2020/02/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にリィナさんが現れました。
■リィナ > 良く晴れた昼下がり
街からは少し離れた街道沿いの草原地帯は、陽射しがあっても冷たい北風が身に染みる。
防寒具として着込んできた古びたマントで小柄な身体を包み込みながら、
道から外れた枯草色の地をふらふらと、あっちに行ったりこっちに行ったり。
「うーん……やっぱり、まだ早いのかな?」
寒空の中で、枯れた草を覗き込んでいた少女がポツリと漏らす。
早春に芽を出すという薬草。
それは、先日登録したばかりの冒険者ギルドに張り出されていた素材調達の依頼だった。
王都から日帰りでギリギリ行ける範囲。
それも森などに比べれば危険も少なく、買い取り額もそこそことなれば、受けないという手はない。
問題があるとすると、ずっと寒風に晒され続けながら、生えているかも分からない草を探さないといけないということくらいだろうか。
小さなくしゃみをしながら、別の茂みの方へと移動して。
■リィナ > 日が傾き、風が一段と冷たさを増し始めると、少女は手ぶらのまま街へと戻っていき――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からリィナさんが去りました。