2022/06/24 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に竜胆さんが現れました。
竜胆 > メグメール自然地帯に、珍しく足を踏み入れているのは、少女と言える年齢の女性。
 森の中を歩くのに相応しくなかろう、背中が広く開いているドレス姿であり、良い所のお嬢様を想像させる身成。
 良さそうなのは、身成だけではなく所作も、洗練されているものの、この場所ではとても不釣り合い、と言って良い。
 しかし、彼女の特徴は、それだけではなく、その特徴が、服よりも目につくだろう。
 大きく開かれているドレス、その背中の部分には、一対の竜の翼がある、今は木々にぶつからぬように折りたたまれているけれど、間違いもなく、竜が持つ翼。
 深紅の髪の毛を持っていて、その髪の毛、米神の辺りから後頭部に向かって、一対の直線的な角が生えている。
 更に、ドレスのスカートの下には、竜の鱗に包まれた尻尾がちらりと見える。
 人と同じく白い肌は、紅い唇を持つ顔は、人として見れば整っている方だとも言えるだろう。

 人竜(Dragonhalf)―――人と、竜の相の子であり、その両方の特性を持つ存在。
 人間至上主義のこの国においては、肩身の狭い種族とも言えるはず。
 ただ、彼女の家が、この国有数の豪商でありトゥルネソル商会と言う名の商会で国に沢山の利益を落とす存在。
 そう言う事もあり、表立って、竜胆を害なそう人は、少ない。
 純粋に、人間ではないので襲おうというのも少ないか。

 普段は家の中で、魔術の研究にいそしんでいる少女。
 偶に外に出ることがあるのだけれども、出る理由は少ない。

 一つめは、研究の結果の魔術を試すときか。
 二つめは、義理の姉の冒険に時折ついていくとき。
 三つめは、義理の姉の飼っている狼犬グリムの散歩をするとき。

 基本的に言えば三つ目の理由が多くある。
 今回も、その、グリムの散歩なのだけれども、今日は珍しくグリムは何かを探す様に、匂いを嗅ぎつつ先を進む。
 散歩のときは、狼犬の気ままにさせるので、魔導書を片手にリードを握り、後ろを歩く。
 石畳でも、森の中でも、変わることなく歩く姿は、慣れている様子だった。
 此処に来るのは、初めてではない、と言う所でもある。

竜胆 > 書物を詠みながら、狼犬グリムが歩く先に付いていく、グリムは、しきりに地面の匂いを嗅ぎながら、引っ張る様に進んでいく。
 物珍しい事もあるものだ、と思いながらも、唯々ついていく。
 何処に行くのか聞けば、多分答えてはくれるのだろう、しかし、竜胆には彼の言語は判らない。
 如何に頭のいい狼犬であり、竜胆の外部良心装置だとしても、仕草とかで何となく気分は判るし、止めているのは判る。
 その程度でしかない、なので、会話や対話が出来るほどに、判り合っているわけではないのだ。

 それでもめげないグリム君の性格の良さが、良く判る。
 そして、それでも、グリム君の事を気にしない、竜胆の性格も良く判ると、言えるだろう。
 無言のまま、さくり、さくり、自然地帯の中を進む、盗賊に襲われていないのは、グリム君の大きさにもよるのだろう。
 3mの狼犬は、普通に魔獣に近い大きさでもあるので、寄り付かないのであろう。
 くんくん、と暫し匂いを嗅いで、頭をあげて、歩く。
 何処に行くのだろうか、時折視線を魔導書から、狼犬に向けるも問いかける事はしないで進む。

 そんな、無言の行進は続いているのだった。

竜胆 > さくりさくり、さくりさくり。
 静かに、時間が過ぎていくだけ、少女と、狼犬は、唯々、進むだけ。
 意図が判らないから、何を探しているのかもわからないから。
 見つけるまでは進むだけなのだろう、視線の先を見ても、何かがいるような気配は―――。
 流石にある。

