2019/11/17 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にサヤさんが現れました。
サヤ > ギルドからの魔獣討伐の依頼を終えた帰り道。
森から出たところで蹄の地響きを感じてあたりを見渡し。

左手の方角から土煙を上げて近づいてくる騎馬隊を目にすれば。
帰り道から近づいてくるそれに小さくため息を零しつつ。
引かれるのも嫌だしと、平原に伸びる道から一歩外れて相手が通り過ぎるのを待つことにして。

聖バルバロ騎士団 > 巨馬を駆る団長を筆頭に騎馬数名。
本日の獲物になるであろう女冒険者を見つけ、部下たちが色めきだった。

鉄兜を装着している団長はともかく、部下の中には頭部が剥き出しの者がいる。
下卑た笑みを浮かべ、五月蠅い程に奇声をあげていた。

騎士団を前に女性が単身姿を現したのは決して良いことではなかった。
餓えた野獣たちは女を瞬く間に取り囲むと、手にした得物を突き出す。

血の付いた槍や、長い剣など。
どれもが団員達の服装と合っておらず、どこかで奪ってきた戦利品であることが伺えるだろう。

「女、武器を捨てろ。」

団員の一人が見ず知らずの女冒険者に対し、居丈高に命ずる。
それらの一歩離れた所で、大鎧の団長が手綱を手に様子を見ていた。

サヤ > 近づいてくるほどに感じる異様な気配。
しっかりと陣形を整えて馬を走らせるあたりからそれなりに訓練を積んでいるようには見えてが。
遠目からでもわかる不気味な殺気はどう考えても野党の物と変わりなく。
騎馬兵たちが周りを取り囲む様子を冷たく鋭い目で見ながら腰に差していた刀に手を添えて指で軽く持ち上げ。

「………断る」

いきなり降伏を命じてきた一人の男に対し冷たく言い返す。
それと同時に居合の要領で刀を抜けば馬に乗る相手の肩脚を切り裂き。
返しざまに馬の頸動脈を引き裂いて仕留めてしまい。

聖バルバロ騎士団 > 「くそ、俺の馬が。」

「何ヤラレてんだよ、ギャハハハ。」

馬がやられた団員は、咄嗟に飛び降り、後方へ着地する。
下種でも精鋭なのだ、これ位はできる。
手にした槍は馬上を想定した短めの物、当然徒歩でも使える長さ。

他に4名の騎馬が女を取り囲む。
それぞれ槍や剣を持っており、仲間の馬が殺されても笑っている位に頭のネジが飛んだ連中である。
そして、そんな連中が一斉に女への攻撃を開始する。
馬上から武器の先を突き出し、腕や足を狙っていた。
どれもが牽制であるが、こちらは4人。カスリでもすれば良いわけで。

そんな状況に団長は兜の中で静かに笑みを浮かべていた。
騎士団の精鋭相手に居合いをお見舞いする腕前、そして整った肢体に興味を持ち、静かに眺めている。

サヤ > 「下種が……」

仲間が馬上から落ちたとしても笑っている連中。
ある意味下手な野党よりも狂った連中だと小さくため息を零し。

馬上に人数と通常であれば圧倒的不利な状況下。
しかし幸運なことに相手は馬に乗っておりそして人数も多い状況で取り囲んでいる。
自然と攻撃は単調なものになりがちである。
突撃してきた剣先の一つを刀でそらして隙間を作れば飛び上がり。
騎兵の膝に脚をかけさらに馬上の上に飛び。
その瞬間に越し際に一体の喉を切り裂き。

「っく……」

一撃の回避には成功し、敵を超えて地面に着地するも太ももに痛みが走って片膝をつく。
痛みの個所に目を向ければ一筋切り裂かれた場所から血が流れていて。
どうやら飛び越し際に回避しきれなかった剣先がかすったのだろう。
忌々しげに眉を寄せながら立ち上がって再びくるであろう攻撃に備えようとして。

