2020/09/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 月花の森」にクルチザンヌさんが現れました。
■クルチザンヌ > 月明りを葉で塞がず、地面にまで浸透化させた森
森全体が月を受け入れたかのような場所に、蝙蝠らが森の頭上を通り過ぎる頃
彼女は素足で散歩をするかのように森の中を歩く
月明りを浴びる表情は機嫌が良いと言えるように、柔らかく、口元に笑みを薄く描く
人間が温かい光で脱力するように、青白い月明り色に満ちた空間で力を抜いた姿
うっとおしい草花の群れではなく、蒸し暑い湿度の地面ではなく場所は不思議なもの
気儘に足を踏み入れた場所はまるで月明りを取り入れた屋敷の一室のように心地良い
素足で歩く其処は室内のように猫の足音とはいかない
草花を踏む音や枝が折れる音がしながらも、とても静かな夜
「良い夜ね……。
誰もいないから、かしら。
それとも、独占しているから?」
月光で迷い込む蝶が一羽近寄るのなら、もはや熱を産まない冷たい肌の指先へスッと留まるのを眺める。
やや開けた場所の中で、蝶の羽の形やその表情をくっきりと眺めるままに、有意義な暇潰しを行っていた。
■クルチザンヌ > やがて迷い込んだ蝶は、月明りを浴びながら月を中心にふらふらと行動は制限されながら飛び立ってしまっていった。
それを見送ると、十分に月明りを浴びた夜。
それも森の中で陰鬱な雰囲気処か神秘性すら感じられる
その葉はフクロウが風を透かすように月を透していて、目を細める
やがて満足気に笑みを浮かべるのなら
「さぁ、お散歩はお終いにしましょう。」
全体が一瞬形を崩すように輪郭を失い、無数の蝙蝠へ
森の中から空へ上がり、群れとなって飛び立っていく光景が月を透すと遠い、点の群れとなってきえていった
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 月花の森」からクルチザンヌさんが去りました。