンは、頭と胴を泣き別れさせてしまう、頭は落ちて、体は勢いのままに数歩走り、倒れていく。
「…………。」
剣を振り切ったままに、残心。ゴブリンが、本当にこれだけなのか。
オーガが居たが他にいないのか、其のまま気配を探った。
特に、そう言った存在の、オーガとか、オークとか、ゴブリンとか。
そう言う気配はなさそうだ。
確認をしてから、背中にある鞘に、大刀をしまい込んでいく。
遺体はゴブリンも、オーガもまとめて蹴り飛ばして、森の中に放り込む、獣が処理するだろう。
■布都 >
すべて処理が終わった所、パンパン、と手を叩いて、柵を眺める。
しかし、柵を見てもしっかりする物を作る気はしなかった、どうせ、大雨が降れば川が氾濫して壊れる。
家に関しても、それが言えるから、頑丈にするのは無駄だと感じる。
何かあった時に対処すればいいさ。
「さて。戻るか。」
鍛冶を中断してしまった。
また、最初からの打ち直しか、忌々しいと、襲撃者の方にもう一度唾を吐いた。
くそが、とぼやきながら、庵の中に入っていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から布都さんが去りました。