2019/11/04 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 馴染みの貴族に狩りに誘われ、訪れたメグメール。
しかしながら、普段整えられた環境で過ごしている己には、人の手の及ばぬ大自然というのは些か不向きなのかも知れない。

「……男爵には色々と申し訳ない事をしたな…。今度、良い美術品でも持って行かねばな」

草原のど真ん中でぐったりと寝そべる少年。
少年の横には、今日一度も使われていない豪奢な猟銃が一つ。
付き添いも無く、誘った男爵の姿も無く、遠くから鳥の囀りが響くばかり。

「……まあ、偶にはこういうのも良いかも知れんな。うむ」

要するに、皆とはぐれて絶賛迷子中であった。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > しかし、そんな細やかな休息も許されるものではない様子。
というよりも、此の状況であれば男爵殿がアンデッドよりも真っ青な顔で捜索隊を出しているかも――

「……と、存外早かったな」

遠くから聞こえるのは、蹄が大地を蹴る音と必死に己の名を呼ぶ者達の声。
よいしょ、と起き上がって草を払い、放り投げていた猟銃を手に取ると濛々と立ち昇る砂煙に視線を向ける。

「…慣れぬ事はするものではないな」

小さく溜息を吐き出すと、彼等に合流する為にゆっくりと歩きだした。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。