2021/10/11 のログ
ハシュレイド > ふと気付く、そういえば本来此処は森の奥、動物や魔物が多かったはずだが。
視線が向かうのは少女、あぁ…なんか、判った気がした。

「そういう訳で好みなんだ、何度か試してみるがいい」

あの時はしばらく味も判り辛かった、食事の楽しみが減って少し凹んだものだ。

「あぁ、これか…売ってるのかね、少なくとも今俺が使ってるのは教えて貰ったのを自分で少しアレンジしたのが大半だな。
使いたければ教えるぞ、一子相伝とかじゃないし、魔力もほとんど使わないし」

攻撃魔法が使えない俺でも手軽に使えるくらいだしな、と苦笑しながらそう言って。

「そうなのか健康で良い事だな、俺も料理をきちんとするようになってからはそんなことは無くなったが」

食べ物のスケールの違いには気づかずに。自分の分のスープを自分のコップにいれて。

「ほら、お代わりだ…まだいけそうだし、追加するか」

更に薬草を乾燥させ、バックから具材などをとりだして、今度は大きな鍋で作り出す。

「そっちのスイートポテトも、甘いクリと芋えらんだから、あんまり砂糖は使ってないが十分あまいだろう」

自慢の一品の様で、自分でも一個食べて、味にうなずいている、

ラファル > 「何か有ったー?」

 自分を見ているハシュレイド、視線が自分を通り過ぎて、何かを見ているようで。
 とてたー。と軽快なステップで走って戻って、首をことーんと傾いで問いかける。
 隠さずに教えろーと、全身が語っているようにも見える幼女。

「あいっ。5日はだめで。
 他の日は……うーん、1日分から始めていったほうが良さそうね。」

 辛味、と言うのはつらみ。
 彼の言う通りに、余りにも辛いと、舌が馬鹿になって使い物にならなくなるし、気を付けないとなーと。
 少しずつ試せばいいか、と頷いて見せるのだった。

「うん、灯りの魔法とか、生活に必須な魔法とかは、売ってるみたいだよ?
 まあ、魔法で売るよりも、魔法機械で売るのが最近の主流みたいだけどねっ!
 あいっ、あとでおせーて!」

 様々な手法を覚えるのは良い事だ、師匠も言っている。手法と言うのは手札で、状況を弁えて使うのは必要な事、と。
 だから、教えてくれるなら、学ぶのは良いね、と、にっこり。

「うん、何時も元気だよっ☆」

 幼女の姿を見れば、体の頑丈さは折り紙が付くだろう。
 この秋の夜に、半裸で居るのだから。
 薄い胸を張って、えへんぷい、とどやぁ、な顔を。

「んむむ。」

 そして、幼女は美味しい物をもしゃもしゃもちゃもちゃ、食べることに集中する。
 お肉、ジャーキー、生ハム、スープ、デザート。
 もしゃーりー、と食べ終えてから。
 けぷ、と、軽く息を吐き出してから。

「――♪」

 ぺとーん、とハシュレイドのせなかに憑りつく。
 すりすり、すりすり、と顔を擦り付ける。食事を邪魔しない程度に。

ハシュレイド > 「ラファルは頼りになるなと、思ってな」

ぽんぽんと頭をなでて、微笑みながら。

「そうしとけ、好みは人次第だから、好きな味で使うと良い」

適度な辛みは食欲をまして、健康的にもいいんだがな、そう思いながら。

「あぁ、たまに見かけるような気もするな、魔法も魔法機械も。
使わないから気にしなかった」

あっけらかんと笑いながら。

「んじゃ、食事おわったら帰りながら教えるか、多分ラファルなら…出力調整だけきをつけてな。
一応リミッターみたいのは術式に組み込まれてるけど、魔力込めすぎるとリミッターとぶから」

そういいながら、大鍋で作っていたスープもできたのか、深皿にそれを盛り付けて、差し出す。

「元気で何より、お代わりだぞ」

幸せそうに食べて、背中にすりつくラファルをのまま受け入れて。

「おかわりもすんだら、そろそろ戻るか…野営しても食うものはあるけど、どっちにする?」

小さなバックには色々な食材や調味料などが入っているのだろう、本人が美味い物を食うための努力を怠らないので、冒険に出るときは最大限の準備はしっかり整えているらしい。

ラファル > 「にひー。どんどん頼って、良いんだよぉ?」

 にやりん、幼女は目を細めて口角を吊り上げて、ニマニマ笑って見せる。
 判って居るなら、言うことはない。
 なので、その後をどうするのかを決めてくれればいいから、と。

「あーい。
 でも、6日以上辛くしたら……むしろ、使えそーだよ、ね?」

 料理は、食べるだけではない。
 例えば、外側から包んで、辛さを映して調整するという手法もあるはずだ。
 いろいろのやり方を考えて、にししししし。と笑う姿は、悪戯っ娘で。

「駄目だよ、ハシュレイド、流行は、即ち世間の流れ、だよ?
 追いかけることはなくても、気にしておかなきゃ。」

 はやりに乗るかどうかは別として、流行を知っておくことは、大事な事だ、と幼女は言う。
 金色の目は、じぃ、と、ハシュレイドの目を見やって居た。

「ふーん……?りみったー。分かったー。」

 後に教えて貰えるなら、質問などは後に回す。
 今は、大事なのはご飯なのだから、食事に全身全霊を回す幼女が、此処にいる。

「おかわりいただきま!」

 差し出されるお変わりは、先程よりも多くなっていて。
 うまうま、うまうま、と幼女は楽し気に食事を、飲むような勢いで、食べていくのだった。

「野営で良いんじゃないかな?
 夜の移動は想像以上に疲労をするし。疲労は大変だよ?
 それに、魔獣や、魔物、盗賊は夜に動くし。
 それなら、安全な所で、休んで朝に動いた方が良いと思う。」

 そのほうがいいよー?背中に、ぺったりと、張りきつきながら、休憩しておこ?と。

ハシュレイド > 「そうだな、頼らせてもらうか、一応自衛はできるから、撃ち漏らしは気にしないでもいいぞ」

笑うラファルに毒気を抜かれつつ。

「あぁ、直接じゃなくて間接りようか、ありかもななんか考えてみるか」

そういわれれば、そっちは考えていなかったな、と思い。
中々鋭い事をいうものだと感心。

「ふむ、情報はぶきだしな、確かに気を付けるようにするか。
忠告ありがとうな」

言われるとおりだと納得し、頷いて。

「細かい事は実際使う時にきちんと説明するから、まぁ安心してくれ」

おかわりがどんどん消える様に、ある意味で気分良さそうに眺めて。

「それじゃ、少し広い場所移動するか、来る途中良さそうな所あったし」

背中に張り付かれながら、あんまり重さを感じて無いかのように、以前の硫黄にタルを取り出し、水と食器を入れ綺麗にして、乾かしてしまい込み。

「軽いからそのままでもいいけど、何かあったらよろしく」

そういって、野営場所に目星を付けていた場所へ歩き始める。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からラファルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からハシュレイドさんが去りました。