2021/09/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 ダンジョン 壁男 」にスピサさんが現れました。
スピサ > ダンジョン 壁男にて
自然地帯で発生した自然災害ではなく、故意に引き起こされた一種のモンスターパニック
過去に物語に出てくるような 鉄の巨人が立ち回る巨大な洞窟 壁に潜む影のように移動し続ける怪異
それらを思い出すかのように、一つの仕掛けをするだけで壁からボコリと出ずる土の魔人 銅の魔人 そして鉄の魔人
ゴーレムのようなそれらは、純正ではなく岩石群 鉱石群の場所を媒介に意図的に合わせて生み出されている

そしてゴーレムという素材は、岩石はともかく金属系統は希少
活きた金属 意思を持つ核 それらはうまく使えば蘇る金属や意志を持つ剣鎧となりうるだろうか
故に、冒険者ギルドから招集をかけられたいくつかの隊による討伐編成 それにスピサは混じっている
アタッカー タンク そして鑑定などが行える為か、鍛冶場で鉄を打つスピサではなく
冒険者スピサとしてこの群れの中で行動を起こすのは珍しいと言えた。
ゴーレムの少数?規模の討伐 及び素材回収 鍛冶師には魅力的と言える。

「……足音、聞こえるね。」

ピリっと張り詰めた空気が、普段のコミュ障な口ではなく
鉄を打ち続けるときのように漏らす

   ズシ ン     ズ シン  ズシ ンッ

聞こえる音はまだ遠い
辺りには、それぞれが明かり役として、多少色を付けて雇い入れたブルーキャップらがいる。
ゴーレムに見つかる前に明かり役を隠せばいいだけに、周囲を安全に手放しで照らす明かり役がいる中
スピサはスンスンと鼻を鳴らす

周りにどうか、と聞かれると首を振るう
スピサのチームが目的としているのは、アイアンゴーレム級
鉄の魔人がもたらす金属の肉と核である。
スピサの、足音からくる音色や匂い それを頼りに鉄が香る場所を中心に探っていくだろうか