2021/03/06 のログ
メイラ・ダンタリオ > やがて隅までたどり着くメイラ
隠す足音も無ければ密やかにすると息もない
堂々と一人進軍を続けていく。

すると、袋小路と鳴っている一角は数人の討伐参加者が煙を巻いていた。
干し肉や葡萄酒を片手にする者もおり、バツが悪そうにしているものの、ごまかしか、その場を離れようとするだろう。

「寄生に用はありませんわ。」

いうや否や、両手で盾の取っ手を掴み上げ、振り回す
腰と足裏のうねりが鋼の塊を振り回し、胴体へと薙いだ一撃
壁へと叩きつけられる者を皮切りに、そこの数人は壁への衝突
胴の損壊 頭の陥没 メイラの振り回した盾の駆除の一員となった

「無駄金を払うつもりもありませんもの。
 これだから監督参加は面倒なのですわ。」

そうつぶやくメイラは、頬に飛沫した赤い点をガントレットの指先でなぞり。

「汚らしい。」

ただの駆除された血はこんなにも心躍らない
上階へと足を向けようと足を戻すと、残るものは駆除された蟲らだけとなっていた

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 誘いの廃塔」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。