聖バルバロ騎士団 > 「下種だってよ。」

「今からその下種の子を孕むってのにか?」

この人数ならば勝てると思っているのか、高笑いの団員達。

女の読み通り、馬上では主に刺突での攻撃に絞られる。
大ぶりの斬撃は狭い場所では同士討ちの可能性がある。
手練れとは言え、互いに信頼できる様な仲間ではないのだ。

鋭い金属音が上がり、団員の得物がソレる。
馬上を女が駆ければ、団員の一人が首から噴水の様に血を吹き出して倒れる。

「おい、一人やられたぞ。」

「あのアマ、ふざけやがって。」

仲間の死に闘志を燃やすような連中ではない。
てこずって団長の機嫌を損ねることを恐れているのだ。

3騎の馬と、馬をやられた一名、合わせて4名が四方を囲み、再び刺突を繰り出す。
女の方は片膝を剣でやられており、機動力が落ちている。
そして、女に遥か向こうより鋭い一矢がもう片方の太ももを目掛けて飛来する。

団長が馬上で弓を放ったのである。
騎士団を力ひとつで従えている団長は弓も正確で、おまけに素早かった。

女は4名の攻撃と弓矢、そのすべてを同時に対処する必要に迫られる。

サヤ > 太ももに痛みを感じつつも刀を振って付着した血を払いながら。
再び攻撃の陣形を整えてくる男たちをしっかりと観察する。
相手が馬に乗る以上逃げるのは困難だろう。
であれば一人一人倒して相手の撤退を願うしかない。

決断を下せば再び突撃してきた攻撃を身体を低くかがめながら斜めにそれて回避し。
下から脇腹をつき上げようとした刹那。
左脚に激痛が走ってバランスを崩して攻撃に失敗し。
しか馬よりも一歩遅れてくる徒歩の男が正面に見えれば何とか傷ついた右脚で地面をけり込み。
槍先を弾いて懐に飛び込めば男の心臓に刃先を突きこむ。

「っ……くそ」

しかし自分もバランスをそれ以上は保てず勢いのまま地面に転がり。
立ち上がろうとするも足に力が入らずにうずくまる形になり、

聖バルバロ騎士団 > 女の顔が痛みで歪む。
絶命したとはいえ、団員は最低限の働きはしたようだ。

団員たちは一人やられてもいまだ下卑た表情を変えない。
むしろ片足を封じていることが判明して安堵したようだ。
逃がしさえしなければ、最悪団長がなんとかしてくる。
彼らにはそんな考えがよぎっていた。

事実、団長の放った一矢は女の無事だった足まで封じ、機動力を完全に奪ってしまう。

「流石、団長だぜ。」

攻撃を躱されても状況は有利なだけに、団員たちは余裕の表情だ。

「ぐげぇぇぇ!!」

馬を失った男は、女の渾身の一撃で足を崩し、
心臓から血を吹き出して絶命する。

女はそれ以上戦う力がなくなったのか、地面の上で転がることに。

「二人も殺しやがって、このアバズレが!」

団員たちは怒りを露にし、馬から降りると武器を取り上げてから女を力任せに蹴りつけ、踏みつける。
革靴とは言え、鍛えた男3人に踏みつけられれば、相当な痛みが伴うだろう。

そして、男たちが息を切らした所で団長と彼の愛馬が近づいてくる。

サヤ > 「くっ……」

矢が刺さった脚を抑えつつ。
馬を降りた男たちが近づいてくるのが見えれば何とか立ち上がろうとするものの。
骨まで刺さった矢によって体重がかかるだけで激痛が走り。
半ば這いずる様に逃げようとしたところに男の蹴りが脇腹に食い込めばあばら骨が折れる衝撃が走り。

「ぐ、っあ!、は!が、つあ!」

後頭部を抑えて三人の男たちによる執拗な攻撃から身を守ろうとするも。
鍛えられた男たちの攻撃の前には己の肉体など完全に無力で。
時に指が折れ、、時に骨にひびが入り、時に靴底で皮膚が避けて出血し。
男たちが攻撃をやめるころには満身創痍の状態で浅い呼吸を繰り返しつつ地面にうつ伏せで倒れる状態となっており。

聖バルバロ騎士団 > 3人の男たちが代わる代わる女の体を嬲る様を団長は口元に笑みを浮かべていた。
腕の立つ女が地に伏し、暴力に晒される姿は団長の嗜虐心を大いに楽しませる。

