2021/11/22 のログ
ピッチ > 樹の根元に座り込み、幹に背中を預ける。
夏から秋へと移り変わろうとしている季節は、森の夜でも過ごし易く。
そのままぼうっと虚空を見上げることしばし、
少年は双眸を閉ざす。
一、二時間もしたら、夜明けに都に着くペースで動こう、と考えながら。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からピッチさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森の奥」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森の奥」にルエラさんが現れました。
クレイグ > あまり人気のない大量採取依頼、これを引き受け、ポーターとしてルエラを雇う事にした。
普段背負っているバックパックをルエラに預け、自分は三個の水袋に、干しベリーの入った小袋。
大きめの革袋を肩に掛け、武器を背負った軽装。
他にも細々としたものが入った小袋なども腰にはあるが普段に比べればほとんど荷物はないようなもので。

「一応速度はお前さんに合わすから、きつければ言ってくれ」

ルエラに声を掛け、目的の薬草がある森の奥へ進んでいく。
運が良ければ魔物などはいないが、今回はどうなる事やら。

森の中だと主武器を使うには木が邪魔になる事も多い、盾として使う事はできるが。
ともあれ着く前から考えても仕方ない事だしと、警戒しながら進んでいく。

ルエラ > 丁度仕事がなかった時にポーターとしての依頼がありそれなりに交友のあるクレイグに雇われる。
預けられたバックパックを背負い、武器や手放さない水袋を持つ男の後ろをついて歩き。

「大丈夫だよ。まだ荷物は軽いし歩くのは慣れてるから」

掛けられた声に大丈夫と笑みを向け共に森の奥へと進んでいき。
森の中という以上魔物や獣が出るかもしれないがその時はその時。

自分が愛用する武器はこういう場では不向きだがもし戦闘になればクレイグに任せ、自分はどうしてもとなるまでは下がっているつもり。
警戒は既にしてくれてはいる一人よりも二人の方がいいだろうと後ろの方に気を配って。

クレイグ > 目的地自体は森の中を歩いて半日と少しはかかる場所なので、その少し前で一回野営を挟む予定。
食料は余裕を持たせて5日分を、水など2日分は持っている、こちらは野営予定の場所近くで小さな泉がるのでそこで補給も効くはずだ。
そこら辺の情報はルエラとも共有済みで。

「ま、そこは信用してるからな、っと」

前に立ち、伐採用の鉈で木立を打ち払いながら進んでいく。
普段背中にあるバックパックが無くて動きやすいのは、ポーターを雇う一番の利点だろう。
帰りなども採取物の事を気にしなくて済むのもありがたい。

ルエラ > 事前に聞いてた話では目的地までは何もなければ半日の予定。
強行軍をする必要もなく途中で野営を挟むゆっくりとした依頼。
その予定ではあるが食料や水は予定よりも多く、その事に過剰と思うのではなく準備がいいと思っていて。
しかも水の補充も出来るはずのプランという事に今回の仕事はむしろやりやすく。

「あ、でも走る時は言って欲しいかな。強化魔術をかけるから」

鉈で歩きやすくしてくれるクレイグの背中に声をかけ。
預かっている以上荷物の安全が第一、その為の魔術をかける事を告げ。
特に今回は採取依頼なので採取物を駄目にする事だけは絶対に避けたく。
ポーターとして雇われた以上、荷物の安全は絶対というように軽い口調で伝えておき。

クレイグ > 少しずつ森が深くなっていく、足元も短い草や木の根っこ等があるので、気を付けながら歩き。

「了解、走るときは一声な」

その声に応えながら、ある程度雑談しながら奥へ進んでいく。
臆病な動物などなら森に普段聞こえない人の声などを聴けば逃げるし、襲ってくる相手は声が聞こえなくても大体襲ってくる。
熊除けの鈴に近い感じだろうか、そんな事をもいながら歩いていると。

森の中で少し開けた場所、以前誰かが使った焚火の後らしき物がある場所にたどり着く。

「ここら辺で野営だな、そっちの奥に泉があるから、水と食事の準備頼んで良いか、薪になりそうな枯れ枝少し探してくる」

目標の方向から少しずれた方向を指さして、泉の事を言って、近くの茂みに入っていく。
一応途中歩いてきた場所にあった枯れ枝などは、ルエラに拾って貰ってはいるのだが。
少し多ければここに置いていっても枯れ枝だから問題ないだろうと、本格的に探し始める。

