2021/05/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 発破窟付近の森林」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 曇り空の昼間
日差しがなく、灰色の空と灰色の空気が広がる発破鉱窟の付近 森林地帯
時折響く窟からの火薬という暴力を用いた採掘音
綱引きされて運び出される、重く固い鉱石類

武具や盾 時には頭大の砲弾に砲筒
火薬と鉄 二役揃えば、戦場は一変していく
魔導機械という、王城で研がれていく奇怪な代物に比べ、実にわかりやすい力 火力 だった

メイラはこの鉱山状況を眺め、その様子をつぶさに王に報告するつもりだった
横領 横流し といった、鉱石類で私腹を肥やす担当地区の貴族などがいないかのそれ
そして、それを調べている最中だった 火薬を抱えるほどに盗み出した、女盗賊が現れたのは

            ―――森林地帯―――

「待ちやがれですわぁぁぁぁっ!!」

言葉の端に教育が残れど、ギザ歯を剝き出しにした赤い瞳がギラつく悪鬼のような表情
馬ではなく、跨れるほどに育ち、筋力のある大狼に鞍を載せ、足をあっけては両手は綱も鞍も掴まない
他に数人が追従するものの、四つ足の猛獣に跨り追いかけるメイラは一騎駆け同然となる

「今すぐ投降と目的をゲロれば 城牢のオークハウスに(口枷貞操帯付で)放り込んでっ!
 あいつ等に パイズリ20発の刑 で勘弁してやると言ってるんですのよぉぉぉっ!」

森林地帯の、石も苔むすそこも、狼の四つ足と爪 躯体の使い方が疾く駆ける
メイラの両腰に備わった、革鞘の留め具を親指が キンッ と弾けば、片手握りの斧槌を両手に携え
目の前の邪魔な横に延びる枝節や岩を強引に切り落とし、弾き飛ばして迫ってくる

宛ら全身を卸し金にした猪のような突進
振り返れば、大狼に跨る、ギザ歯剝き出しで黒髪をなびかせる悪鬼な令嬢が グォォオオオオオオ と
背景に幻聴の雄たけびをもたらしそうな光景

ご案内:「」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。