2019/10/06 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にノールさんが現れました。
■ノール > こんもりとした小さな森があった
木立の密度は厚く、見通しは悪いが歩き抜けるだけならすぐだ
道らしい道は無いが、獣道のようなものを見つけることはでき、
それを辿っていけば真ん中に小さな祠のようなものが鎮座している
今に朽ちそうな石造りのそれは、苔むして半ば埋もれている
「…………」
犬頭の酷い猫背をした獣人がその祠を覗き込んでいた
脇に、よれよれのくず鉄に近いようなグレイブを抱え、その先に兎がぶら下がっている
首を捻りながら、その祠には近寄らず、思い出したように兎を下ろす
何故かは分からないがこの森の傍を通った時、急に兎が食べたくなった
誘われるように森に入ると、一匹の兎と目が合った
そろり、と石を拾い上げて眼がそれた瞬間、力いっぱい投げつけて獲る
その後、あれだけ食べたかった衝動より森の中が気になり歩いて来て今に至る
獣人は、首を捻りながらも腹を満たそうと兎の処理を始めた
■ノール > そのまま、珍しいことにきちんと捌いた肉を簡単なかまどで焼いて
「…?」
首を捻りつつ、一匹をまるまる完食する。すると、満腹になってどうでも良くなった
ごろり、と横になると獣人はそのまま寝息を立て始めた
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からノールさんが去りました。