ルエラ > そう言えばこの国に来てから山道や街道は良く歩くが森の中は久しぶりだと思い出し。
先はクレイグが歩いているので心配はなく、木の根に足をかけるという情けない事にならないようにだけ気を付けて。

「一応魔術で保護しないと荷物が駄目になったとか…ポーターとして笑えないから」

こちらの都合も判ってくれるので本当にやりやすいと笑い。
雑談をしながら歩けば向かってくるのは凶暴な動物か物好きな野盗ぐらい。
むしろ退屈しないで良いと適当な雑談を交え話を振ったりとして。

「前に誰かが使った後もあるし丁度よさそう。
いいよ、そう言うのは任せて。枯れ枝は多めでお願いね」

少し開けた場所に出て、そこで野営をすると聞くとバックパックを下ろして大きく背を伸ばし。
泉がある方向を指され食事と水の準備を頼まれると任せてと返事を返す。
クレイグが茂みに入って行くのを見送れば自分の荷物から大き目の水袋取り出し泉へと向かい。
指された方向の泉にとつけば水浴びによさそうと思いはするが今はそんな時間はなく水袋へと水を汲み。
それを手に野営地へと戻れば焚火の後に簡単な釜戸を汲み、そこに鍋を載せては水を注ぎ、途中で拾っていた枯れ枝で火を起こしては食事の用意を始めて。

クレイグ > 余り離れすぎない距離で枯れ枝と、少し大きめの枯木を担いで持ち帰る。
枯れ枝は、焚火の傍にまとめて置くと、枯木を鉈で割っていく。

「こんなもんで大丈夫かね、そっちはどうだ?」

枯木を割ったのを椅子代わりに焚火の近くに置いて。
腰から外した小袋の一個から、干しベリーを取り出して、一つかみ口へ放りこみ。
声を掛けて、ルエラの方を見る。

食事の準備などを確認しつつ、開けた場所の足元低い位置で何か所かロープを張って、それぞれに枯木を二個合わせた物を括り付ける。
簡単な鳴子の様な物を設置していく、とはいえぱっと見て獣道っぽい、下草の少ない場所に、だけだが。

「一応、簡単な鳴子かけたからな、飯の時場所は教えるな」

ルエラ > 火をおこし鍋で湯を沸かしていき、少し沸きが遅いかと思えば短い詠唱を一つ唱え。
そうすれば一気に沸騰を始めた鍋の中から少しお湯をカップに移し、後の湯に乾燥野菜に干し肉を入れて煮込み始め。

「今日は簡単なスープにしておくよ。黒パンに合う味だから安心していいから。
結構とってきたね」

置かれた枯れ枝と割られた枯木を見ては一日二日なら過ごせそうと冗談のように笑い。
干しベリーをくちにするクレイグに作っているものを説明しては視線を返し。

ある程度乾燥野菜や干し肉が水分を吸い柔らかくなったのを見ればいくつかの調味料を入れて味の確認し、悪くないと一人頷き完成として。

「それも私がする仕事なのにごめんね。流石にかかりたくないしお願い。
こっちも準備は出来たよ」

鳴子の位置は大事な事なのでしっかりと聞こうと頷き。
クレイグが鳴子の設置を終えて戻れば荷物から器を取り出しスープを盛りつけ、黒パンと白湯と一緒に手渡して。

クレイグ > 「スープか、暖かいのはいいな…しかし、その簡単な魔術でも便利そうだよな」

枯木に座って、ルエラ用に置いた枯木の上に小袋を一つ、中身は干しベリーで小分けで持っている様子。

「時間があったからこれくらいはな…専門的な物は無理だが。
おう、あんがとさん…そっちは良かったら摘まんでくれ」

黒パンと白湯を受け取って、小袋を示して。
黒パンをちぎり、口に放る。

「やっぱ、硬いな…それでも余裕ある野営だから大分マシだけどな」

結局スープも含んで飲み干していく。

ルエラ > 「準備をしてもやっぱり冷える時期だし、温まる意味でも丁度いいと思ってね。
私のオリジナルでお湯が沸きやすくなったり火の勢いが強くなるから野営だとそれなりに便利かな」

