2021/03/16 のログ
ご案内:「メグメール 古代遺跡」にエルウッドさんが現れました。
エルウッド > ……見える範囲に光は無し、ですね (溜息交じりに言えば、廃墟の瓦礫の上から飛び降りる)
(赤々と燃える焚火の近くに戻れば、眼鏡を押し上げる 子供っぽさを残る顔)
(ギュッと眉間に皴を刻んだ騎士服の少年は周囲をうかがうように声のトーンを落とす)
完璧にはぐれましたね、これは まいったな……

ご案内:「メグメール 古代遺跡」にミリアさんが現れました。
ミリア > 「そうですか。困りましたね」

焚火の火を番をして周囲に灯りがないかと確認をしてくれていた少年が戻れば笑顔で出迎え
告げられた言葉にどうしましょうかと困ってしまい。

「こういう時は動かない方がいいですよ。お互いにすれ違ってしまいます。
せっかく火も起こしたので待ってみましょう」

眉間に皺を寄せ、声のトーンを落とした少年に落ち着きましょうと優しい声色で告げると座ってくださいと隣を叩いて示して。

エルウッド > (焚火を守ってくれていた神官の少女の笑顔に、こちらも不安が紛れて頬が緩むが、すぐに眉間に皴を寄せる)
(ミリアよりもいくつか年下だが、騎士見習いと言うこともあり女性の前で弱気な様子は見せないようにしている)
(そんな強がりも、はたから見たらわかりやすいかもしれないが……)

そうですね、こちらも同じ意見です。……今日はここで夜営ですね、真冬でなくてよかったですよ

(神経質そうに目頭を揉むが、隣を示されれば少し躊躇い、遠慮がちに一人分離れて、隣に座る)

ミリアさんは落ち着いてますね、冒険は慣れてるんですか?
僕…… (咳払い) 私も、遠征は何度かありますが……

ミリア > 頬が緩んだと思えば直ぐに眉間に皺が寄る事にむっとして。
しかしそれも少年が周囲に今回の仲間は居なく、魔物がいるかもと心配しているのかと思うと気にならなくなり。
安心させるように笑みを見せて。

「こうして灯りを焚いていればあちらから見つけてくれます。
そうですね、真冬でないので焚火だけで大丈夫ですから大助かりです」

もし真冬なら準備をしていても寒くて仕方ない。
そうでないだけでよかったと告げていき。

「これでも冒険者ですよ。野営は慣れていますから。
遠征は大人数ですからね、私と二人だと不安になっちゃいますよね。
ふふ、何かあれば頼りにしていますね」

冒険や野営には慣れてはいるが荒事は専門外。
何かあればお願いしますと告げながら、半人分ほど少年の方へと寄っていく。

エルウッド > (パッと見 自分よりも年下に見えるミリアだが、こんな状況でも微笑む様子を見れば、肝が据わっている、と内心で驚く)
(腰の剣帯を解き、肩に剣を鞘ごと立てかける 警戒は解かないまま、しかし今日中の合流をあきらめて息を吐く)

火の明かりは獣を退け人を呼びますが、野党や魔物も呼び寄せますからね
誰か近づいてきても、油断はできませんよ ミリアさん

……ですね、急な夜営でも凍死の危険はないだけいくらか気は楽です
って、いえっ、別にミリアさんと二人きりなのが不安というわけではなくてですね!

(慌てた様子で声を上げるが、慌てて口を閉じて、辺りの音をうかがい、それから静かに声を返す)

はい、頼りにしてください。冒険者といえど、貴女は女性ですから。
見習いと言えども私は騎士です、必ず明日には皆の元に……

(気負うように心を奮い立たせようとした少年の横で、ミリアが少し近づく)
(ちょっとドキッとしたように言葉を切ってから、咳払いをして荷物の口を開き、干し肉を取り出す)

……あぶって食べましょう、お腹は減っていませんか? 干した果物もありますよ

(思春期らしい緊張を誤魔化すように、殊更に真面目ったらしい顔で尋ねる)

ミリア > 「獣が来ないのは本当に良い事なんですよ?
油断はしませんが少しは気を抜きたいですから、そういうのが来たらお願いしますね。
もし今が冬でしたら…引っ付かないと大変でしたから。
本当ですか?本当ですよね?」

荒事は専門外なのでそう言う事は少年にお願いをすると念を押し。
慌てる姿に本当に不安でないのかと心配になってしまい。

「こういう時には性別は関係ないですよ?強い女の人もいたりするんですからね?
そう、肩に力を入れると疲れちゃいますよ。
こういう時こそリラックスしないと夜が明けるまで持ちませんからね」

