2021/11/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 ダンジョン 餓鬼窟 」にスピサさんが現れました。
スピサ > 背中には生地の間に補強材を仕込んだリュックを背負い、腰には鞘 左腕には小盾
冒険者用の装備でこの洞窟にやってきたスピサは、松明を片手に人によっては迷信や噂などもある
この餓鬼の洞窟へとやってきた

探検好きほど、好まれない洞窟と言われている
原因は窪みに溜まる有害な空気 より別の道につながっているかもしれないという
冒険心をくすぐる制覇達成の欲を出せば、その場所へ赴けば汚染された空気で倒れ伏すだろう
火をつけても引火しない ガスとは違うそれゆえに確認程度では気づけない

しかし洞窟の規模的に、時折ゴブリンやトロールが住まう幅広な道となっている
しかし一定時期を過ぎれば勝手に離れていくと言われているのは、上記のせいだ
そんな洞窟の中へと、単身赴くのは今の時期、この洞窟の中の住み着いている者がいないからだ
ゴブリン狩りでもなければトロール狩りでもない
スピサの目的は、今回は死肉漁りのような行動と呼べるもの

「……。」

先端を銛のように裂き、中に油分を多く含んだ木のみや削りだしの油樺の木皮を詰めたもの
火の勢いも強いそれを手に、内部探索に乗り出す
規模は一つの窪地を覘き、石を蹴りこむと下の広さと深さもそれなりな様子だった
二階層のこの洞窟の中で、スピサの目的はこの一階層だ

スピサ > ゴブリンやトロール
人間の道具を拾い上げ、使用することもあるせいか
時折優秀な武具を拾うこともあるかもしれない
物語にも出てくるような展開はいくつかの話に書き込まれているだろう

しかしそんな確率よりも、スピサの目当ては自前で用意されている
ゴブリンやトロールのもつ、棍棒や自然鉱石を割り削り、使用している斧や槍である
抽出も鍛えもしていない 硬く鋭い鉱石の中でも、トロールは自然のままで使うし
研ぎもしなければ鍛えもしない しかし黒曜石とは違い、錆びに強い鉄を含んでいる石を使うことがある

ゴブリン鉄鉱やトロール鋼と呼ばれるような、錆びに強く雑に扱っても痛まない類の鉱石類
それを使用している武器を目当てに、スピサは此処に訪れた

賢いゴブリンや、ふんぞり返るトロールほど、そういったものを使うだろう
優秀な武器を求めるものは、人も獣鬼も変わらない
鑑定は後回しにするように、大方の判断で自作されているだろう
原始人が拵えたような斧や槍 ナイフなど 拾い上げていく

最も、柄の部分は必要ないせいか、折ったり割ったりとしての作業だ
獣鬼 小鬼 肥鬼 のようなものらが判断して使う類は、人が選ぶ鉄とはまた違う
それを使ってみたがるのも、鍛冶師の癖だろうか

「やっぱりあまりないな……。」

そう言って、一階層をめぐり終えたとしたら、目が行くのは窪み
下へ続く斜面や時折壁と地面の境目に空いている穴の中などだ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 ダンジョン 餓鬼窟 」からスピサさんが去りました。