2020/12/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > その一帯は、昼間だと言うのに薄暗く、薄っすらと霧が漂っていた。
人によっては、その風景を異界めいている、と形容するかも知れない。
実際、この辺りはまっとうな常識を持って生きている者は近寄らないエリアだ。
こんな場所に近寄るのは、迷宮のように入り組んだ森の道を歩く女のような、
冒険者が主だろう。
あるいは、近寄って来た者を餌食とする人間か、それ以外の何かか……
冒険者のギルドで依頼を引き受けていなければ、足を運びたくない場所だった。
木々の枝はねじれているし、泉の水もどころか粘ついている。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミネルヴァさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > ランタンを片手に下げ、夜霧が薄く立ち込めた森の中を歩く。
どこかで身を休めてもいい頃合いだったが、丁度いい場所が見当たらなかった。
いざとなれば樹上ででも休息はとれるが、この辺りの木の枝ときたら、
ねじくれていて腰掛けるのにも一苦労しそうだった。
と、なれば、もう少し歩き続ける他ないだろう。
まあ、どことなく淀んだ独特な空気のせいか、獰猛な獣の類と出くわさないのは、
少しはましと言えた。ただの幸運のせいという可能性も、多分にあるが。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミネルヴァさんが去りました。