2019/11/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にシスター・マルレーンさんが現れました。
■シスター・マルレーン > 「ここですか………。」
ふー、っと溜息をつきながら、ようやくゴブリンどもを追い払ったシスターが一人。
街道傍、ではないけれど、割と街道から近い山のふもとで見つかった遺跡。
浅い階層はゴブリンが群れで住み着いているらしく、今日はその退治と調査である。
「……私は、こういう対多数は苦手なんですって……。」
ぜー、ぜー、っと吐息。
一対一では無類の強さを誇る女も、対多数は若干苦手。
闘っている最中ずっとエネルギーを使い続ける戦闘スタイルが原因ではあるが、これ以外の戦い方を彼女は知らない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にラファルさんが現れました。
■ラファル > 冒険者をしている幼女、新しい遺跡が出たと聞いて、わくわくしてやってくる。
新しい遺跡にはお宝がいっぱい、つまり、面白い物とか見たことないものがいっぱいあるに違いない。
マグメールのギルドで聞いたのが、ついさっき。其処からダッシュして、たどり着いたのが、今。
凡そ人に出る速度ではないのだが、其処は其れ、幼女には一つばかり秘密があって。
その秘密のお陰でたどり着けるのだった。
「―――お、よ?」
そして、たどり着いた所での異常というか、異臭というか。
血の匂いに、クンクン、と鼻を鳴らして幼女は眼を瞬く。
すでに誰かが来ているのだろうことを思い浮かぶ、こういうのは早い者勝ちだからである。
意地悪な先輩でなければいーなーと思いながら、こっそりと、草の茂みからのぞき込むのである。
■シスター・マルレーン > 「……まあ、怪我もちょっとですし、大丈夫っちゃ大丈夫ですけど。」
ゴブリンに襲われて腕に怪我は負ったものの、このくらい物の数ではない。
傷口を少し匂いを嗅いで、ぺろ、と舐めて、毒が無いことだけを確認し。
「…………でも錆びてはいましたし、ちょっとだけ洗って。」
その上で、きゅ、っと包帯で腕を縛って、よし、と。
修道服姿の女性はずっしりとした、頑丈そうな棍を片手に遺跡の入り口を覗き込む。
「………まだ中にはたくさんいそうですね。 まあ、遺跡の中であれば囲まれることはないでしょうし、そこは気楽ですけど。」
棍そのものが光り輝いて周囲を、暗闇を照らす。
単なるシスターではなく、明らかに戦闘タイプであることには遠目からでもわかるかもしれない。
■ラファル > 草叢から幼女は覗いていたのだけれど、戦闘はすでに終わったらしい、シスターの姿の誰かが、何かをしているのが見える。
じぃ、と眺めて、おや?と首を傾いだ、嗅ぎ覚えのある匂いだ。
そして、聞き覚えのある声。
―――思考中―――
―――頑張って思い出し中―――
――hit―――
「あ!おねえちゃんだ!」
幼女の記憶の中に、おぼろげに出てくるのは、確か、貧民区で出会った女性だった。
うん、たしかにそうだ、間違いない。
幼女の顔が、にこやかに明るくなる、この人安全。いいひと。
「やー!」
幼女は、暗闇の方に視線を巡らせるシスターに向かって、軽く声を上げて近づいていく。
ちゃんと敵意がない事を示すように両手をぶんぶん振ろう。
にぱぁ、と知り合いに久しぶりに会えた嬉しさが、顔全体に出てくるのであった。
■シスター・マルレーン > 「……? ああ、………」
目をパチパチとさせながら、やってきた相手を見て………少しだけ固まる。
こんなところで見るとは思わないわけで。
「………どうかされたんです? ここはゴブリンもいて危険ですから、気を付けてくださいね。」
いい笑顔で挨拶されれば、こっちも微笑みを返しながらも、しっかり年上らしいことを口にする。
棍を光らせながら遺跡の中を照らしていたが、人が来たのを感じればそれも取りやめて。
今、敵に襲撃されるのもまずい。
■ラファル > 「……?」
なんか、凄く来てはいけなさそうな雰囲気、空気を読むこと自体はできる。
その読んだ空気に伸るか反るかは、少女の気分次第では有るのだが。
光源を消す彼女の近くへと、夜の闇、月の明かりだけであるから、見えづらいだろう、少女の姿も溶け込みやすいものなので。
半裸であろうとも、夜闇にあれば、其れこそ、闇に溶け込んでしまうことが可能なのは、少女の技量であるが、だからこそ、見えるように、動くのだ。
「うん、この遺跡を冒険しに来たの。
ボク、冒険者だし、お宝欲しいし?