 森の中だ、何もいないと言う事はないし、それが何なのか、妹であれば把握できるのだろう。
 魔術を使えば不可能ではないが、面倒くさい。
 まあ、いいか、と考え直して、狼犬の導くままに、竜胆は、森の中を進んでいく。

 さくり、さくり。

 さくり、さくり。

 そんな音が、自然地帯に静かに響き渡っていて、二つの影は、消えていく―――。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から竜胆さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森林」にフェルトさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森林」にロスティンさんが現れました。
フェルト > まだ日の高いと言える時間帯の自然地帯の森林。
採取依頼以外ではほぼ来る事のないこの場に今回は戦闘方の師匠と言える少女と共に討伐依頼に足を運び。
討伐相手である少数の妖魔を探すのだが森歩きには慣れているので痕跡を探しながら獣道を歩く。

「依頼では数体ってあったから余裕だと思うんだけどな。
こう言う依頼って予定通りにいくもんなのか?」

痕跡を見つけられなければもっと奥かと森の奥へと視線を向け。
あまり奥だと野営しないと帰れないかと考えながら少女に問いかけ。

「こういうのってさ、予定外はやっぱ倒すもんなのか?
それとも逃げていいのかってのが判んないんだよ」

今回は教えを実践できるかの実地もかねての簡単なものを選んではいる。
しかし依頼よりも数が多ければどうするべきかはこういう依頼になれているアドバイスが欲しく。
自分より確実に強い少女ならば問題はないだろうが自分には死活問題であり。

「気が付いたことがあったら言ってくれると助かるから」

そう口にしてはいつ何が出てきてもいい様に警戒をして歩く。

ロスティン > 少年と一緒に来た討伐依頼、発見された少数の妖魔を討伐する依頼で。
討伐依頼としてはそこまで難易度が高い物ではないが、此方も少人数なので対多数での戦闘が予想される。

「そうだね、ギルドでの情報があってるなら余裕だと思う。
偶に、目撃されたのが群れの偵察部隊とかいうのもあるかなぁ」

地面を見ても、動物の物らしき痕跡が多く、妖魔と断定できそうな証拠は今の所見つかっておらず。
この先へ進むなら念のために準備してきた野営道具を準備する事も考えに入れようか、と思いつつ。

「んー、その時次第かな…数が多い時と敵が強い時があると思うけど。
どっちも基本は倒せると思えば戦って良いし、無理だと思ったら逃げて良いと思う。
依頼内容とあまりにも数とか妖魔の強さが違うなら、だけど」

今回の依頼は少数の妖魔討伐で、見つける事が出来ればある程度楽な依頼の部類。
下級妖魔数体となっている依頼で、数十体の妖魔がいたり、上級妖魔などがいる場合は本人の判断次第で撤退して良いのではないか、と。
一番駄目なのは、半端に刺激してしまう事だと思うよ、と少年に告げる。

「んー、目撃情報の場所の近くにはそれほど痕跡なかった感じだしねぇ。
もう少し奥行かないと、いないかも…今の所鳥とかも普通に鳴いてるしね」

街中ではあまりつけていない手甲と脚甲を付けた少女は、首を傾げてそう言って。
森の奥を指さして。

フェルト > 「あの情報なら俺でも何とかなりそうなんだよな。
偵察部隊?妖魔がそう言うのを出すのか?」

てっきり野良の一団だと思っていたが少女の言葉にそう言うのがいるのかと不思議そうにし。
薬草採取や動物の狩猟ならば慣れたものだが討伐は文字通りの素人、動物の足跡は見つけれるが妖魔のは見つけうることが出来ず。
思っていたよりも難しいと考えて。

