2020/04/10 のログ
■白冥花 > 甘い香りが誘う甘き快楽への誘惑に堕ちる者はいないようだ。
それでも白冥花はそうあるために身に受けた魔力を栄養に変え、栄養をまた苗床を誘う甘い香りに変えて咲き続ける。
知性があればそれは無駄だと切り捨てるだろう、しかし、此処に咲き乱れる花々は知性などある筈も無く、その身にあるのは繁殖への渇望であり、大地を埋め尽くす征服欲。
種を持ち帰らせ、或いはその場で苗床とし、それらを守る騎士を選び寄生する、……その為に魔性の花は待ち続ける。
其処に足を踏み入れる者が現れるまで。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/純白なる花畑」から白冥花さんが去りました。