2021/03/24 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」にルイーズさんが現れました。
ルイーズ > 薄暗い森の中を慣れた足取りで歩くローブ姿の人影。
手には杖と袋を持ち、時折に足を止めては何かを探すように草むらや木の根元を杖の先で探り。
何か所かそれを繰り返し、探し物を見つければその場に屈んで採取をはじめ。

「これだけは自分で集めないと納得できないっすねー。
ちゃんと良い物を使わないと危険ですし」

見つけたキノコのような植物を根元から千切ると袋に入れ。
それを何度か繰り返し、そこに生える物を数本だけ残して採取すると額の汗を拭い。
そこから少し離れた別の木に背を預けて座り。

「思ったよりもないですねー。
今の時期だと結構あるはずっすけどねー」

予定ではもう袋は一杯だったはずだが取れたのは少量。
おかしいなと首を傾げはするがそんな日もあるかと考え、次を探す前に一休みを足を延ばして。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > ガサガサと森の中をかきわて歩き回るもう一つのフードの姿。
その採取用の籠にはきのこのような植物がいっぱいに入っていた。
依頼で聞いたぶんはこれくらいの量で十分だったはずだ。
今はどこか野営にいい場所はないかといい場所を探している。

少しひらけたところに踏み出したところ
足を伸ばして座り込んでる姿一つ。
こんなところに人がいるとは思っておらず、ビクリと驚く。

「うぉ」

思わず声が出た。
死体かなにかでも見つけてしまったかと。
しかし、よくよく見れば…みたことのある独特な形のローブのフード。

ルイーズ > 森の中という日の光が届きにくい場所であるがその分風は涼しく。
少し寒いかなと思いはするが採取で温かくなった体には心地よく。
このまま昼寝をするのもいいかとは思いがするが、外でなど身の危険しかなく眠るまではしない。

「あ~……なんだか心地いいっすねー」

まったりと体を休めて力を浮いていたが聞こえだしたガサガサという音に眠たげだった瞳は開き。
何が来るのだろうと座ったまま両手で杖を持ち待っていれば。

「あれ?ブレイドにいさん??」

聞こえた声に見慣れたフード姿、その二つを合わせる人は一人しかなく。
驚いた声を上げた少年を目を丸くしてみてしまう。

ブレイド > 足が見えたときは死体かなんかかと思ってしまったが、近づいてみれば
驚いたような声をこちらに投げてくる。
名前も呼ばれれば、こちらが丸くしていた目もいつもどおりに戻り。

「はぁ…なんだよ、ルイーズか。
驚かせやがって。
死体かなんかかと思ったぜ」

こんなところで足を投げ出して座っているものだから
行き倒れかなんかだと勘違いするのも仕方のないこと。
彼女がなんでこんなところにいるのかはわからないが…
たしか、魔石占いを生業にしていたはず。

「なにしてんだよ、こんなとこで…森林浴ってならもっと街の近くでやったほうがいいぜ?」

彼女のそばに歩み寄れば、採取籠を傍らにおいて一息つくようにしゃがみ込み。

ルイーズ > 「私ですよー。
そんなこと言われても勝手に驚いただけじゃなですか。
私は一休みしてただけっすよー」

死体に勝手に勘違いされ驚かれ、その事に頬を膨らませて見上げての文句。
何かされた訳ではないのではないし、知り合いだから良いのだがそこだけは文句が言いたく。

「それは採取してたんですよー、薬の材料集めですって。
街の近くで森林浴なんてやったら襲われて都合のいい道具にされてるっすよー」

そんな危険なことは出来ませんと笑みを浮かべて首を振り。
近くに来てしゃがみこんだ少年に視線を向け、次に採取籠に目を向けると固まり。

「ブレイドにいさん……沢山採れてますね」

探しほとんど採取できていないキノコのような植物、それが沢山入っているを見ては羨ましそうにして。

ブレイド > 「はは、わりぃわりぃ
それにしたってベターっと座り込みやがって」

彼女の衣装を見ればそういう座り方をされるとどこをみていいのやらとなってしまう。
もちろん、彼女からすれば一人で森の中なのだから
人の目など気にしろというのも無理な話ではあるだろうが。

「ふーん、依頼か。ま、このへんはまだ凶暴なもんが出るとも聞かねぇしな
とはいえ、一人で森の中とはな。結構腕に自信あったりすんのか?
だったら街の近くのゴロツキ程度ならなんとかなるだろ」

などと冗談めかしつつも、彼女の視線に気づく。
そして、たくさん採れているなどという言葉を聞けば
彼女の籠の方を見る。
奇しくも同じ植物のようだ。

「…わりぃ、オレのが先に来てたっぽいな…」

彼女の成果が芳しくないのはそのためだろう。
すこしもうしわけないことをしたような気がする。

ルイーズ > 「こうやって全身で風を受けてたんですよー。
涼しくて気持ちいいですよ」

見た目が寒そうな衣装にフード付きローブだけの恰好。
熱が籠ると言う訳ではないが熱がりなので人目を気にしなくていいならば一番リラックスできる姿勢。
今回は少年が来てしまったが知り合いだから良いかとそのまま。