おねーさんも、そうじゃないの?」
気を付けてくださいね、と言う注意に関しては、うん、と最初に頷いて返答。
彼女の視線の先、遺跡の入口の方に視線を向けて、ふむふむ、とみる。
「足跡、裸足……確かに、ゴブリンとか、中に巣くってそうだね。」
そう、言いながら、遺跡の入口から視線を彼女へと戻す。
金色の瞳は、じっと彼女の事を見て、もう一度笑う。
「一緒に行きたいなー?」
だめ?と小首をかしげて問いかける。
■シスター・マルレーン > 「あはは、そうなのね。
私はゴブリンを倒しに来て、調査をすることが目的だから………ね。」
他の冒険者に知られているのであれば、おそらく教会が独り占めに失敗したのだろう。
であれば、危険を冒して一人で突撃する必要も無い。
「冒険者としては………まあ、分からなくもないですが。
うー………ん。」
一緒に行きたい、という言葉には唸るように腕を組む。
相手が只者ではないことは承知の上である。
だが、それでも幼い子供を危険にさらしていいのか。
そんなことを考えつつ、渋々と頷いて。
「分かりました。でも、必ず離れたらダメですよ。」
■ラファル > 「にゅ?そんな依頼、有ったかなぁ……??」
此処に、遺跡があるという情報が有ったが、依頼は聞いていない。
情報と言うのは、時差があるものだし、もしかしたら、自分が聞いてこっちに来る間に発生したのかもしれないし。
まあいいか、と済ませてしまうのである、彼女の目的がそれならば、それで良いのだし、と。
「………。」
じー。
キラキラ光る金の瞳、小動物のような輝きで見上げる幼女。
唸る彼女、その判断を待つように視線を向けるのだ。
ダメ、と言うならしょんぼりしても、帰るのだ。
「わーい!
じゃあ、おねえちゃんの手伝いするよ。
持ってっちゃダメなものはあるの?」
OKが出たのでピョンピョン跳ねる幼女。
彼女は依頼できているので、彼女が持って帰るべき物だけは聞いておく。
お宝はほしいが、その辺はちゃんとしなければならないだろうし。
「さて、と。
ボク、地図と、罠を担当するよ。
あ、戦闘の時はちゃんと手伝うからね」
背中の茶色のカバンから、羊皮紙とペンを取り出して、入り口辺りをさらりとスケッチする。
こういう地図も、冒険者ギルドで売ることができるので。
盗賊系の職業の面目躍如と言うべきであろう。
そして、ペンで入口の階段の少し手前を指して見せて。
「後、其処、鳴子あるからね、踏むとカラカラ鳴るよ。
態と鳴らして、中の魔物呼ぶのも手だよ。」
にひ、とワクワクした様子で言うのは、むしろ鳴らしたいのかもしれない。
■シスター・マルレーン > a「持って行ってダメ、というものはないですけど。
………そうですね、何でもかんでも、というわけにはいかないですからね。
後はメインになるのは退治ですから、あまり前には出過ぎないように。
基本的にしらみつぶしに全部潰していこうと思っていただけですし。」
言いながら、にっこりと微笑んで。
「ですから、もうちょっと待っててくださいね。
入るのはもうしばらくお預けです。」
言いながら、鳴子を思い切り踏み抜いて、ついでに勢い余って落ちてきた鳴子を、根で弾くように打ち抜く。
激しい破裂音が響き渡って、ダンジョンがざわつく気配が漂い。
「………私の依頼は駆除ですからね。」
■ラファル > 「はーい。」
遠足のような幼女の返答、前に出すぎないようにと言うのであれば幼女は、彼女より半歩下がる。
そして、まだ入らないというので、羊皮紙とペンをカバンの中にしまいなおすのだ。
「わぁ、豪快っ☆」
にっこり微笑みながら、鳴子を思いっきり踏み鳴らすシスターに幼女は嬉しそうに笑って見せる。
そして、近くの石ころを拾い集めるのだ。
どうするかと言うのは聞くまでもない、石礫にするのだ。
それと同時に、精霊に視線を向ける。
「おねえちゃん。
風の精霊に、お願いするよ。
矢避け。」
