2020/06/21 のログ
■オグルゴブリン > 上手くいかない、何もかもが上手くいかない。
例えば間近に迫るオグルゴブリン達が集い行う遊戯の為の駒が足りない、それと同じだけ大切な巣を拡張させるための手も足りない、足りない尽くし。
そのためには何をすべきか、ただのゴブリンであれば其処まで考えは浮かばずに滅びの道を歩むのだが、オグルゴブリンは違う、そうならぬように思考し手を尽くす事が出来る。
今宵そのオグルゴブリンは単身メグメール自然地帯の森を得意の様々な毒を塗布した矢が放てる吹き矢を片手に駆け、森にあるいは街道から此方に迷い込んでくる獲物を求めて彷徨う。
此処は自然地帯の森でも街道や点在する村々に近い地域である。
それを知っている、理解しているから、オグルゴブリンは己の行動が無意味なものだとは思っていない。
駆ける速度は夜行性の肉食獣。
足音も静かに草や枝を踏んでも柔らかな足裏が音を吸収し、灯りを持たずともゴブリンの爛々と輝く眼は闇を見通す。
――…そんな状態のオグルゴブリンと遭遇する不運な者が現れるだろうか、それとも幸運にも遭遇せず、あるいは森に入り込むものは居らず空振りに終わるか、それは邪なる神のみが知るといったところだろうか。
オグルゴブリンは邪なる神々に祈ることすらある。
その祈りは通じ微笑むかは……誰もまだわからない。
しかし、オグルゴブリンという脅威は間違いなく獲物を狙って彷徨っていた。
■オグルゴブリン > 空振りと言う事もあるだろう。
特に今夜はイキの良い獲物以外は見逃していたと言う事もあり、多少苛立ちながらの帰路となる。
途中どうでも良い小動物に吹き矢を打ち込み、その効能を確かめながら今宵のオグルゴブリンの狩りは終わるのであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からオグルゴブリンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森の中の湖」にライヨウさんが現れました。
■ライヨウ > 喜びヶ原に存在する森に有る湖の畔、
小さなテントの傍で焚火前に一人の男が空を見上げている。
「どうやら明日も晴れの様だな」
空に浮かぶ雲の様子を確かめればそう呟いた。
「これなら暫く滞在しながら狩りが出来そうだ」
ギルドから請け負った魔物の討伐依頼、小型から中型の魔物が
数匹森の中から近隣の村へと現れては暴れまわっているらしく、
村での待ち伏せによる討伐は失敗に終わり、森の中へ踏み入っての
狩りが行われる事になったとの事だった。
今日は拠点となる場所の確保と周りの地形の確認を行い、
明日へ備えての休憩に入った所だった。
■ライヨウ > 「さて、そろそろ狩りの時間か」
腰を上げれば偵察と食料の確保を兼ねた狩りへと出かけていくのだった…。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森の中の湖」からライヨウさんが去りました。