「違いますよー、私が使うんです。
同じのを採取依頼で出してますけど結構量が必要になりますからー。
逃げ足は速いっすよー?ゴロツキは場所と数次第ですね」

冗談めかした言葉に何処まで本気か判らない事を返し。
自分の視線の先を少年が見て、自分の籠を見る姿を見詰めて。

「そうみたいっすねー……これは運がなかったみたいですわ」

申し訳なさそうにする少年に大丈夫と笑い。
少年は依頼、自分は自己の分の採取なのでそちらが優先だからと。

ブレイド > 「やっぱり森林浴みてーなもんじゃねぇか」

彼女の言葉に少しばかり呆れる。
前を隠すこともなくリラックスしている様子だが
こちらが男だということを忘れているのだろうかという無防備加減だ。

「ほーん、これも商売道具か?魔石以外も使うんだな。
これがルイーズの依頼だったら笑うんだが…
まぁ、そんな都合がいいこたぁねぇよな。さすがに」

誰からうけた依頼だったか。
とりあえずギルドにあった張り紙を剥がしてきたわけだが。
とはいえ、数多くある依頼の中から偶然知り合いの依頼を受けるなどということは
さすがにおこらないだろう。

「逃げ足ね。確かに小回りはききそうだ。
ま、オレもとりすぎちまった所あるし…すこしわけるか」

少女の性質上、彼女の意思に任せたら遠慮するのはわかっていたので
問答無用で彼女の籠にきのこのような植物をざらざらと
自分の籠を傾けて分け与える。

ルイーズ > 「今は休憩中ですからー」

結果的にそうなるのは仕方ないと表情を緩め。
以前に会った時に襲えそうな状況でも何もしなかった少年。
なので大丈夫だろうと信用していて。

「時々作ってるんですよ、お薬。凄く元気になるって一部に大人気なんですよ。
んー…否定できないのがあれっすねー。
依頼書の写しとか持ってませんか?」

このキノコもどきの採取は数日前に依頼で出してきてはいる。
なので可能性は否定できず、写しがあれば判るのにと。

「直ぐに疲れますけど足は速いんですよ。
良いんですか?凄く助かるっすよー」

出遅れて採取できなかったのは自分のせいなので少年の提案は悪いと思う。
だから断ろうとするが先に籠にざらざらと入れられキノコのような植物は増えていき。

「本当に感謝ですよー。何かお礼が出来ればいいんですけどー」

今は光る屑魔石も殆ど持っていないので何かあるかなとローブの内を弄って探して。

ブレイド > 「休憩中なら仕方ねぇ、邪魔して悪かったな」

自分が件の植物を先にとっていたために
思わしくない成果のまま、休憩していたところを
また自分が邪魔をしてしまったのだから、少し申し訳なく思えてしまって。

「そういうこともできるのか、器用なんだな…。
っと、写しっつーか、依頼書はたしか…
あったあった、これだ」

占い師というだけではなく、冒険者のようなこともやっていると聞いた。
その上薬剤の調合もできるとなれば、なかなかに幅広い分野の才能があるようで
小さな少女のような姿からは想像できないと、驚きを隠しきれなかった。
そして、依頼書の写しがないかという彼女には、荷物袋から依頼書そのものを引っ張り出して差し出す。
それが彼女のものかどうかは自分では判断はつかなかったがさて…。

「あー、いいっていいって、少し多めに採ってたからよ。
お礼なぁ、いや、まぁいいんだけどよ…」

ローブの内側をごそごそする姿を見つつ、自分の籠を再び傍らにおいて。
ルイーズは気づいていないかも知れないが、ローブの中を弄っているすがたは
あまりにも無防備だ。まったく…

ルイーズ > 邪魔をして悪かったという少年に大丈夫と首を振り。
寧ろ来てくれたおかげで眠り込んでしまわなくてよかったのだから。

「ちょこっとだけ作れるっすよー。良ければ一本どうですかー?
あるんですね、では失礼して……これ、私が出したのですよ」

占い師が本業の副業冒険者、調合はお小遣い稼ぎ程度だがそのお陰で困らない程度には稼げている。
その事に驚きを見せる少年に自慢したくなり、凄いだろうというように笑みを見せ。
荷物から引っ張り出された依頼書を見れば、それは自分が出した依頼だと確認でき、世間は狭いなと考えて。

「私の依頼の採取物だから猶更何かお礼をするっすよー。
量が足りないと失敗になりますから。
ブレイドにいさんが欲しい物を私が持ってればいいんですけどね」

自分は大助かりであるが少年がそれで依頼失敗になるのは申し訳ない。
依頼主が依頼達成の邪魔をするのもまたあり得ないと…。
そう思えば絶対にお礼をしようとローブの内側を探り続けて。