気を張りすぎている少年に朝まで持たないからと自分なりのアドバイス。
大丈夫ですからねと微笑みながら距離を知覚すれば荷物から何かを取り出すのが見えて。

「干し肉ですか?そうですね、お腹がすくといざって時に動けませんから食べましょうか」

では私はと…荷物を漁ると保存に向く干しパンを取り出し、挟んで食べましょうと半分に割って片方を差し出して。

エルウッド > 気を抜く、ですか…… タフですね、ミリアさんは (呆れと関心が混ざったような、生意気な表情をする少年)
引っ付……! じょ、女性がそういうことを、男に気軽に言ったらいけませんよ!?
ほ、本当です、本当ですってば! ……見習いでも騎士です、ちょっとした荒事なら負けません

…… ただ、ミリアさんが言ったように、普段は大人数で移動なので、少し気を張りすぎてたかもしれません
(アドバイスを受け、落ち着いた様子のミリアを見れば、年下らしい表情で少しだけ眉を下げ)
(それから、大丈夫、と微笑まれれば、今日初めての笑顔を少しだけ見せる 笑うと眉間の皴が取れて子供っぽさが見える)

はい、じゃあ、半分こしましょうか
ジャーキーを削ってパンに乗せて、軽くあぶって……
(その上に固いチーズをナイフで削って乗せれば、余熱で少しとろけて)
どうぞ、ミリアさん 腹が空いては何とやらと言いますからね

はぐれてから結構歩きましたし、ミリアさん、疲れていませんか?
私が火の番をしておきますので、これを食べ終わったら、寝ていただいて大丈夫ですよ

ミリア > 「タフではなく心得ですよ。気を張り続けているといざって時に疲れて何もできませんからね。
エルウッド君、そんな事を言って凍えたら元も子もないですから。

でしたら良いですけど……私はそういうのは全然駄目ですからお願いしますね。
多いとそれだけで安心できますからね」

最初の頃の自分を見ているような少年の様子をつい微笑ましく見てしまい。
建て前を気にしている言葉に命あってですからと人差し指を立てての注意。
そうして笑顔を見せられるとそれでよろしいと頷いて。

「そうしましょうか。こういう時こそしっかりと食べないと駄目ですからね」

ジャーキーの挟まれ炙られたパン、チーズが乗れば野外ではそれだけでもご馳走。
飲み物が水しかないのが残念だが仕方がなく。

「少しは疲れていますけど…エルウッド君が上で回りを確認している間に休んだので大丈夫です。
いえ、もう少しだけ起きています。先に寝てしまうと…不安になりませんか?」

話し相手がいないと退屈ですよ?と経験談からの言葉をかけて。

エルウッド > なんというか、冒険者らしいというか、慣れてますね そうか、緊張にも緩急をつけないと……
……い、いや、それでもその…… はい、ごめんなさい (年上のミリアに言われ、子供っぽい素直さがでた)

はい、必ず守ります その為に騎士になったんですから (そこはしっかりと頷いて、しかし、注意を受ければ少ししょんぼりと)
(そんな間に焼けるパン 香ばしい匂いと焼けた肉とチーズの香りで食欲がわく)
(少年らしい食欲と大口でぺろりと平らげて、ゆっくりと水を飲めば人心地)

そうですか? ……い、いや、別に不安なんかには…… ……いえ、なるかも、知れません
(ミリアの優しい声に絆されるように頷き、息を吐く)
何度か討伐依頼を騎士団として手伝ってきましたが、はぐれたのは初めてなので、
正直少し、落ち着かないというか…… ……不安はありますね こんな気分なら、まだ戦ってるほうがマシです

ミリア > 「らしいではなく冒険者ですよ。緊張は駄目とは言いませんけど肩の力を抜くことを覚えるべきです。
もう……謝らなくていいですから」

考えが堅いと言える少年にそうではなくと説明をしていき。
謝られれば少しだけ悪いことをしたかなと考えて。

「本当い頼りにしていますね。
落ち込んでいないで食べましょう」

しょぼんとした少年に食べる事を勧め、大口で食べ勧める少年とは違い小さな口で啄むように食べ勧めて。

「素直で宜しいです。私が寝ちゃうときっとエルウッド君は不安で気を張っちゃいます。
騎士団でははぐれるとは無縁ですよね……こら、そんな事を言ってるといざって時に動けませんよ」