「多いか強いかって事は……。
ならあれか、依頼よりも多かったり、別の種類でも誤差程度なら倒さないとって訳か」

少女の説明を聞けば数体がそれこそ余程の大群か上位種でもいない限りは討伐する必要があると取り。
中途半端が一番駄目と聞くとそれは当然と頷いて。

「この辺りッて話だけど居ないしな。
この辺りは隠れれる場所もないから居れば判るから……やっぱそうだよな。」

少なくとも危険があれば呑気に鳥が鳴く事もまずありえない。
森の奥を指す少女の姿、手甲と脚甲を付けている姿は頼りがいがあり。
どちらにしろ倒すか見つけるまでは帰る訳にもいかず、行くぞと気合を入れては地面や周囲の痕跡に気を配りながら先導をするように奥へと脚を向けていく。

ロスティン > 「うん、依頼にある通りの相手なら、大人が同じ人数いれば撃退できそうだしね。
順番がどっちかは判らないけど、群れレベルだと頭いいのがいたりして、そう言う事するときもあるみたい」

遺跡や洞窟などを拠点にして高い繁殖力を武器に数を増やすこともあるらしいと、話して。
数が多い相手と正面から普通に戦うのはお勧めできないからねぇと苦笑して。
何度か地面を確認し、んーと首を捻って。

「種類かぁ、種類違う場合も一回戻っても良いかもね、違う種類の妖魔が同じ場所にいるとなると面倒な事もあるし。
誤差程度の数と強さなら倒した方が良いとは思うけど、慎重に行動するなら応援を呼びに行くのもありだと思うよ。
その誤差でやられる可能性もある訳だしね…ただ、そういうのを莫迦にする冒険者もいるからね」

種類が違う妖魔や魔物などが一緒にいる場合は、最悪魔族等が率いている可能性も出るので、その場合は報告したほうが良いと言って。
慎重に動く人を馬鹿にする冒険者が一定数居るのも事実で、それを気にしないなら死なないために慎重になるのは何も悪くないよ、と微笑んで。

「そうなんだよね、ここら辺で目撃情報あって依頼が出てって考えると近くにいるならもっと痕跡あると思うんだよ。
もう少し奥にいくしかないね、野営道具持ってきておいてよかったよ」

鳥や動物の様子などは森の中などでは大事な情報源。
異物がいれば常とは違う様子を見せるのは普段からそこで生活している動物達、それを考えるとこの近くにはいなさそうと、判断を下して。
奥へ進む少年の後ろを、周りを気にしながら付いていって、時々木の枝等を折ったり、幹に印をつけるなどの行動を見せる。

フェルト > 「それを聞くとな……今は俺とロスティンしかいない訳だ、倍以上いたらやばくないか?
群れに頭が良いのがいるといたりするのか、為になるな」

少女の話しを聞けば自分が思っていた以上に妖魔とは厄介だと自覚し。
正直多少の数なら正面からでも戦えると思っていたがその考えは危険と判断し。
一人ではなく同行を頼んで、付いて来てくれて本当に助かったと礼を言い。

「違うのがいると面倒って…普通に群れるもんじゃないのか?
俺としちゃ慎重に行きたいから応援を呼ぶ方を選ぶな、今回はロスティンが居るから安心だけどな。
莫迦にされても死ぬよりはいいだろ?」

妖魔は群れると思っていたが、そういう場合には魔族がいるかもと聞けば本当かと目を剥き。
馬鹿にする冒険者がいると聞けば慎重の何が悪いと開き直り、死なないのが一番だろうと笑い返して。

「だな、この辺に居るなら何かあってもおかしくないよな。
正直奥に行くって考えてなかったんだよな……準備良いな、本当に」

自分も採取の時は鳥や動物の動きには気を配っている。
危険があればこんな呑気な鳴き声は先ず無く、この辺りにはいないのかと肩を落とし。
野営の準備も万端な事に、精々干し肉を持ってる程度の自分とは違うと関心をしながら先を歩き。
少女が後ろで目印を付けている事を気にせず歩き。

「…なあ、これは痕跡だと思うか?」

歩く途中であからさまに狩られ、乱暴に解体された動物の残骸を見つければ声を潜める。

ロスティン > 「倍以上居たら出来るなら奇襲が良いんだけど、無理だったら相手次第だけど、出来れば大木とか崖とかを背にして戦う感じかな。
対多数だと後取られるのが一番怖いからね。
頭いいのって大体はその妖魔の上位種だったり、変異種だったりするから、危ないんだよね、群れとかは」

