2022/10/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にクチナシさんが現れました。
クチナシ > 冒険者ギルドに所属していれば、依頼のひとつやふたつ、受諾することはある。
――そしてそれを、一人ではなく二人、三人。チームでやることも。

「ふぅ――分前もいい感じに、整えた。
 ……くはは。うむ、一人も気楽だが……殲滅力。という意味ではやはり複数だな。」

今日の依頼は――自然地帯に発生したダンジョン。其処の調査に冒険者である自分たちが向かうことになったのだ。

もちろん、一人で行けたかもしれない。しかし、こういったものは数があればあるほど、危険も減り、探索の幅が広がる。
結果、順調にダンジョンの探索を終え、自然地帯の野営地帯で野宿をしているわけで。

「……おーい。眠ったか……?」

然し、暇だ。
深夜帯。身体も火照り、その手にはダンジョンで見付けた怪しげな薬や少し禍々しい感じの剣。
如何にも呪具というようなものを見て、テンションが上がっているタイミング。
ついつい、近くのテントにいる冒険者に声を掛けてしまう。――雑談なり、今日のダンジョン探索の話なり、……戦利品のお試しなりをしたくて。

クチナシ > 「―――夜も遅い。仕方ないか。」

返事はない。それはつまり、既にテントの主は眠りの世界に向かっているということ。
それならば、仕方がない。するりとその身体をテントの中に戻し、用意していた毛布で身体を包む。
昼間は暖かったが、夜は肌寒い。特に今は風も吹く。
――風邪をひかないように、今日はこのままゆっくりと眠ろうじゃないか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からクチナシさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にマグゴブリンさんが現れました。
マグゴブリン > 暖かな日差しに穏やかな風が吹き抜ける秋。
王都北部の森林地帯は豊穣の季節真っ盛りとなる。
樹々は果実を実らせて、滋養に富んだ茸があちらこちらで姿を見せる。
動物達は冬ごもりに備えて、脂肪たっぷりの肉を付けて肥ゆり、
近隣村落の狩人や王都の一般市民も、挙って自然の恵みに与ろうとする。

「――――……、」

だが、その豊穣の実りを得ようとするのは人間の専売特許ではない。
森の奥に住まう小鬼の集団、ゴブリン達にとっても同様である。
唯一、人々と彼らの異なる部分を挙げるとするならば、
その獲物の対象に、自身の仔を孕ませるための雌という存在が含まれるか否かで。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からマグゴブリンさんが去りました。