2019/10/04 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川辺」にユニスさんが現れました。
ユニス > 自然地帯に走る河の傍の岩地。
月明かりの中で魔術の灯りを一つ灯しての夜釣り。
お手製の竿から垂らした釣り糸を河に沈めて水面に浮かぶ浮きを静かに眺める。
側のバケツには冷凍されたそこそこの大きさの魚が数匹。
ギルドで請け負った調査に使う魚の採取にはもう少し足りないと釣り糸を垂らし。

「あと少しなのに……むぅ……」

あと数匹釣ることができれば戻る事も出来るが周りはすっかりと暗い。
予定数を釣れれば王都に戻るのではなく野営をするほうがいいかも、そんな事を考えて釣りを続けて。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川辺」にヴァイスさんが現れました。
ヴァイス > メグメールでちょっとした依頼を受けていた。
依頼自体は薬草取りなどの簡単なものだったが、一度に受けていた数が生半可ではなかった。
薬草取り6種、動物素材採取4種
これを1日でこなし、最後の依頼、魚の採取をするべく河辺まで来たところだが……

「先約か」

少女が釣りをしている。
クマのように川に飛び込み、素手で捕まえるつもりだったのだが……
邪魔をしかねない。

「つれているか?」

ひとまず声をかけながら、近づく。

ユニス > 水面に浮かぶ浮きを眺め時折に引き上げるが針には餌が付いたまま。
竿を軽く振るい投げると水面からは小さな音が立ち浮き」が浮き上がる。
ここまで連れたのだからまだ釣れるとは思うのだが当たりがない事…事に竿を揺らして。

「釣れない……場所はいいのに」

あと少しなのにと竿を揺らしていると人の声。
そちらを見ると魔術の灯りの外から大きな人影が近づいてくるのが見える。

「今は駄目。さっきまでは釣れてたけど」

首を横に振ってダメと一言告げて。

ヴァイス > 「ふむ、そうか。時間の問題かね」

川の水面を見ても、魚らしき影が見当たらない。釣り過ぎて逃げられたか、他の何かか。

「釣り場を荒らしちまうが、飛び込んでみてもいいか? そっちが必要な魚はなんだ?」

荷物を置きながら、川のどのへんに魚がいそうかあたりをつける。

ユニス > 「時間の問題だとどうにも…ならないね」

見えた相手の言う通り時間かも、暗くなってから食いつきが悪くなった事を思うと納得も出来る。
それならここで釣り糸を垂らして入れも意味はないと竿を上げて。

「私は今日はあきらめるからいい。必要なの?これ…」

凍った魚の入るバケツを手にして相手にと見せて。
そこに入る魚を見せてその種類を教える。

ヴァイス > 「必要だが、さすがに後輩から恵んでもらうほど落ちぶれちゃいないよ」

そういいながら上着を脱ぐ。割れた腹筋や、太い二の腕が露わになる。

「捕まえられたら御の字だと思ってくれ」

そういいながら川の中へと脚を進める。荒々しそうで、水しぶきがほとんど立たない。気配を消しながら移動しているようだ。
そうして流れが腰ぐらいある場所まで入ると……

「しっ!!!」

水面めがけて手を振る。
少しするとびちっ、と魚が打ち上げられるだろう。

ユニス > 「そう…?明日にまた釣りからいいのに」

一匹二匹なら巻き返せる事だと思ったがいいという相手。
後輩と言うからには冒険者の先輩、学院の先輩ではないだろうと考え。
そんな事を考えていると上着を脱ぎ始める事に視線を逸らせて。