幼女は、シスターに先に行ってから、精霊に願う。
彼女と、幼女の周りに風が纏わりつく、魔法の力のない弓矢をはじく、風の護りを発動させておくのだ。
■シスター・マルレーン > 「ありがとうございます。
まあ、しばらくは待っていてくださいね。」
よいしょ、と少しだけ足を踏み入れて、ぐるりと肩を回す。
「………矢避けは助かりますね。 これで、ただ近づく相手だけを相手にすればいいわけですから。」
言いながら、すぐに暴力の音が響き渡り始める。
石礫の援護を受けつつ、矢を避け、棍を振り回し。
■ラファル > 「楽させてもらうんだし?このぐらいは、ね。」
前衛を任せるのだ、後衛として出来る事をするのがパーティだ。
彼女が戦いやすいように、弓をつがえるゴブリンに、矢避けがあるとしても石ころ投げて牽制し。
そして、時折後ろを確認する。
何故なら、遺跡の内容が判らないから、別の出口がないとも限らない。
つまり、バックアタックの警戒もしなければならないのだ。
ただ、今のところ幼女の知覚範囲内―――半径一キロ以内で、背後から近づくような存在はいない模様。
シスターの隙を突こうとするゴブリンに石ころを投げて頭部を破壊して。
暴虐の時間は、しばし続くのであろう。
■シスター・マルレーン > まあ、この二人でそうそう苦労するわけもない。
遺跡が割と"外れ"だったこともあり、探索に時間はかからなかった。
「………まあ、こんなところですかね。」
遺跡の出口………数刻前は入り口だった場所から出てしばらく。
大木に折った木を立てかけて、そこに更に枝をたてかけていく古風なサバイバルロッジを組み上げて、ふう、と汗を拭う。
「火は起こせそうですかー?」
建築担当はこちらで、キャンプ内部の担当は向こうだ。
お任せしても何とかなるだろう。
■ラファル > 片や、盗賊系上級職探索特化。
片や、前衛、聖職者。
どちらも、冒険者としての経験が豊富となれば、ゴブリンの居る遺跡程度ならば何とでもなる。
特に危ない所もなく、地図も、罠の解析も、モンスターなどの討伐も。
すべて拍子抜けするほどあっさりとするものである。
「んいー。燃えるよー!」
火打石と、火口箱とを合わせて、木屑に火をつけて、それを種火として。
ある程度大きく成れば、それを焚火の日に移して見せる。
帰る途中で二人で狩ったイノシシの解体も合わせて行う手際は、なれていると言って良いだろう幼女。
てきぱきと皮と肉骨に解体して、骨付き肉を焚火であぶり始める。
滴る肉汁、油が焚火の炎を一層豪華にするのだ。
「こっちはじゅんびおけだよー!」
食事が終われば、この焚火を使い、お湯を沸かしてお風呂も良いな、と思う幼女だった。
■シスター・マルレーン > 「はーい、それでは戻りますねー?」
長めに折った木の枝を立てかけ、そこに木の葉をかけていく。
これで、すくなくとも突然の雨が降ってもなんとかなるだろう。
「………じゃ、少し休憩をしましょうか。
流石にもう真っ暗ですから、ここから街道までの距離でも危ないですからね。
食事をしてからゆっくり休憩をして、日が出てきたら戻りましょう。」
一般的な冒険者、……それも、どちらかといえば無茶をしないベテランよりのプランを考えながら、隣に座り込んで。
■ラファル > 「早くしないと、お肉が焦げちゃうよー!」
そんな風に言いながらも、幼女は手慣れた手つきで、鉄の鍋に水を入れて。
その中に、保存食である、固めたスープの素を入れ、干し肉と、硬くなったパンを崩して居れていく。
即席のスープを作りながら、新鮮なイノシシ肉が焼けていく様子を眺め、時折回転させてむらなく焼くのだ。
「はーい。
寝袋の用意もできてるよ!」
夜は基本的に魔族とか魔獣とかの時間である。
幼女一人であれば何とでもなるが、彼女もいるのだし、休む方が理にかなっている。
何故なら、基本は普通の人として動いているつもりなのだから。
彼女は知っているはずだがそれでも、普段は隠しておかねばならないし。
