2022/08/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にクチナシさんが現れました。
クチナシ > ――夜も更けてきた頃。その手に松明を持ち、自然地帯を歩く一人の影。
今宵、此処を訪れたのには理由がある。

『シャドウウルフの討伐』――そう。其れが本日、自分が請け負った任務。

闇の中から現れ、文字通り影のように人を襲う危険な魔物。
冒険者だけじゃなく、キャンプに来た一般人まで襲うのだから、冒険者ギルドが討伐依頼を出したのも当然と言える。

「さて……誘蛾灯のように、ほいほいと来てくれれば良いのだが。」

ゆらゆらと、月光に照らされた月闇の中で揺れる赤色の炎。

それは獣からすれば、獲物が居ると理解させる格好の的。

または、同じように討伐依頼や、冒険を終えたご同輩を引き寄せるあたたかな熱。

はたまた――既にその獣に襲われ、傷ついた冒険者や一般人が、命からがら逃げ延び、助けを求めるために訪れる救いのヒカリ。

――様々な役割を果たすものであり。

「――今のところは、静かだが。はて、さて……。」