「てめえの立場が分かっただろ?
服を脱いで土下座しろこらぁ!」

呼吸が乱れている女の脛を思いきり蹴りつける団員。
手には鎖が付いた首輪を持っている。

女が命令通り土下座をすれば、首輪をかけて近くに樹に繋ぐ。
逆らえば、また3人での暴行が始まるだろう。

そして、団長は未だ巨馬に跨ったまま。
馬は団長の命令に応え、女の顔の直ぐ傍を踏みつけた。
手間取らせればこうなるぞ、と言う意味であった。

サヤ > 「ぅ……っく」

全身が血や土で汚れ。
反撃できないくらいに追い詰められた肉体に掛けられた言葉と追撃の蹴りにうめき声を零し。

屈辱と己の無力さに目元に涙を浮かべながら骨が軋む脚をゆっくり動かして服を脱ぎ。
土下座の体制を取れば地面にポタリと涙のしずくが落ち。

「二人も殺してしまい……申し訳、ございません」

悔しさに、歯を食いしばりながらゆっくりと謝罪を口にして、

聖バルバロ騎士団 > 土下座をし、謝罪の言葉を無理やり述べさせると、団員たちはすぐさま女の首に首輪を嵌める。
そして、首輪の先に繋がっている鎖を樹の幹に括りつけた。

足元で涙を零している女が騎士団の中でも手練れを二人も殺したのは事実である。
女への恐ろしさは生き残った団員皆が共通して持っていた。
今は大人しく従っているが、状況次第ではどう出るか分からない。

女が土下座の姿勢を取らされている間、頭の上では金属音が聞こえる。
団長が部下に命じ、大鎧を脱いだのである。
2メートルはあろう巨体、そして股座にはオークにも比肩するデカマラが涎を垂らしている。

「女、団長がお前の健闘を称えて子を孕ませてくれるそうだ。
名と感謝の言葉を述べてから後ろを向け。」

団員たちの表情には僅かに緊張が伺える。
ここは塒と違い、完全な制圧下ではない。
こんな危険な女を前に裸になるなど正気ではない。

しかし、彼らは団長に意見することは許されなかった。
団長は、巨大なモノを手で扱きつつ、女が股を開く所を待ち構えている。

サヤ > 「ひ!……や、あ」

団長と呼ばれる男が鎧を脱ぎ。
どう考えても人間の身体に納まるようなものではない男根を掻きながら近づいてくれば。
おびえるような表情を浮かべながら鎖の金属音を立てながら後ずさり。

背中が木の幹に当たれば必然的に相手に見えてしまう下腹部には淫紋が浮かび上がり。
孕ませるという言葉と相手の男根からくる強烈な雄臭にあてられて本能的に子宮が疼いて股が濡れているのを見せつける形となってしまい。

「くっ…お、お前らに名乗るななどない。
 やるならさっさとやればいい」

恐怖で目線が泳ぎながらも、口先だけでは負けまいと気丈にいい放ち

聖バルバロ騎士団 > 団長は馬から降りても威圧感を周囲に放っていた。
ましてや、人の腕ほどあるデカマラで今から串刺しに合う女の恐怖はいかに。

鎖で移動を塞がれ、両足を潰されている体では精々身じろぐのが精いっぱい。
万が一、団長に危害を加えようものなら更なる仕置きが待っているだろう。

「こいつ、淫紋をぶら下げてやがるぜ。」

「どっかの奴隷じゃねえのか?」

「にしては生意気な口をききやがるな。」

団員たちは警戒の色を残しつつ、好き放題に口を開く。

寡黙な団長は、女が逃げ場を失った所で傷ついた両足を掴み、引き寄せる。
下腹部だけをまるでモノでも扱うように乱雑に持ち上げれば、透明な体液で濡れている蜜壺へと巨大なイキモツを挿入する。
犯しなれている団長は、狭い入り口を亀頭で無理やり抉じ開け、子宮口まで貫く。

女の子宮は団長の規格外の大きさに拡張される。

サヤ > 「ひ!っや、め。
 っくぁぁぁ!」

脚を鷲掴みにされ引き寄せられれば傷ついた肉体が悲鳴を上げる。
しかし、それよりも腕のような男根に犯される恐怖の方が勝り。
弱弱しい力で抵抗しようとするも、身の丈2mもあるような大男相手に力で勝るはずもなく。
膣内に無理やりねじ込まれ、子宮内まで犯されれば悲鳴を上げ。

文字通り串刺しに去れた骨盤はミシミシと軋みを上げ。
下腹部には男の亀頭の形がくっきり浮かび上がらせながら。
濡れていたとは言え無理やり押し広げられた膣口からはぽたりと血がこぼれ