出来れば奇襲できれば、数減らせる可能性と、体制整える前に戦闘に入れるので有効だよと微笑んで。
普通の生き物はどしても後ろが死角になるので、出来れば背中から襲われない様に工夫したいと、頷いて。

「大体は同じ種類で群れてる事の方が多いんじゃないかな、別種類だと縄張り争いとかしてるはずだし。
パーティーじゃないからね、いやパーティーでもだけど慎重さは大事だよ、あはは、期待に応えられるよう頑張るね。
それはそうだね、ボクもフェルト死んだらやだし」

別種類の妖魔は同じ程度の強さなら縄張りで揉めるし、片方が強ければそっちが縄張りを取るのであまり一緒にはいないんじゃないかな、と。
死なないのが一番という言葉には頷いて。

「うん、おかしな痕跡とかなかったからね、もう少し違う場所に移動したかなぁ。
街から出る時は、色々持ってきてるよ、討伐は特にね…状況が変わる事も多いし」

採取依頼などは慣れていないが、討伐は慣れたもので、状況の変化に対して対応するために荷物は持ってきてると。
近くの木で鳴いている鳥の声等を、聴きながら、印をつけて歩いて。

「ん…これは、人じゃないし、動物でもないから妖魔だと思う」

人ならもっと丁寧だし、動物なら解体はしない、となれば答えは少なくて。
少年にうなずくと、周りを見渡して、耳を澄ます。

フェルト > 「そういう戦い方は人間相手と変わらない感じなんだな。
前のを相手にしてる間に後ろからやられるのは怖いよな。
……受ける前にそう言うのを教わっておくべきだったか…?」

少女の言葉にその辺りは人間相手と同じなんだと何度も頷き。
妖魔や対人の戦闘は不得意な自分には少女の言葉は本当に為になり。
むしろ受ける前にその辺りをもっと詳しく聞いておけばと後悔すら見せて。

「それで妖魔を見ない場所は見ないし、一種類しかいないのが多い訳か。
俺は一人で行動が多いから大胆に動くのがむしろ苦手なんだよ……本当に頼むな、師匠。
俺もロスティンを死なせたくはないな、だからやばい時は迷わずに逃げるぞ」

てっきり強い者が弱いものを引きつれるのかと思ったが縄張り争い優先と、そこは人間と違うのかと感心し。
死にたくないし、死なせたくもない。なのでやばい時は迷わずに逃げると告げておく。

「移動してると探すのが大変だよな……。
俺もやっぱ持つべきか…日帰り依頼しか受けないから失念してた」

採取で日を跨ぐことは先ずなので荷物は本当に軽装でしかなく。
印をつける事を最初は不思議そうにしていたがそれが帰りの目印と直ぐに察して。

「やっと痕跡ありか……後は見つけるだけだな」

残骸は狩られて少し経っているようだがこの辺りに居るかもしれない。
少女が周りを見回すのに合わせて周囲を警戒、微かな音や臭いにも気を配り。
微かに聞こえる自分たち以外の音を捉えれば静かに大ぶりのナイフに手をかけて。

ロスティン > 「妖魔って大体が人型だからね、戦い方は人に近いよ。
そうそう、見えない場所があるのが一番怖いんだよね、さっき言ったみたいに背中に何かあれば、二人なら死角はほぼ無くせるから。
あはは、確かにそうだったね、失敗失敗」

人型相手なら人間と似た感じになるのはほぼ確実で。
死角さえ潰せれば、丁寧に戦えばある程度までは行けるから、と少年の背中をポンと叩いて。
そういえば今回は少数という話だったので、群れ関係の話はしてなかったな、と苦笑して。