「素手で本当に捕まえるつもり?」

相手に聞きはするが答えを聞く前に川の中に入っていく姿を見送り。
何をするのかと居ていれば急に振るわれる腕。

「本当に獲った……?」

近くに打ち上げられる魚を見て本当に?と相手を見てしまって。

ヴァイス > 「まあ、結構コツがあってな」

そういいながらばしゃーん、と今度は盛大に音をさせる。
水しぶきとともに飛んでくる魚たち。
全部で数匹になるだろう。

「気配を消すと、魚ッて寄ってくるんだ。影によって来る性質があるからな。そこを勢いよく掴むと、こうなるっていうわけだ」

と言いながら今度は水の中に潜り、そのまま数分。岩が置いてあるあたりから再度出てくる。両手と、そして口に1匹ずつの魚をつかみ、陸に上がってくる。

「ま、こんなものだな。足りるか、嬢ちゃん」

そんなことを言いながら、口にくわえていた魚を水で洗っている。

ユニス > 「コツって話じゃないと思う」

まるで熊だとその獲り方を眺め。
水しぶきに慌てて岩から落ちて避難し、飛んできた魚をバケツにと収めていく。

「その気配を消すが難しいと思う。物陰にいる修正の利用?でも掴むのは普通は無理」

今度は潜ってしまった相手、何をするのかと思えば水面から出てき両手と口に、合計3匹咥えて出てくる姿には目を点として。

「熊?……後二匹で足りたから十分。そっちは?」

足りるの?と問いかけて本当に熊みたいと見てしまう。

ヴァイス > 「あー、一匹以上取れれば後は出来高だからな」

おまけみたいなものだ、と言って特にきれいな2匹を渡すと、残りは首を切って血抜きをしながら、眼のところにひもを通していく。

「さて、暗くなる前に帰るか。この辺、狼が出るからな」

そんなことを話しながら帰る準備と、魚の加工をしていく。

「そういえば、俺はヴァイス。冒険者だ。お嬢さん、名前はなんていうんだ?」

ユニス > 「一匹だけ?それっていい仕事」

羨ましいとそういう仕事の見つけ方は気にはなるが秘密だろうと聞かず。
渡された魚を魔術で凍らせて数は揃ったと嬉しそうにして。

「狼?この辺りいるんだ」

それなら野営は出来ないかなと、仕方ないけどと帰る準備を初めて。

「私?ユニス。冒険者やってる」

やっぱり先輩だったと相手を見て。

ヴァイス > 「いい仕事、かねえ。1匹で1ゴルドにしかならんぞ」

割は決して良くない類の仕事だ。あまりとれなかったら焼いて食った方が安上がりかもしれない。
そんな仕事でも何となく受けてしまうヴァイスは貧乏性だった。

「冒険者の後輩だな。依頼がちゃんと達成できてよかったな」

頭を撫でながら、達成祝いでもしてやろうか、なんてことを言いながら、王都へを歩を進める。

ユニス > 「……それ仕事?」

子供のお使いのような報酬にそれ仕事?と疑問を口にしてしまい。
そんな仕事を逆にどこで探すのかと気になってしまう。

「無理な仕事は受けない。達成できないと意味ないし」

馴れ馴れしいと頭を撫でる手を軽く叩いて首を横に振り。
夜は明かしたかったが狼も怖いからと、重い足取りで王都へと戻るために歩き出し。

ヴァイス > 「ユニスはしっかりしてるな」

冒険者なんてごろつきみたいな連中も多く、依頼の達成率は三分の二程度とか言われている。
そのせいで誰かが尻拭いする必要が出て、そんな案件が自分に回ってくる。当然割なんてよくない。
そんな連中をよく見る身としては、ユニスのような真面目な人間は気に入る。

「疲れてるなら担いでいってやるよ」

重そうな足取りが気になり、許可も取らずにお姫様抱っこで抱える

ユニス > 「報酬を貰うから当たり前」

お金を貰うのだから達成をするのは当然と頷き。
学院よりも冒険者を優先しているのだからそれが当然と言うように。
ただ誰かの尻拭いに他の冒険者が動くことまでは新人なので知らず。

「せめてやる前に聞くのが普通。違う?」

いきなりにお姫様抱っこされ、あきれた目で相手を見上げて。

ヴァイス > 「細かいことを気にすると、大きくなれないぞ」

なんてセクハラまがいのことを言いながら、王都への道をかけていく。
すさまじく足は速い。強化魔法まで使っており、一歩ごとに足跡がくっきりつくぐらいであった。

「それに、ゆっくりしてると狼がほんとにでかねん。血の匂いをさせたからな」

魚の血抜きのせいで匂いが出ている。狼が来る可能性は高かった。しかし、血抜きしないと値段も味も変わるのだから仕方ない。

どどどどど、という音をさせながら、すぐに王都にたどり着くだろう。

ユニス > 「あなたが大雑把すぎ。言われない?」

この先輩はセクハラ野郎と睨み上げ、抱き上げられたまま王都への道。
ずいぶんと走るのは早く、これなら王都に直につきそうと思えるほどで。

「あんな場所で捌くのが問題。先輩…雑すぎ」

完全に巻き添えだと災難でしかないとため息を吐く。
依頼の数は揃い王都にも戻れるがどうにも納得いかない。

そんな事を考えていればやがて王都にとついて。

ヴァイス > 「そうでもないぞー」

おおざっぱではあるが、そもそも冒険者なんて皆もっと雑でおおざっぱだ。魚の血抜きをするヴァイスのほうが丁寧、なんて思われる程度のやくざな商売だった。

そうして王都にたどり着くと、よいしょっとユニスを降ろす。

「このまま冒険者ギルドまで運んで差し上げましょうか、お姫様」

ニヤリ、と意地悪な笑いをしながら頭をポンポンとして

ユニス > 「そんな事ある」

ギルドで会う他の冒険者も大雑把な人が多いが、相手も同じように見えると。
狼が出るのに血抜きをするのがそうだというように。

「結構……自分で歩く」

下ろされると自分の足でしっかりと立ち相手を見て。
意地悪な人だと結局頭に触れられるままとなる。

ヴァイス > 「まあ、頑張れよ」

そんなことを言いながら、自分も一緒に冒険者ギルドへと向かう。
依頼の草やら素材やらをギルドに納めないといけない。

そうして一通り売り払って、ヴァイスは今日の依頼を終えるのであった。

ユニス > 「当たり前。頑張る」

仕事なのだからそれは当たり前だと。
それに学生でもあるから真面目にやるのは当然という考えを持っている。
相手と一緒に冒険者ギルドに向かっていく事となり。

魚が凍っていた事に苦言は言われはしたが成功は成功。
無事に仕事を終える事となって。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川辺」からヴァイスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川辺」からユニスさんが去りました。