2021/07/16 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 廃棄された教会」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 教会の中に、一人の男が立っている。
黒いローブ姿に肥満体であるその男は、祭壇奥の巨大な十字架を背にしている。
その十字架には、女性が一人、拘束されている――白い貫頭衣を着た女性だ。
「やや陳腐なモチーフではあるが、やはり十字架と女性というのはよく映える――」
彼女は、とある所から拐かしてきた女性だ。
この国にあって真に信心深く、慈悲深い女性だった。
故に、このままロブームの手で穢そうと考え――その前に、彼女を餌に別の女を釣ろうと考えた。
彼女に親しいものか、或いはその親しいものが依頼を出した冒険者か――何にせよ、彼女を救いに来るという可能性である。
「割と露骨に足跡を残してきたが……果たして、誰か来るだろうかな」
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 廃棄された教会」からロブームさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 地下水が巡る遺跡」にスピサさんが現れました。
■スピサ > 水が多い場所は、生きる事に事欠かないと誰かが言っていた気がする
スピサはそんなことを思い出しながら、今は地下水が侵食している地下遺跡の一つへと足を運んだ
角が丸くなっている、古い石削りの階段
降りていくたびに地上の光は堕ちていく
聞こえるのは水の流れ 渇いた土の匂い
海が近いせいなのか それとも水が豊富なのか
遺跡の内部は誰かが勝手に繁殖させているのだろう
ヒカリゴケが湿度によって繁栄しており、照明不足ということにはならない
元々は古いだけの遺跡が、水を帯びることで行ける範囲が狭くなった場所
凹凸の下層には水がたまることで、この地下遺跡に生活の場所を移す生物もいるという
「えっと あれもある……これもある 軟膏もある……。」
目元をバイザー型の革眼帯で覆うスピサは
武器とバックラー 一日分の水と食料 簡易的な寝床
方向を正確に示すための水磁石 用意を確認しながらも、背中に小さな荷物を背負い
素材集めという、鍛冶師ならでらの冒険に出る。
「ぜ、全部、いいよね。」
―――そう言って、私は自分に頷いて確認する
――― 一人で潜る、鍛冶師の冒険
「よし。」
行こう、スピサはそう言って、遺跡へと潜る。
点々と繋がる照明のようなヒカリゴケ 凹凸となっている下層を流れ巡回する地下水
意味のない水の巡りとそこに住まう生物の空間へ。
■スピサ > スピサの目的は、このあたりに住まう欲しい蛇の一つが拠点をこの遺跡へと一部が移す
そんな話と共に、最近は欲しい蛇の革を扱う業者もいないせいがある
目的の蛇は水属性の腕を飲み込むほどの太い蛇
色は複数種類があるため、色と共に一つを制作するための量が必要だった
蛇は潜む者、水を渡し、壁を伝い、獲物を締め付け、飲み込む者
大きさを望めば望むほど、危険度は高く、革を傷つけずに手に入れたいと思えば
それはさらに難しくなる。
遺跡内部で、目的の水蛇の一種であるそれら
数を複数個は、現実的ではない
一枚の大きな革ほど、職人としては喜ぶものである
襲ってくる望めないサイズは、首の骨を折るようにして、血肉の飛び出ない躯へと変える
多くの血肉を出しては、匂いや存在に誘われた者らが集まるのも面倒だ
欲しいものはスネークではなくパイソン それを超えるボアと呼ばれるようなもの
年を重ねて綺麗なままの革ほど、希少であり力強くなる
唯の牛や蛇ではなく、防具側面の強い革を求め、スピサは探索を続ける
「も、もういないのかな。」
ただ目の前を通りすぎる虫やネズミを食らうだけのような、太り気味ではなく
水辺に潜り、獲物を締め上げ、飲み込む 移 食 獣 ができた力強い防具革の蛇
スピサの種族的な視力でも、周りに見えるのはせいぜいが腕輪に加工できそうなレベルのサイズ
オオトカゲの革もいいものの、欲しいのが蛇だけに根気よく探してみようと
遺跡の中でも崩れた場所を避け、足場がしっかりと今だ残る場所を中心に。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 地下水が巡る遺跡」からスピサさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアークさんが現れました。
■アーク > 夜の自然地帯。
遠くで魔物や動物たちの雄叫びや遠吠えが風に乗って聞こえてくる。
そんな中、闇に紛れガサゴソと立てられる草を掻き分ける音に這いずる音。
その音の主は命の力が強くなる夏の薬草取りに勤しむ小さな影。
中々豊作の様で音の主はにっこにこである。
ぷち、ぷち、ザクザク 薬草に適した取り方はそれぞれ異なる。これは根元からむしったの、先端の葉っぱだけむしったの、つぼみだけや、逆に根ごと採取するもの。
多岐にわたるそれを体で覚えているかのように地面に這いつくばって採取している。
■アーク > ここを摘み取れば次はあそこあそこを摘めば次はあっち、自分の行き先が月明かりによって照らし出されていればテンションは上がりコレクターズハイ状態。
冬の雪をひっくり返して行う採取とはわけが違う。
しかしながらじっとりと湿った空気が体にまとわりつき、浮かぶ汗。マントは邪魔になったのか、籠の方へ置いて汗を袖で拭いながら懸命に薬草採取を続ける
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアークさんが去りました。