最初は誰でも不安ですと口にするが、戦っている方がと聞けば残りの距離も詰めてしまい。
近くで顔を見詰めれば駄目です!と言い切って。

エルウッド > 肩の力を……ですか そんなに気負ってるように見えますか? 気を付けてはいたんですが
(自覚はあるのか、頭を掻いてそう尋ねる 聞けば、まだ騎士団に入って日も浅く、焦っていたのかもしれない、と)

2人きりになって、猶更こう、騎士らしくしなきゃって思ったんですけど……
ミリアさんには、色々お見通しだったみたいですね (眼鏡を外し苦笑すれば、子供っぽい表情だ)

騎士団では、そもそもはぐれるような自由行動はないですからね……
って、わわ、え、あの、ミリアさんっ? (溜息をついたところに、ぐっと近づかれれば目を丸くして)
(遅れて、間近の少女の顔を見つめれば、じわっと顔を赤くして、しかし女の子を押しやるわけにもいかずに固まった少年は、)
うわ、っと! (そのまま後ろに倒れる ミリアが転ばないようにその体を支えながらだが)

ミリア > 「凄く見えますよ。そんなんじゃ大怪我をしちゃいます」

見えるとはっきりと告げ、その理由を聞けば納得をしてしまい。

「その考えは立派ですよ。でもそれで空回りをしていたら意味がありませんからね?
お見通しというか……態度や話してて判っただけですよ」

そこまで器用じゃないです、わかりやすかったと少年に告げては困った笑みを見せて。

「仮にはぐれても直ぐに見つかりますからね」

きっと色々と経験がまだ足りないのだなとはっきりと判り。
つい勢いのままに距離を詰めて叱る様に見つめれば慌て始める少年。
後ろに倒れていくという想定外の動きに前のめりになって支えられ。

「ご、ごめんなさい。きつく言っちゃって…」

その事に慌てて顔を赤らめると身体を起こして大慌てをしてしまって。

エルウッド > い、言い返せない……ミリアさん、結構ずばずば言いますね
でも、冒険者として先にこういう場所に出てるミリアさんの言葉は、含蓄があります
(苦笑しながらも、先程よりもずっと柔らかい表情で頷いた)

分かりやすいんですかね、僕は (眼鏡を押し上げながら、まだまだ修行が足りない、なんて首を傾げ)
(しかし、一緒に倒れれば眼鏡もずれて 自分の上で体を起こすミリアを見上げながら、ドギマギと顔を赤くする)

い、いえ、全然 大事なことを教えてもらったので、そんな、謝らないでください……
(言いながら体を起こそうとして、そこで、ずっとやりこめられてた少年は、少しだけ仕返しを思いつく)

(恥ずかしいのを堪えながら、自分にまたがったままのミリアの腰に腕を回して抱き、体を起こす)
(顔を近づけ、今度はお返しとばかりにミリアの目を見つめる 焚火の赤い光にきらめく碧眼)

でも、気を抜きすぎるのも駄目ですよ、ミリアさん
僕だって男なんですから、こんなに近づいたら、危ないんですからね?
(焚火の光の赤さで、顔の赤さは誤魔化せるだろうか 吐息が混じるくらいに距離で見つめる目と目)

ミリア > 「無理をしてる子がいると言いたくなるんです。
まだ慣れていないエルウッド君は先輩のお姉さんの言う事を聞かないといけませんよ」

私は先輩ですからと薄い胸を張って威張り、少年の表情が和らげば笑みを見せて。

「凄く判りやすいですよ。同じ騎士団の人にも言われませんか?」

騎士団ではそう言う事を注意しないのだろうか?
そんな事を考えながら急いで少年の上から退いて。

「そうかもしれませんけど、今は私が謝らないといけないですから……ひゃ…!」

自分のせいで少年が倒れてしまい、しかも支えられて怪我をしないように気を使わせてしまった。
こうしてつい色々と注意をしてはいるが気を付けなければいけない状況でお説教はやりすぎたと反省し。
自分も頭を冷やさないとと思えば急に腰を抱かれて悲鳴を上げて。

「気を抜きすぎてないいていませ……そ、そう言う事はまだ早いですから…!」

顔が近づけられ目を見詰められると急に恥ずかしくなって顔が赤くなり。
吐息が触れあうような距離で見つめられて慌て始めてしまう。

エルウッド > お姉さん、ですか 僕は3人兄がいますが、姉は初めてですね
(偉そうに胸を張る様子にちょっと笑う) うん、でも、大事なことを教わったと思うので、ちゃんと聞きます

