2022/07/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にジークフリーダさんが現れました。
■ジークフリーダ > 霧が立ち込める夜の森。
木々によって形成された天然の迷路を行くのは、一人の冒険者。
その手に抜き身の剣を引っ提げているのは、ここが魔物の棲息領域であるため。
しかし、奥地には、滅多に市場に出回ることのない薬草が群生していることで知られている。
こうして訪れたのは、冒険者のギルドでその採取の依頼を引き受けたからだった。
薬草の採取といえば新人冒険者向きクエストの定番だが、
このエリアでの薬草採取は新人には手が出ない難易度に設定されている。
当然、それだけ報酬も高額にのぼり、無目的に遺跡に潜ったりするより確実なリターンが見込めた。
しかし、今夜は霧が濃い……手頃な場所を見付けて、日の出までキャンプを張るのが得策だろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
■ゲーゲン・アングリフ > 「……これは、参りましたね」
森の中、霧に視界を遮られ。男は表情を曇らせながら頭を掻いていた。
自身の経営する冒険者の宿兼酒場に来たものの。
誰も受けなかった依頼である『薬草採取』の依頼。
それを自ら引き受けた男であったが。
結果、見事に立ち往生状態であった。
「……下手に動かないほうがよさそうですねぇ」
しまったなぁ、とぼやきつつ。
男は、休める場所を求めてゆっくりと歩を進めるが。
霧は相当に濃く、男はため息を吐くハメになる。
「……ん……?
……誰か、そこにいますか……?」
そんな中、男は周囲に生物の気配を感じ。
静かに、しかししっかりと通る声で、そう発言する。
声をかけつつ、腰は落とし。
戦闘、もしくは逃走を迅速に行えるようにしつつの声かけであった。
■ゲーゲン・アングリフ > 「……」
声に対しての反応がないことから。
逆に危険か、と判断した男は。
そのまま、来た道をじりじりと後ずさりで下がっていく。
「……っ」
一定の距離離れた後、男は霧の中へと駆け出していく。
結局、気配の正体つかめないものの。
男は、身の安全を最優先に考えたのであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からジークフリーダさんが去りました。