隣に座る相手に、ちょうどよく焼けたお肉をどぞ、と一つ手渡す。
■シスター・マルレーン > 「さて、それじゃあご飯としましょうか。」
よいしょ、と座りながら食事は早めにすることにする。
いい匂い、というのは自分にとってだけではない。 むしろ、他の獣を呼び寄せる可能性もあるものだ。
故に、そっと座ればすぐに食事をすることにしようと。
どうぞ、とされればありがとうと微笑んで。
まあ、シスターではあるが、食べ方はワイルドである。食べ物もワイルドだし。
「はー…………二日三日かかったらどうしようかと思いましたけど。」
■ラファル > 「あいっ!」
うんうん、と幼女はうなずく事にする。
だって、おなかが減っているのだもの、成長期の幼女は、ご飯を我慢するのはとてもつらいものである。
だから、ご飯にするという声にはとてもうれしそうに頷くのだ。
「思った以上に、しょぼかったよね、あの遺跡……。
おねえちゃんは、この後の予定は、冒険者ギルドに戻るの?」
この後、と言ったが、其れは休息―――寝て起きた後、明日のことである。
幼女的には先ほどの遺跡の地図と、あまりめぼしくなかったお宝。
それでも小遣い程度にはなるし、報告を市に戻るつもりである。
彼女の予定を聞くのは、一応パーティを組んだから。
まだすることがあるならお手伝いするよ、と。
■シスター・マルレーン > 「まあ、凄い遺跡ではないとは思っていましたけどね。
ゴブリン、そんなにいなかったですし。 逆に危険すぎる場所だとゴブリンも避けますし。」
相手の言葉に頷きながら。
食事をしながらしゃべるのは行儀は悪いが、あまりこういったところに口うるさくも無い。
「……ん、ああ、教会に戻るだけですよ。
私の依頼は教会のものなので、報告をします。」
ほほえみながら、ふー、っと一息。
教会の依頼は報酬はほとんど雀の涙。思い出せば吐息の一つも出るというものだ。
■ラファル > 「……それもそっか、上位種が、統率していたわけでもなかったしね。」
もぐもぐしながら、シスターの言葉を聞いて、んー。と唸る。
ゴブリンは小狡いので、あまりにも危険な所は避けるのである、そして、上位種が居なければ統率もあまりない。
なるほどなー、と彼女の言葉に、いまさらのように関心をする。
やはり、冒険者としての経験値は、全然違うんだなぁ、と尊敬のまなざしを。
「教会……。」
神様にお祈りをするところ、と言う認識。
冒険者ギルドではないのに、依頼とかあるんだなぁ、と。
ふと、首を傾ぐ。
「あれ?じゃあ、ボクも、教会とか行ったら、依頼とか受けられるの?」
仕組みがあまり良く判ってないから。
ことんと首を傾いで問いかける。
息を吐く相手に、木の器に、先ほど作っておいたスープを注いで、はい、と差し出すのだ。
最近は寒くなってきたし、温かい汁もので暖まろうという考え
■シスター・マルレーン > 「もしかしたらいたかもしれませんけど。……普通に考えれば、いるともうちょっと苦労しますからね。」
生命の危機を感じるタイミングは、ほとんどなかった。
魔法での守りもあったが、お互いに感想としては「一人でもやれた」である。まあ、お互い口にはしないであろうけれど。
「………それは、止めた方がいいです。
あくまで教会は、関係者に"お願い"しているだけですから。
こうなってくれたらいいな、こうしてくれると嬉しいな。
ですから、報酬は気持ちだけとか、結構ザラなんですよ。
まあ、シスターに断る権利はないんですけどね。」
なーんて、とほほー、っと肩を落とす。
スープを受け取りつつ、苦笑気味に笑って。
■ラファル > 「……だよねー。
全然強そうなの、居なかった。」
正直に言えば、幼女の感覚で言えば……、上位種が居ても、問題はなかっただろう。
魔法の守りとかそういったのがなくても、彼等の弓矢では、剣では傷がつかない。
人に転じているとはいえ、半分だけだとは言え、竜なのであるから。