「うん、ボクはそう教わったし、実際討伐で複数種類の妖魔がいる事はほぼ無いね。
ボクも一人が多いからね、そこは判るよ…いや、師匠ってがらじゃないし、照れくさいから止めてよ。
そうだね、逃げる時は一緒にね、疲れるからあんま使わないけど攻撃魔法も使って道は作るから」

ほぼ無いのが実情で、その例外が特殊な固体や魔族など、余りにも格の違う相手が率いてる時だからと、ほおをかいて。
いざとなったら逃げるとうう言葉には素直に頷いて、魔力消費が激しい範囲系魔法で道を作るからと微笑んで。

「妖魔がこっちの都合で動くわけじゃないし、これが洞窟とかだとあんま動かないけどね。
討伐の時は、持ってた方が良いと思うよ、特に場所が確定じゃない依頼はね」

相手も生きているので得物を求めて移動してる事も多いからねぇと、苦笑し。
採取依頼で薬草相手に四苦八苦していた少女は、討伐依頼ではなぜ採取の時にしないのかという程に、手際が良かった。

「そうだね、んー…死体の状態的にそんな遠くないと思うし、血痕追えればいると思う」

雑な解体だからこそ、血痕なども周りに多い、その中で此処から離れている物を探せばと、少年に提案し。
警戒しながら、何処かにそう言った跡がないかを、」じっと見つめて。

フェルト > 「人に近いなら多少はやりようがあるか。
此処が貧民地区ならどこに何があるか判るんだけどな。なら戦うならこの辺なら木を後ろにか。
いや、俺も気が付いてなかったしな」

貧民地区でごろつき相手をする事はあるのでそれならやりようはと口にし。
自分と少女、木を背にすれば大丈夫だろうと多少楽観的、背中を叩かれるとそうするかと。
そして完全に少数と言う事で群れという考えは頭になく。

「複数種類がいる事はないのか……覚えとくよ。
一人だと普通そうなるよな?いや、俺は戦い方を教わってるし師匠で会ってるだろ。
当たり前だろ、一緒に逃げるぞ。もし魔法を使って倒れたら背負ってくから安心してくれ」

ほぼないと聞けば、そういう時は確実にやばい訳だと覚え。
魔力消費で倒れたら背負うから安心してくれと笑って。

「それで動くなら討伐依頼も出ないよな。洞窟なら火責めで楽なんだよな…。
そうだな、次からは持つようにするわ。移動する奴は面倒だな…」

巣に籠ってるなら楽なのにとつい零してしまい。
採取では自分が手際が良く、討伐では少女が手際が良い、無事に帰れれ場必要最小限を教わろうと決めて。

「そう言うのは得意だ、任せてくれよ」

結婚を追えばと提案されれば、得意だと告げ。
周囲警戒はいったん任せて残骸に近寄り身を屈め、血痕や引き摺った後を丹念に探し。
そして微かに残るそれを見つければ、あっちだと更に奥に続く痕跡の先を指差して。

ロスティン > 「だね、基本人と同じ場所に致命傷になる弱点があるし、目つぶしなんかも使えるからね。
街中だとまた戦い方変わるけど…うん、出来る限り大きな樹がいいかな。
こんど、そう言う事も教わってる事教えるから」

それこそ、心臓と頭は上手くすれば一撃で終わる可能性もあるし、視力に頼っている事も多いので絡め手も使いやすい。
大きな樹なら、登ったりするのも難しいので、上も取られづらいからと説明し。
こんど色々教わった事や、経験したことを教えると約束して。

「うん、だからこそ別種類ば一緒に居たら引き返した方が良いよ、大体はやばいから。
そうなるね、ボクも無駄に戦いたいわけじゃないし。それでいったら採取依頼の事教えてくれるフェルトも師匠だよね!
うん、えへへ…その時はお願いね、倒れる位使ったら、森が危ないからそうそうしないとは思うけど」

覚えておくという言葉に、安心したように、一度言いを吐いて。
倒れるまで魔力使ったら火事になりかねないけど、いざとなっら使うかもだからよろしくと。

「まぁ、基本的に人に歯が良しか無い相手だからね。拠点がある相手なら奇襲もしやすいしねぇ。
色々持っておくと何かあった時便利だし。うん、多分だけど餌になる動物探してるんだと思う」

