2020/04/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森の中」にアレフさんが現れました。
アレフ > ぱちぱちと、焚火で薪が爆ぜている。

「あいたたた…」

その傍ら。目尻に涙を滲ませた少年が、腕の傷へと治癒の魔法を施していた。

ギルドで受けたのは、森の中のスライムの討伐依頼。
初級の冒険者がパーティで受ければほぼ安泰なその依頼。
それを少年は一人で受けた。
あんまり、群れていられると敵わないから、なるべく個体を狙って。
怪我をしたら無理せず後退、ちょっと休憩。
そんなことをしながらだから、四人パーティが半日で片付けて日帰りできる依頼を果たすのに、こうして泊まり込むことになる。
けれど、実入りはその分大きいし。

「これも修行…だもん」

そうだよね、おじーちゃん、おばーちゃん、と。少年はお空のお星さまを見上げつつ、故郷の祖父母を思うのだった。

アレフ > 倒されたスライムが落とす、コアと呼ばれる部位を、少年は七つ集めていた。
あと三つ。
合計十個集めてギルドに届ければ、討伐依頼は達成。

明日朝からがんばれば、きっと昼までには集まるはず。
そう思って少年は、自分の身体をマントでくるむ。

ぱちぱちと鳴る焚火の音を聞きながら、そっと少年は瞳を閉じて…。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森の中」からアレフさんが去りました。