自分用の枯木の上に置かれた干しベリーの小袋を手にして枯木に座り。

「ここに拠点を据える訳でもないし一夜だからそれで充分じゃない?
もっと凝ったのを作りたかったけどここだしそれで勘弁してね。
これ好きだし食後に貰うよ」

小袋の中身を見てデザートにしようと決め。
焚火と釜戸だからこの辺が限界とちょっと残念そうに笑い、クレイグが食べるのを見てから自分はパンをスープに漬けて口に運び。

「柔らかい白パンを野営で食べるのは難しいから。
それでも乾パンよりはまだマシだし…その分スープは味は良いと思うよ」

肉や野菜のうまみに温まったりスタミナが付く調味料を使ったスープ。
少し強めの塩気も依頼中の野営では丁度いいはず。
自分でも味わいながら、美味しいでしょ、と話しかけて。

クレイグ > 「この時期は昼間暖かかったりするが夜一気に冷えたりで油断できないしな。
湯の準備は時間かかるから、確かに便利だな」

ううむと唸りながら、黒パンを齧り、スープを飲み込む。

「確かにそうだな。
此処でこんだけできれば十分だと思うが」

食後にとの言葉には手をひらひらさせつつ。

「白パンは、精々最初の一食目で食えれば程度だよな、時間たつと傷むし。
乾パンはあれだ、ふやかさないで食うと、阿保程硬いし、口の中の水分一気に持っていかれるから」

干した物でも肉や野菜が入っているだけでも野営時だとごちそうだ。

「美味いな、自分で作ると塩くらいしか入れないから余計にな。
さて、食事終わったら順番で見張りか、前と後どっちがいい?」

身に沁みついているのか、食事は味わっている様子はあるのだが、終えるのは早い。
そして近くにあったバックパックから毛布を引き出して、マントの上から羽織る。
寝ると言っても二人なので、お互いに浅い眠りになるだろうが。

ルエラ > 「その辺りを考えない雇い主もいるから余計に油断できないから。
クレイグはそう言う心配がないから私としては大助かりなんだけど。
仕事が終わった後に教える?」

この程度の魔術なら広めないを条件に教えても良いかと考え。
パンとスープを口にしては時々に白湯を飲んで。

「もし山小屋だったらもっと手の込んだのもできたんだけど」

そこは少し残念とは思うが文句どころか十分と言われ頬が緩み。

「あれはちょっとした贅沢品ね。持って来ていたら今頃ペッちゃんこかも。
あれはあれでスープに入れたら結構いけるって知ってる?」

干し野菜に干し肉のスープで一緒に煮込めばお腹も膨れて美味しいとちょっとした使い方を説明して。

「塩だけだと味気ないから少し味を足してるの。
大蒜に生姜を入れると温まるし味も変わるし一石二鳥だから。
だったら……私が先で。先にクレイグが休んで」

食事はゆっくりと食べる派ではあるが野営中ではさすがに早く食べ。
先の見張りを申し出れば荷物から分解された槍を取り出し組み立て。
浅い眠りなので先も後も変わりはないのだが、そこは依頼主を先に休ませる気遣いを見せる。

クレイグ > 「あー、そこら辺は大変だな、一人だと自分が困るだけだからな。
一応冒険者としても10年以上生活してるしな。
ありがいたいんだが、魔術関連は一切無理なんだ、魔力はあるらしいんだが外に出せない」

