2021/09/18 のログ
■ネフライト > 「うん、よろしく、タピオカ。
何だったかな…花じゃなくて、宝石?だった気がする、よく覚えてないけど」
笑顔を浮かべながら、自分の名前から何か連想をしようとしている彼女へとそれを教えようとするものの。
それもまた昔の話、さすがにはっきりとは自分も覚えていないのであった。
人である彼女なら、何らかの方法で調べられるかもしれないか、ともあるのだし。
「そうなんだ?それなら大丈夫かな…よくわからないけど。
とりあえず、でこっちなんだ…
でも、どうせわからないなら、タピオカが選んでくれたのでいっか」
そう思ってくれるなら、それで良いかというのが自分の考え。
遠慮なく貰って良いといってくれるなら、彼女が選んでくれたクッキーに目を向けて。
目の前まで寄越してくれたなら、スンッと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。
やはり変わらない甘い香りに、そのままパクンッと銜えてしまう。
彼女なら、そんな害のあるものを寄越したりしないだろう。
そう思えがこその行動で口の中へ、軽く歯を立てれば広がる甘い味に、モグモグと味わいながら一口で食べ切った。
「……ん、甘い、美味しい。
人の食べ物って、当たり外れがあるけど、これは当たり」
そして、ペロッと唇を舐めてから、ニッコリと笑顔をみせてそう伝えるのだ。
■タピオカ > 「なら、良かった!
ネフライト、こういうお菓子は大丈夫みたいだね。
じゃあいつか、僕の泊まってる宿部屋に遊びにおいでよ?
たくさん準備して、お菓子パーティ、やろ!」
彼女の花も綻ぶ笑みにつられるように。
自分も自然と笑顔になる。
相手をもっと喜ばせてみたいな。その気持ちで、またいつか、と部屋にて女子会開きたがるのだった。
「あー、ネフライト。
……唇の端っこのとこ、クッキーのかけらついてる。
とってあげるね?
――ん、……っと」
ふと彼女の細面の横顔の、その花の蕾のような唇に。
ちろりと舐めた舌が去った後に小麦色の粉破片が付着している事に気づいて。
悪戯っぽく微笑むと、顔を近づけ。
ちゅん。小鳥がついばむように、唇の端を自らの唇で優しく拭おうとする。
それが叶っても、叶わなくても。
少し気恥ずかしそうにこう続けるのだ。
「ね。ネフライト。
……僕もっと、ネフライトと仲良くしたいな。
ネフライトは、女の子同士って大丈夫?
いちゃいちゃ、えっちなことして……、良い……?」
■ネフライト > 「おかし、っていうの?それ?
うん、辛かったり、苦かったり、ってのは苦手なんだけどね、おかしは美味しくて大丈夫。
えぇっと、それは、タピオカの住処にって事?
たくさん食べれるなら、行ってみたいかも」
甘いお菓子の余韻を感じながら、彼女の言葉に一つ一つ考えながら答える。
自然に生きる自分にとって、そうした単語とは無縁なのだ。
どうしてもはっきりとした答えは出し難そうか。
「汚れてる?どこ?どこ?
……ん?」
食べさせて貰ったからか、どうやら唇の端が汚れてしまっていたみたいだけど。
それに自分で気付くのは難しいもの。
先に気付いた彼女から教えられ自分で取ろうとするも、近付いて来る彼女の唇がそれを拭う。
これで拭えたのかな?とキョトンとした様子で拭ってくれた彼女を見詰めるのだけれど。
「私と、もっと仲良く?
