2020/01/15 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にノールさんが現れました。
ノール > 朽ち木の並ぶ褐色の平原。

枯草、むき出しの岩、乾いた土塊。彩度の低い鈍い色合いが溶けあう
その真ん中を僅かに踏み固められた街道が蛇行しながら伸びていく
元は、祀られていた大木だっただろうと思しき大きながらんどうの朽ち木がひっそりと佇むのが目に付く
中に空いた大きな洞に、狗頭人身の化け物が潜んでいた

鼻先だけを伸ばし、気配を伺いながら得物とも呼べぬ錆だらけの曲刀を下げる
その長さは常人ならば両手でも余るがその化け物は片手で軽々と持っていた

ノール > 見渡す限りの死地には気配がない

こんな場所でも希少な採取物が存在する。それを経験則で知る獣人は獲物を待っていたが
手にした曲刀を地面に突き刺す
鼻づらを宙に掲げてしばし、動きを止めた

何も変わらぬ気配
忌々し気に、低く唸ると曲刀を抜きのそりといずこかへ消え去った

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からノールさんが去りました。