いわれ―……ま、せん、ね (少し考えながらも、首を傾げる)
(辺境貴族でいつもしかめ面している少年を、先輩達は扱いに悩んでいるのだろう)
(今日のように不測の事態がない限りは、あんまり見せない穏やかな表情だと、ミリアはまだ知らない)

(そして、驚いたミリアの声にちょっと気をよくして、仕返し成功、などと考える少年)
(しかし、初めて自分から抱く女性の体の柔らかさに今更ドキドキする)
そう言う事ってどういう事ですか? ミリア先輩?
(その胸の高鳴りを隠すように意地悪く笑ってから、そっとミリアを逃がすように腕から力を抜いた)
(これ以上間近で見つめていたら、自分が先にどうにかなりそうだ、なんて、甘い香りが残る鼻をちょっとこする)

速いなんてことはないですよ、ぼ……私も、今年16になりました もう大人です

ミリア > 「エルウッド君はお兄さんがいるのですね。
でしたらお兄さんたちをよく見てみると良いかもしれませんよ?
そうそう、人の話を聞くことは大事です」

真面目に聞くという姿勢が良い事ですと褒めるように何度も頷き。
言われないという事にこんなに判り易いのにと不思議そうにしてしまう。
こんなに表情に出て判り易いのにと……。

「そ、それは……女の子の口からは言えない事です…」

先輩ぶってはいたがこういう反撃をされると恥ずかしくて目が泳いでしまい。
鍛えてる少年に捕まってしまうと如何にも出来ず、腕から力が抜けると慌てて離れてしまい。
完全に想定外の事に鼓動は速くなり顔を赤くして少年をにらむようにして。

「年齢の問題ではなくて……と、ともかく早いですからね!」

つい声を大きくすると指を向けて言い切って。

エルウッド > ええ、とても素晴らしい兄が3人 ……強くて聡明で、僕なんかよりもずっと凄い人達です
(少しだけ眉を寄せ、どこか痛むような表情を浮かべるが、すぐに切り替えて)

僕だって、良いと思ったことはちゃんと聞きますよ (そう言ってから、偉ぶる様子に)
……冒険者として先輩ですけど、年齢はそう離れてないでしょう、ミリアさん
(顔真っ赤ですよ、と追い打ちをかけてからかってから、目を泳がせる様子にちょっと笑う)

早くないです ……そりゃあ、僕はまだその、経験はないですが……
……じゃあ、ミリアさんは経験があるんですか? 僕を子ども扱いしますけど

(言い切ったミリアに、座りなおしながらそう尋ねて じっと目を見た)

ミリア > 「そうなのですか?だったら先ずはお兄さんたちの良い所をよく見るのもいいかもしれませんよ?」

一瞬表情が変わった気がしたが気のせいかなと見つめ。
強くて懸命と聞くと良い所を見ましょうとアドバイス。

「そういう態度は良い事です。中には聞かない人もいますから。
そうかも知れませんけど……私が先輩できっと年上です!」

急に偉ぶり顔が赤くなっていることを指摘する少年。
その態度にどっちも先輩だと勢いのままに言い切って。

「私は十分早いと思います。
そ、それはありませんけど……お、お互いにないならこの話は終わりです」

じっと目を見られるとやはりそらしてしまい。
問われた事につい勢いのままに小さく答えては話は終わりと言い切って。

エルウッド > ……兄上達の良いところなんて、沢山ありすぎて、僕にはとても見てられません
でも、はい、まずは、先輩達を見て良い所を学んでいきますよ (そう言って頷く騎士見習い)
(落ち込んだ様子はすぐに隠せる、それは幼い頃からの劣等感への慣れ)

(ミリアがまた勢いを盛り返し、偉ぶれば、少年も子供っぽい対抗心が盛り上がる)
ふーん、ミリア先輩もまだ経験がないなら、これについては少なくとも先輩じゃないですね
……経験がないのに、まだ早いだなんて決めつけるのはどうかと思いますよ? (目をそらす様子に、いたずら心がわいて)
街には18くらいには結婚してる人もざらにいますし、20までに子供をもうけて育ててる人だっていますから

ミリア > 「全部ではなく一つに重点を置くと良いですよ。沢山を全部一気に見る必要はありませんから。
その意気です。先ずは近くの良い所から学んでいくといいですね」

そうすると直ぐに私が注意した所は直りますと大判を押し。
後輩が育っていく事が嬉しいと純粋に喜びを見せて。

「そんな事を女の子と張り合うのは良い事ではありませんよ。
そう言う事は恥ずかしい事なんですから……女の子に聞く時点で紳士じゃありません。
そ、そういう人も確かにいますけど……いますけど……」

