2020/04/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/遺跡」にスミデーさんが現れました。
■スミデー > (山中にあるすでに探索されてしまい目ぼしいものは回収され尽くした遺跡。
自然の洞窟を利用して作られているせいか、薄暗くじめじめとした空気の漂うその遺跡の中を奥へと向かい、足元に注意をしながらゆっくりと歩いていく。
途中、勝手に再起動するタイプの罠に引っかからないように五感に優れたワーウルフと、罠を停止させるのが得意なインプ、そして魔物が巣食っている可能性を考えてオーガを護衛に召喚している)
「この枯れた遺跡なら誰も来ないだろうし、術の実験をするにしても最適だと思うんだが……召喚術も奥が深いな。
まさかまだ俺の習ってない術式があるなんて……まぁ、憑依の術を完全に使いこなせないと使えない術だから、直ぐに教えてくれないのは仕方ないんだけど。
面白そうだよな、魔物に憑依するんじゃなくて、魔物の力を身体に再現するって。
使いこなせるようになれば、ドラゴンの鱗で身体を覆って本体がやられたら終了っていうのも防ぎやすくなるし。
ただ、最初は人間に近い魔物から始めろって言ってたなぁ……まぁ、スライムとか触手で試して元に戻せなかったら悲劇だしな。
さて、そろそろ広い所に出るはずなんだけど……」
(新しい術式、師匠に模範を見せて貰い師匠の元である程度は練習して後は繰り返して習熟するように、と言われて。
ただし、完全に身体の構造が異なる魔物はまだ単独で行ってはならないと注意を受けているため、まずは人型の魔物で習熟訓練をすることにして。
ひと目に付かないようにと、人が来なさそうな枯れた遺跡を今回は選んだのである)
■スミデー > 「よっし到着って……魔物もいないし冒険者もいない。
これならゆっくりじっくり練習できるな……さて、まずはどうしようか……折角召喚してることだし、お前さんにするか。
太さが大分違うけど人型であることに間違いはないんだしな」
(遺跡の最奥、広くなっているところへと到着すれば明かりの魔法を使い照明を作って天井へと飛ばす。
ある種ホールのようになっているそこの中央に位置すれば、護衛として召喚したオーガを見てその腕を再現するところから始めようと。
まずはバランスを崩してこけないように地面に座り、一度深呼吸をしてから集中して目を閉じ、腕に魔力を循環させる)
「イメージとしては憑依したときの感覚を腕に再現すること、オーガの太くて筋肉質で力強い腕を使ってるときを思い出して……魔力で再現する……」
(オーガに憑依して腕を振った感覚、それを思い出しながら片腕に魔力を纏わせていき、元の腕を覆うようにゆっくりゆっくり丁寧に魔力を操作して。
そして魔力が徐々に実体を持ち始め、腕が太く大きく、筋肉が膨張し、内側から膨れて旅装の腕がびりびりと音を立てて引裂け、隣で護衛をしているオーガの腕と同じものが再現されていく)
■スミデー > 「よーし、このまま安定させて解けないように固定するように魔力を動かして……っ、あ痛ぁっ!
かぁーっ、失敗か……服も破れるし散々だな……もう少し腕の細いのにしないと駄目か?
ゴブリンとかオークで暫くは練習しないと駄目かも知れないな……それにしても、痛いったらありゃしないな、爆ぜなかっただけいいんだけどな。
回復担当も呼んでおくか……」
(あと少しで完全に固定される、というところで油断したのか魔力が解けてパァンッと音を立てて霧散する。
その時の衝撃が骨まで響くようで痛みに呻くものの、酷い時には肉が爆ぜたりとするため、これくらいならまだいい方で。
取りあえず、怪我をしたときに備えてユニコーンを召喚して回復を任せることにする)
「さて、気を取り直して練習練習っと。
これが使いこなせるようになれば色々と出来る幅が広がって面白いからな、早く人型以外も使えるようにするためにも練習あるのみ、頑張るか」
(久しぶりにやりがいのある術式特訓に張り切り、まずは腕の大きさの似通った魔物から挑戦して。
暫くの間、遺跡の奥からは弾ける音や痛っという悲鳴が響いていたとか、いないとか………)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/遺跡」からスミデーさんが去りました。