聖バルバロ騎士団 > 「おいおい、団長にかかればあの女もざまあねえな!」

虎の威を借るキツネ状態の団員たちは団長の前に悲鳴をあげる女の姿を見てはゲラゲラと笑う。
地面に赤い点々が落ち、股から血を流していることは誰の目にも明らかで。

団長は無理やり抉じ開け、膣内を拉げる感覚に大きな口を三日月状に伸ばして喜んでいる。

腹が膨れ挙げる程巨大な異物で女の膣を、子宮の中をズコズコと掻きまわし、拡張していく。

「しばらくは他の男の相手はできねえなあ。」

団員たちが下卑た笑いを浮かべている中、団長はその巨体を前後に揺らす。
部下を殺されたことへの恨みなどはまるでなく、単純に女を犯すことが団長の喜びなのだ。

女は碌に動かない体を一方的に持ち上げられ、蹂躙されるのであった。

サヤ > 「ひ!ぁ、つ!うっぐ!」

相手に内臓が持ち上がらんばかりに一物を打ち付けられるたび。
うめき声のような息を吐き出しつつも、何度も執拗に犯され続けていればやがてその声にも熱を帯び始め。

「っは……やめ、壊れ、ぅぐ」

身体の支えは相手の両手と杭のような男根といった状態で犯し続けられ。
徐々に体は雌として順応してくれば秘書からは血と愛液と相手の先走りが混じった液体で卑猥な水音を響かせ始め。
元々限界まで広げられた膣内は相手の一物に絡みつきながら精液を求めて吸い付くようで。

聖バルバロ騎士団 > 「おーおー、壊れるだとよ。」

「団長を相手して無事に帰して貰えると思ってるのか。」

団長が相手した女たちは皆使い物にならなくなるほどに壊れることが多い。
それを知っているだけに団員たちはせせら笑う。

団長のまた、生意気を女を壊すことに快感を覚える方なのか。
まるで破城槌を打ち込むかのように極太マラで子宮を滅多刺しにする。
粘膜保護のために愛液が分泌されると、襞肉が具合よく絡みつく。
団長は下腹部を女の体に密着させたまま、ズコズコと短いストロークで女を突き上げて。

サヤ > 「あ!が、は、っぐ、んっふ!」

此方の懇願など意に介さず。
文字通り破壊せんばかりに奥を押し込まれるたび。
悲鳴とも喘ぎともとらえられないような声を口からこぼし。
唾液で口周りが汚れるのも関係ない状態で犯されれば弱弱しい手で相手の手首を掴み。

反射的に爪を立ててはいるものの子猫の反撃程度にもならず。

聖バルバロ騎士団 > 「見ろよ、あの状態でも爪を立てる元気があるようだぜ。」

「ああ、でもなあ…。」

団員の一人が同情的な表情を浮かべる。その理由は間もなく分かるだろう。

ぐぐぐぐ…。

団長の丸太のような片手が伸び、女の首を絞めつける。
逆らったことへの罰と、膣の締め付け具合をよくして更に楽しもうと言う発想であった。

パンパンと、肉が弾ける音が響き、女は胸だけでなく体全体が跳ねる。

団長のドデカマラの中にいよいよ精液が溜まっていく。
種付けの時が近い様だ。

サヤ > 「っ!う……ぐ、ぁ」

喉を締め付けられ、呼吸が阻害されると苦し気に眉を寄せ。
反射的に相手の腕を退けようと両手でつかむもののせいぜいが掌を添えるレベルで、やがて力が抜けて垂れさがり。

相手に突きこまれるたびに身体が揺れ動き。
肉体は無抵抗になっていくにも拘わらず、寧ろ膣内は相手の精液を得て受精しようと絡みついていき。
相手が腰を引きぬくたびに子宮口が相手の雁首を撫で上げていき。

聖バルバロ騎士団 > 女の腰と、首を支えに凌辱を繰り返す団長。
2メートルの巨体は苦悶の表情で興奮し、膣と子宮の中で更に一回り大きくなる。
内側から更に拉げ、力なく垂れ下げる女体を生オナホ同然に一方的に使う。