女の子同士、ってのは……」
彼女から気恥ずかしそうに続けられる言葉。
そんな彼女の言葉と、見せる姿に何かを察したのか、見詰める瞳が細められる。
「タピオカは純潔な女の子じゃないけど。
でもタピオカも女の子だから、大丈夫。
いきなりそんな事をいっちゃうなんて、タピオカって、本当にえっち」
クッキーの匂いを嗅いだ時に、彼女自身の匂いもすでに確かめていて。
だから、そんな彼女のお誘いには、嫌な顔一つもしていない。
浸していた足を水から出して、自分から彼女へと身を寄せるように抱き付き、その耳元にそんな囁きを。
彼女の身体の感触を確かめながら、フッと耳に吐息を吹き掛けた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からタピオカさんが去りました。
■ネフライト > 【ご相談の上、この場は中断と致します】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からネフライトさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森林地帯」にコルボさんが現れました。
■コルボ > 木々が生い茂る森林地帯。
その中を流れる浅く広い川。その傍に周囲の木々と比べて一際そびえる一本の大樹があった。
その半ばほど、人が腰かけても問題ないほど大きな枝に腰かけた男が、
川の水面に釣り糸を垂らしていた。
「……あー、駄目か。」
不意に、少し離れた場所から煙があがるのを見据える。
それは彼自身が施した仕掛け。
新しく作られた獣除けの道具。その試作品達。
それ等を実際に用いて効果がどれほどあるかの確認。
埋め火を応用した構造の装置を用い、その上に人の脂や肉を布で巻く。
その周囲に獣除けの品、香やマジックアイテムなどを設置していく。
それを品ごとに点在させて設置していた。
……品の効果を潜り抜けて獣が肉を食えば、重量物がなくなった装置が起動し
狼煙を上げる。
地図を取り出すと狼煙が上がった地点につけた目印に×をつけて。
「今回はペース速いな。まー、結構腐ってたしなあ……」
設置した肉は人間にして三人分。
設置された”彼等”ももう少し頭が良ければばらばらに解体されて
証拠隠滅を兼ねて獣に食われることもなかっただろうに。
設置して回るのに時間はかかるが、後は座ってるだけで
死体処理と効果検証の依頼が二つこなせる。
後は釣果が上々なら問題ない。要は半分休暇みたいなものだ。
■コルボ > 時間を置いて一つ、また一つと狼煙が上がっていく。
それをどこか他人事のように見届けながら、失敗する度に地図に印をつけていく。
残り三つ。処分する肉はもう二人分以上処理されている。
「こんだけ失敗続くと早く終わりそうだな……」
想定された効果時間より早く潰えていく結果を見届けながら。
■コルボ > 「さてっと……。」
木の上から完全に日が暮れたのを認める。
日没が既定の時間、朝に使用してから日暮れまで……、野営で眠ってから起きるまでぐらいの効能は、
少なくとも今残っているものはあるだろうと。
そこから更に、規定時間に満たなくても、直近まで維持していたもの。
全部で六種類の試作品をリストアップする。
全体の半分以下の成果を見て、
「後三回ぐらいは試さねえとなあ……。」
故あって遠出や遺跡に向かわなければならない実戦経験の少ないもの。
または駆け出しの冒険者。それに確実に休息をとることを重視する冒険者。
そういった者達が利用する為に、確実に効果を実証するための試行回数を頭に巡らせて。
■コルボ > 枝に鉤縄をかけ、魚が入った籠や荷物と共に地面に降り立つ。
「さって……、どうすっかね」
効果が見込めた場所は周囲の獣の足跡なども含めて明日調査する。
なら、今日はここで野営。
今日釣った魚を焼いて食べるか。それとも燻して保存食にするか……。
■コルボ > 「新鮮なうちに食っちまうか」
ひとまず焚火を準備して着火し、そう決めるや否や、
葉が茂るものやそうでないもの等、木々の枝を切り落とし、蔓を集めて野営の為の雨よけのテントを簡易的に作成する。
手早く魚を捌いて長い枝に刺し、焚火の周りに突き刺して焼き始める。
火に当てられた魚からしばらくして脂が滴り、いいにおいがしてくるだろう。
■コルボ > 一人で一夜を過ごし、明日に備えていく―
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森林地帯」からコルボさんが去りました。