拠点がきまってるなら、色々と手段も取れるからねと、呟いて。

「うん、私も判りやすいのは何とかなるけど…ボクは周り気を付けるから、お願いね」

斥候メインの少年の方がそこは得意なのはわかっているので任せて。
自分はその間の警戒を続ける。
鳥の声や、一寸した草の音などを聞けるように耳を澄ませ、すぐ動けるよに体勢を整え。

フェルト > 「それならややるようはあるな、そう言うのは得意なんだ。
大きな樹か……この辺にあったかな……。
よろしく頼むな、これから受けてくなら覚えておく必要があるし」

致命傷となる部位も同じなら人間相手の卑怯な戦法も使えるなと。
説明を聞くとそれならと大きな樹を探すように視線を巡らせ。
教えると言われれば頼むと頭を下げて。

「判った、その時は迷わずに逃げるか。
こういう時にお互いが戦いたがりじゃないのっていいよな。そうなるか……?
任せてくれ、これでも力はあるからな。それは……別な意味でやばいって」

好き好んで危険い飛び込む趣味はないと頷き。
それはそれでマズいと、出来るだけそこまでやらない方向で頼むと。

「それに拠点があるなら集まるまで待ってもいいしな。
なるほどな……だったら揃えるしかないか。餌探しなら…数は多そうか?」

それだと本当に楽なんだよと返し。
餌探しと聞くと数が多いのかと考えて。

そして任されれば見落としがない様に探し。
痕跡を見つけそちらに注意を向け……
見つけた痕跡の方向から聞こえ始める足音、その足音の主、小柄な妖魔が姿を見せれば…。

「一匹来た…!」

それだけ告げナイフを抜き放ち切りかかり倒そうとする。

ロスティン > 「フェルトは喧嘩慣れしてるからね、人型相手で普通の妖魔なら問題ないと思う。
出来れば、だからね…あっても遠かったら使えないし。
うん、代わりに採取系はたよらせてね」

喧嘩や血などに対して抵抗が無ければ、普通の妖魔なら問題はほぼ起きないだろと。
場所に気を取られすぎても危ないからね、と注意して。
そこは互いに知らない部分を教えあおうと、微笑んで。

「うん、一旦ギルドに持ち帰って報告して、かな。
あはは、ある意味で経験の為に討伐依頼受けてるからね、死んだら終わりだし。そうなるよ、教えてくれてるもの。
うん、結構力あるのは知ってる。最大火力って私の場合は、一寸ね、前に教えたアレ関係でおかしいんだ」

修行のための冒険者であって、スリルを求めている訳でも無いのだと、苦笑し。
少年に伝えた、少女のある意味での秘密がある為、全開時の火力は少女の力量を越えすぎている。

「そう、拠点があるって事は集まるって事だから、それこそ範囲魔法とかで一気に減らせる可能性あるし。
だね、痕跡をみつけて…んー、実際見ないとだけど、二桁は行かないんじゃないかな」

二桁行くようなら、何処かしらで拠点を作るだろうし、彷徨っているなら多くても5,6匹じゃないかと。

少年が見つけた痕跡の方を見て、音がしたのに気づいて。
拳を構えて、小柄な妖魔が姿を見せ、それに対するように少年がナイフを抜いて、切りかかるのを確認して。

「了解、後続がいないか注意するから、出来ればそのまま倒しちゃって
後から来たのは、ある程度もたせるから、ねっ」

少年と妖魔を少し視界に収めながら、更に周りを注意する。
小柄な妖魔という事は、恐らく数で押してくるタイプだろうと当たりをつけていれば。
続いて出て来る、数匹の妖魔、それにに対し、牽制の為の小さな火焔弾を放って、気を引いて。
近づいてきた妖魔を、あしらいながら少年に声を掛ける。