2021/10/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にピッチさんが現れました。
■ピッチ > まれびとの街道の側面に生い茂る森。
分け入ってすぐ、と言っていい場所にその泉はあった。
都のすぐ近くということもあり、危険度は低いと言い切ってしまえる。
しかし、それでも魔物が出ることもあり、ここを休憩スポットとして利用するのは一部の者に限られていた。
冒険者を筆頭に、市壁の外での活動に慣れた者たち。
ポーターである少年もそのうちの一人である。
真夏には、ある程度の自衛手段を持つ者たちの、水遊びなどのレジャーにも用いられている泉は、清らか。
たまに先客と出くわすこともある泉も、今日は静かで、少年は虚空を見上げて休息中。
青白い光を放つ、蛍めいた光虫が辺りを飛び交い、天然のライトとなっており。
■ピッチ > 樹の根元に座り込み、幹に背中を預ける。
夏から秋へと移り変わろうとしている季節は、森の夜でも過ごし易く。
そのままぼうっと虚空を見上げることしばし、
少年は双眸を閉ざす。
一、二時間もしたら、夜明けに都に着くペースで動こう、と考えながら。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からピッチさんが去りました。