押してくる少年に紳士らしくないと突っぱねるも勢いはなく。
確かにその通りなので次の反論が浮かばなくなっていく。

エルウッド > 一つに、ですか……剣の腕でも知識でも、どれもこれも遥か遠すぎて目がくらみますよ
……ですね、まずは近い所から せっかく王都にまで来たんですし、例え遠くても少しずつやっていきますよ

(太鼓判に、やる気が出ますね、と笑って見せ そして、柔らかなミリアの笑顔に、腰を抱いた時とは違う胸の高鳴りを感じた)

恥ずかしい事なんかじゃないですよ、大衆の前で叫ぶわけでもなし……
僕はまだ何も言ってないのに、『そういう事』はまだ早い、とか言ったのはミリアさんですよね?
先にそういうことを考えたのはそっちじゃないですか、先輩?

(ですよね?と首を傾げて見つめ 勢いが弱くなるミリアに、今度はこっちから近づき、隣に座る)
(反論できなくなる相手が言葉を探す横顔を眺めてから、)
ミリアさんは、そう言う事興味はないんですか? ……そういう事に興味を持つのは、変な事なんですか? (そう尋ねる)

ミリア > 「つまりは出来すぎるお兄さんたちですか?
そういう方は参考にするのは後にして手が届く処からがいいですよ」

変に高すぎると追いつけなくてやる気がという事もある。
遥かに遠いと聞けば近くからにしないと挫折してしまうと。

「男の子にはそうかも知れませんけど……女の子には恥ずかしい事ですから。
そ、それはそうですけど……それはずるいですよ。
気のせいです、それは冤罪です」

違いますと首を振って否定をするが先に口にしたのは自分なので反論に勢いはなく。
少年から隣に座り視線を感じると反射的に反対を見て。

「それは……ありますけど……。変じゃなくて正常ですよ…でも…」

そして尋ねられる正論に完全に勢いをなくしてしまって…。

エルウッド > でも、間近で見て育つと、手を伸ばしたくなってしまうものなんですよ ……ひねくれてるとは判るんですけどね
(苦笑しながら、少し息を吐く 恥ずかしがりながらも自分を励ましてくれるミリアに、温かいものを感じる)
(母も早くになくし、男家族の中で劣等感におぼれて育った少年には、ミリアの激励が十分に心に染み入る)

男でも恥ずかしい気持ちはありますけど、……悪い事じゃ、ないと思います 誰とでもとはいきませんけど
ずるくないです、気のせいでもないです、ミリアさんがまず『そういう事』を想像しました 誤魔化せませんよ?

(意地悪な事を言いながらも、そっぽを向いたミリアの手を取り、肩に遠慮がちに額を寄せた)
(それは、酷い事をするというよりは、どこか甘えたように 先程から見せていた年下らしい素直さ)

ミリアさんも興味あるんですね ……男でも女でも、興味がないなんてことないんです
正常で、普通の事です (そう言ってから、少し間をおいて、) ミリアさん、こっち向いて (手を握り、呼ぶ声は耳元で)

ミリア > 「私だときっと…良い所だけを自分の物にしようと思うかもしれないです。
ひねくれているというよりは…最初から諦めているように思いますよ?」

少年の言葉を聞いていれば、兄達が凄いので最初から諦めているように聞こえ、そういうのは駄目ですと念を押し。
真面目な性格と一線を置くように見る事が多いだけに特にそう感じては、出来る限りのアドバイスを告げて。

「男の子と女の子では恥ずかしさの度合いが違いますからね?
誰とでもなんてふしだらなのはいけないと思います。
そこは聞かなかったことにするのがいい人ですから…」

意地悪な言葉に不服そうに唸ってしまうがその通りなのでそれだけ。
そんな時に手を取られ肩に少年の額が触れるとびくりと震え。
そっと目を向ければ言葉とは逆に弱弱しく見えてしまい。

「それは…私も成人はしていますから、無くは無いです…。
ひゃ!へ、変なことをしたら怒りますからね」

手を握られたまま耳元で言葉をかけられ、吐息のくすぐったさに悲鳴を上げ。
先に一言告げてからおずおずと視線を向けていく。

ご案内:「メグメール 古代遺跡」からエルウッドさんが去りました。
ご案内:「メグメール 古代遺跡」からミリアさんが去りました。