なので、彼女の言葉には同意をするぐらいであった。
彼女が人としての感覚が強いから、それに従った方が良いと思ったが故。
「あ。
もしかして、お母さんが、お家のお手伝いして、とかと同じような?」
彼女の表現、近しい物がないだろうか、と考えて似たような状況を思い出す。
親にお使いを頼まれる的な、其れ。
お駄賃とかもらえることあるけれど、基本は無償。
肩を落としている様子に、頭なでなでしたくなるので。
なでなで、と思わず撫でるのだった。
■シスター・マルレーン > 「………そんな感じですね。」
少しだけ思うところがあるのか、目を閉じて嘆息し、そう答える。
まあ、………権力維持や、勢力拡大。
利益になるようなことをさせられているのだろうな、とよく分かるからこその嘆息。
ため息をついていたら頭を撫でられ、あはは、と笑って。
「………大丈夫ですよ。
なーに、こう見えて鉄人と呼ばれてますからね。
毎日働いてもなんともないんです。」
子供に心配されてしまっては情けない話。
きっちりと笑顔になって、こぶしを握って見せよう。
■ラファル > 「うわぁ………。」
少しの間の沈黙の後の返答に、幼女は目を丸くする。
なんとなく幼女の思考形態で、想像が出来てしまったから。
とは言え、権力闘争とかそういうものまでは解らぬ幼女は、只々、お母さんのお使いかぁ、と言う感想なのだ。
「んーん、だめだよ?
体は元気でも、心が疲れちゃうんだもの。
ちゃんと、休まないと、駄目だよ。」
笑顔になって、拳を握るシスター。
幼女は、ぶんぶんと、首を横に振る。
幼いが故の、ストレートな物言いが、出てしまったのであろう。
■シスター・マルレーン > 「大丈夫大丈夫。
ふふ、心も疲れちゃう時もありますけど、そこも頑丈なんです。」
おらー、と胸をどしんと叩いて。
「それに、よくよく考えてください。
ここで一晩過ごしてから帰ろう、って提案してる時点で、結構慎重で、休息を大事に考えてるって思いませんか?」
なんて言いながら、ぱちん、とウィンク。
相手に心配を"させないようにする"ことは、割といつものことだ。
■ラファル > 「……………。」
じっと、幼女は彼女を見つめる、金色の竜眼は、縦に割れた人の物ではない瞳は、彼女をじっと移すのだ。
胸を叩いて、元気だという相手を、見つめ続けて。
「ん、そだね。」
にっこりと笑って見せる。
そして、自分の分のスープを器に入れて、ずずず、と啜るのだ。
ぷは、と息を吐き出してから。
「じゃあ、見張りは交代でいいよね?
半分ずつで。」
にっこり笑って、幼女は提案するのだった。
■シスター・マルレーン > 「………ふふ、あはは、そうですね。
これは一本取られましたかね。」
苦笑交じりに舌をちょびっとぺろりと出して。
朝まで起きているつもりだったが、この話をした後で更に機先を制されれば、断るのもおかしな話。
腕があることは理解した。
では、任せるのも一つの大人扱いでしょう。
「………それでいいですよ。
でも、何かあったら一人で対処しようとせずに、必ず起こしてくださいね。」
■ラファル > 「にひひ。」
舌を出す茶目っ気な姿、そんな彼女に幼女もに、と唇を引いて笑って見せる。
悪戯っ子と言う印象の強い笑い方であろう。
してやったり、と言う雰囲気でもあるのだ。
「ん、判ったよ、約束する。」
大丈夫だよ、と幼女は頷いて見せるのだ。
そして、小さくなる焚火に、追加の薪を入れて。
「じゃあ、後は……。お代わりとかは、食べる?」
残りが少なくなってきた肉とスープ。
保存食はまだまだ、あるし足りなければ、狩ればいいだけだ。
此処にある分は食べきっちゃおうと。
そして、おなかがいっぱいになったら、交代で休むのであろう、そんな冒険の一幕。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からラファルさんが去りました。