2022/12/01 のログ
イグナス > あとは報告して報酬をいただいて、ひとりぼんやりと考えてるさなかでふと、きづく。

「……これ町に入れッかな。」

ちまみれ。返り血がそれなりにひどい。
やれやれ、これはどこかで服を洗わねばなるまい。
せっかく腰を下ろしたけれど、仕方なしにとまた、歩き始めて…

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 寒くなってきた。白い吐息を漏らすと、すぐ脇の焚き火の煙と混じって夜空に昇る。
本格的な冬が訪れる前の、そろそろ最後の旅になりそうだ。

王都とゾス村の間、街道からやや外れ木立に囲まれた広場でパチパチと焚き木が燃える音がする。すぐそばにテントと小さな人影。
人影はリンゴを輪切りにし、焚き火で熱した平たい石の上に乗せてレモン汁とはちみつ、バターにシナモンをかける。
しばらく待って、ラムレーズンを添えたら簡単焼きリンゴの出来上がり。

「ゾス村にこのお手紙を運ぶこの依頼が終わったら、しばらく街でのんびりしてー。その後、冬の間のお仕事探しかなー」

輪切りのリンゴをひとつまみ。
出来にむにりと口元緩ませながら、今受けている依頼と今後の事を物想う。
自然地帯のゆるキャン。

そう離れていない街道からは、立ち上るキャンプの煙が見えるだろう。
甘く香るリンゴの風味の飯テロも届く。

タピオカ > リンゴを食べた事で自らの食欲をそそってしまった。
干し肉とスープで簡単な食事をとったが、もう止まらない。夜食への渇望が、大きな背嚢袋へと自分の手をひとりでに動かしていく。
取り出したのは小さなフライパン。じゃがいも、たまねぎ、ソーセージ。酢キャベツ、塩こしょう。

たまねぎをスライスしてフライパンの上に敷き、酢キャベツを載せ。
皮付きじゃがいもとソーセージを置く。フライパンにフタをして、柔らかくなったら完成。

フタを外した時の匂いに瞳細めると、小さな旅の夜は鼻歌と共に過ぎていき――。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からタピオカさんが去りました。