おかしな体質で困ると、苦笑しつつ、礼だけ言って、スープを飲み切る。

「たしかに、山小屋なら囲炉裏くらいはあるだろうしな」

この近くにはなかったなと、少し考えて。

「柔らかすぎて持ってきにくいからな。
スープにか、あんまそういう喰い方はした事なかったな」

その説明を聞いて、感心しながら。

「俺とかは、塩分、水分、甘い物、果物とかでしか分けて無いからな。
大蒜と生姜か、今度からもっとくかね。
了解、そんじゃ先頼む」

食事を終わらせて、肩口に斧盾を抱え込んで、座った目を閉じる。

「おっと、最後に一個…そっちの少し先に、少し穴掘っといたからな」

一瞬目を開けて、泉と反対方向を指さして、目を瞑る。
何用とは言わないが、一応は気遣いなのだろう。

ルエラ > クレイグの言葉に流石はベテランと感心し。
説明を聞けば本当に変わった体質だと思ってしまう。

「最低でも囲炉裏、運が良ければ石窯があったりするからレパートリーも増えたりするの」

もしその二つがあれば同じ材料でももっとごちそうになったのにと残念そうにして。
しかし直ぐに笑みを浮かべ冗談だというように見せて。

「パンの為に荷物を減らすのも死活問題だし。
こう……良い感じにスープを吸い込むから美味しいのよ」

機会があれば一度試してというように勧めて。

「もう少し何か持った方がいいと思うんだけど…水分にはお酒が入ってそうだし…。
その二つは寒い時と体力維持に役立つからお勧めね」

そしてクレイグが斧盾を抱えて目を閉じれば先の見張りの間にと簡単に器と鍋を片付けはじめ。
最後に告げられた言葉は気遣いは判るのだがやはり恥ずかしい事で赤くなってしまい。

クレイグ > そのまま、何事もなく、翌日の朝を迎える。
少し前にルエラに声を掛けて、朝食の準備を頼み。

自分の分の荷物を纏めていく。

「飯食って、出発、少し行けば目的地だから、採取だが。
量が多いから時間はかかると思うんで、採取後此処に戻る感じで良いか?」

纏めながらルエラに声を掛ける。
行程確認だ、細かく見えるが、急増のコンビであるし、そうでなくても見落としがないかを確認するのに、大切な作業。

「採取時はメインがルエラになると思う、一応俺もするが警戒優先で行く予定だ」

そう言いながら、まとめた荷物はルエラの荷物近くに置いて、装備類の確認に移る。

ルエラ > 何事もなく朝になればクレイグの言葉に朝食の用意。
食べれば移動をするので火を使う物ではなく黒パンに干し肉を挟んだ簡単な物を準備をして。

「雇い主はクレイグだし私はそれで大丈夫。
もう一度ここに戻るならそれなりに量も採取できそう」

荷物をまとめているクレイグに朝食を手渡せば自分も朝食を口にしながら荷物を纏めはじめ。
息が合っているようには見えるがそれはまだ移動と野営をしか行っていないから。
この先は採取だけの予定ではあるが何があるかもわからず、こうして確認をするのは大事な事で耳を傾け。

「出来る限り早く採取はするけど何かあればその時は指示をお願いね。
私も警戒はするけどクレイグほど得意じゃないから」

分かったと頷きながら近くに持つを置かれるとバックパックに仕舞い背負い。
前日とは違い手には昨夜に組んだ槍を持ったまま、戦える準備も整え。
火が消え荷物の確認が終わればいつでも大丈夫と声をかけて。

クレイグ > 「それじゃ、そんな感じで頼む」

行程と採取時の役割分担を確認して頷いて。

「そんじゃ、いくかね」

採取場所は比較的広いのだがそこに行くまでは、斧盾は使いづらそうな地形。
なら初めから背中に背負い、道中…もう少しだが…は戦闘はメイスの方が良さそうか。

そんな事を考えながら歩きだす。
幾つか出やすいモンスター入るが、あまり会いたくないのは植物系か、森の中なので火を使えず、打撃は効きが悪い。
斧盾は効果は高いが狭い場所で使いづらい。
何はともあれ、この先で出るか出ないか判らないのだが。

ルエラ > 行程と役割が決まれば後は目的地へ。
クレイグの声と共に出発をして。

「森の中って私の獲物は使いにくいし……。
何か予備の武器もを持つ方が……でも私は戦闘はしないし…」

藪の中などを確認をするには丁度いい槍。
しかしもし何かいれば突くならともかく振るう事の出来る場所は殆どなく。
もし何か現れれば状況次第で戦う事となるのだがこの場では不安があり。
前日よりもより周囲を警戒をして目的地へと足を向けて。