ブレイド > 大丈夫だと言ってくれる少女に安心したように笑顔を返すが
薬を勧めてくる言葉には一転、少しばかり怪訝そうに

「いや、作れるのはいいんだけどよ…なんのクスリなんだ?
元気が出るってことは強壮剤みたいなもんか?」

そういう薬であれば遠慮なくいただきたいところだ。
彼女に限って、やばい薬を作ってるとは思えないが
こうやって原材料であるよくわからないきのこのような植物を直に見ていると
やや不安な部分もあった。

「まじかよ。まぁ、ルイーズの依頼だってなら
失敗になるようだったらお前も一緒にギルドに連れて行って報酬を出すように言ってくれりゃいいんだけどな」

少女はなんというか、律儀というか義理堅いというか…
借りを作りたがらないだけなのかも知れないが、お礼をすると言っている。

「なんもねーなら体で返してくれりゃーいいよ」

けらけらと笑いながら、ローブの中を弄り続ける無防備な少女に声をかける。
冗談でもあり、いずれ一緒に何らかの依頼で設けてくれればという意味でもあるが。

ルイーズ > 「だから元気になる薬っすよー。
一日ぐらいなら寝ずに居れますね」

強壮剤と言われると似たようなものだと告げて。
依頼中の野営や護衛の最中に重宝していると説明し。
自分で試した範囲では副作用もない安全な薬だと。

「占いも冒険者もやっていない時に作って偶に売ってるっすよー。
それで通るならついて行きますよ」

礼には礼をというのは一応の自分で決めたルール。
複雑な事情があるだけにそうやって信じれる人を増やすのも平穏に過ごすために必要な事。
それに少年は同じような秘密を持つのでつい気を許していて。

「か、体でっすか……?え、と……その……どうしてもですか…?
ブレイドにいさんがどうしてもというなら……優しくしてほしいっすねよ」

ローブの中を探っていれば笑いながらの少年の言葉に動きが止まり。
つまりそれは、そう言う事と取れば顔が赤くなっていき、おずおずと少年を見詰めてしまって。

ブレイド > 「そりゃ便利だな。
今度一本もらってみるかな」

効果を聞けばふむとうなずく。
一人で依頼を受ける自分にとっても、そういう薬はありがたい。
彼女が安全だというのであればそうだろうと信頼もしている。

依頼に関しても、彼女が同行してくれるのであれば
失敗もありえないということで、ひとまず安心。
彼女が礼をしたいというが、どうせ依頼で依頼料ももらうわけなのだが
商売人として自分の定めたルールには忠実。
だからこそ、冗談を言ってなぁなぁにしようと思ったのだが…様子がおかしい。

「ん、え?お、おう、なんもなけりゃそれで…ああ、うん
あ、えっと、なんかあればいいんだぞ?
つか、イヤじゃねえのかよ」

彼女の顔がみるみると赤くなり、見つめる瞳を見返せば
彼女がどういう意味でこちらの冗談を受け止めたのかはわかった。
もちろん、そういう意味で取ることも考えての冗談ではあったが
自分が思っていた反応とはだいぶ違った。
そのためこちらも頬を赤く染めてしまう。

ルイーズ > 「滅多に売らないすけどー、大人気なんですよ。
ブレイドにいさんの為に一本取っておきますね」

凄く効きますよと満面の笑みで保証し。
今まで売った客も最初は疑っていたが二度目からはあればと言ってくれるほど。
そして文句がないので副作用はないと考えている。

そして少年の言葉はこの国ではある意味よく聞くかもしれない言葉。
それが冗談であれ本気であれ、体と言われれば浮かぶのは一つ。
その浮かんだ事はもちろん勘違いなのだがこの国ではそう取っても仕方なく。

「ブレイドにいさんも男の子ですからねー。
でも……変な一人よりは知ってる人の方がいいっすよねと思ったんですよ。
え、えっと……優しくお願いしますよ?」

何時襲われるか、もしくは罠などでそうなるかは判らない。
それを思うと信用できる人ならいいかな…と考えて、小さく頷いて。

ブレイド > ここでさすがに冗談だとか、依頼を一緒にやってくれればいいとか言い出したら
思いっきりぶん殴られそうだった。
何より、自分もこの少女が可愛らしいとは何度も思っているし
その小さな体を何度もみてしまっている。
彼女の表情や、仕草、そして同意ともとれる言葉を聞いてしまえば、コクリとつばを飲み込んで。

「他になんかあれば、それでも、いいんだぞ…?
えっと、そりゃ、その…ルイーズはカワイイしよ
したくねぇっていえば嘘になるけど、あー、えっと」

彼女の思わぬカウンターにこちらも少ししどろもどろ。
しかし、座ったままのルイーズに少し寄れば

「えーと、初めてだったりするか?」

優しくというルイーズ。
確認を取りつつもローブの上から方に手を乗せて。