但し、淫紋の影響か子宮口は団長のカリに絡みつき、快楽を与える。

いよいよ、種付けの時が迫る。

団長が両の手を用い、女の体を再び引き寄せて。
子宮内に直接入り込んだ鈴口より、卵子がおぼれそうになるほどの白濁の洪水が注ぎ込まれる。

元々膨らんでいた女の下腹部は、団長が放った精液により更に膨れてしまう。

その後は、団長の気が済むまで何度なく犯される。
膣からも、口からも、菊門からもドロドロの精液を吹き出す様になるまで汚された姿になった所で漸く解放される。

…正確には、鎖に繋がれたまま置き去りにされたというべきか。

女が解放されるのがいつになるか、それは神のみが知ることであった。

サヤ > 「ぅ……く、は」

首も絞められ、激しく侵された結果として声も出づらくなっており。
中を蹂躙されるたびに弱弱しく声を漏らし。
相手が射精した瞬間、ビクンと全身が跳ねあがり。

「ひっっく、あ……か」

びくびくと痙攣を繰り返しつつ。
排卵された卵子は自ら精液の海へと飛び込んで受精されてしまったことを感じ取り。

その後、相手が満足するまで全身を性処理に消費されたのち。
やり捨てられたまま置き去りにされてしまえば、一般の旅人が通過するまでの一昼夜。
女を襲うゴブリンや山賊などにも好き放題犯され続けてしまい。

後日、相手の子供を産み落とすことになるだろう。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からサヤさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にサヤさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から聖バルバロ騎士団さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からサヤさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にさんが現れました。
> 「はぅ…」

メグメールの自然地帯、少女が居るのはそこにある森林の中。
くてっと一本の木の根元に背を預け、両足を放り出すようにして座り込んでいた。
傍らには狩ったのだろう、一匹の猪が丸々と。
しかし、その瞳は上に、葉の隙間から見える青空を眺めている。
そんな声を漏らす少女だが、何をしているかと言えば…

くぅ…静かな森林で鳴った音は、少女のお腹から。
それがどんな意味を示すのかは、誰でも分かるだろう。

王都に向かうはずだった少女。
見事に道を間違え、こんな場所まで来てしまった。
もちろん、余分な食事とか持って来ている訳もない。
見て分かる通り、狩りは出来る、解体もやれと言えば出来る。
後は調理をするだけなのだが、それが出来ないのだ。

> ふと、少女の視線が下がる。
その先に見えるのは、数対の魔物。
少女に誘われたのか、猪に誘われたのか、偶然通り掛かったのか、それは分からない。
しかし、少女は一瞥しただけ。
それ以上の動きは見せていなかった。

ガサッと草葉を掻き分け、距離を詰める魔物達。
その距離は、まだ目視を何とか出来る距離。
少女がいまだに動きを見せないのは、何か理由があってのものか。
とは言えども、第三者から見れば明らかに危険が近付いていると見えるものだろう。

> 更に距離は近付き、はっきりとお互いが見える距離。
それでも少女はまだ動かない。
ただ、その視線だけは魔物達に向けられたままだ。

そして、お互いに触れられる距離にまでなった。
魔物の内、一番少女に近付いていた魔物が無造作に手を伸ばす。
なのだが、その手はまるで壁に当たったかのように、少女のすぐ側で止まってしまう。

「うーん、そのまま通り過ぎて行ってくれると良かったのですけどねー…
駄目ですよー?そんな事、しようとしちゃー」

にこーっと少女は笑顔を浮かべ、戸惑いを見せる魔物へと声を掛ける。
その言葉が通じているのかは疑問だが。
更に数匹が先頭の魔物の左右から近付き、手にした武器を振り下ろす。
しかし、それもまた、見えない壁に弾かれてしまった。

少女は、変わらず木の根元で座り込んだままだ。
それなのに、近付いていたその数匹の魔物達は、胸元からまるで何かに貫かれたかのように背中から血飛沫を噴き、ゆっくりと倒れてゆく。

何が起こったのか、誰も理解出来ない。
そんな現象を目の前にした残りの魔物達。
一呼吸の間を置き、慌てて逃げ去ってしまう。

その姿が完全に見えなくなってから、ハッと何かに気付いたような様子を見せる少女。

「誰か料理が出来たのなら、猪さんを料理して貰えば良かったかもですねー…」

そんな事が今の魔物達に出来るかどうかは疑問だが、残念そうにそんな呟きを漏らすのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からさんが去りました。