2019/09/26 のログ
■セイバー > 舗装された道と違い、当たり前だが獣道は道っぽいけど道でなし、
地面はでこぼこしているし本当に歩き難い。
それでも暫く無言で歩き続けるのだが、終いには無言にも疲れてしまい……。
「ったくどーなってんの?確かに近道だーとか細い道のほうに進んだけどさ?進んでも進んでも街道に着かないじゃん……。」
そう、村を出て素直に村に来た道を引き返して街道に出ればよかったのだが、
折角の冒険だとか変なテンションで細い別の道を進んだ結果現状のこの状況なのである。
少なくとも多少遠回りでも着た道を引き返して素直に街道に出ればよかったが、その後悔も今更で。
今からでもと思って足を止めて振り返ってが獣道はくねりくねっていて
元の道すらもわからない。
ハァーっと溜息をついて、カンテラを顔の高さに持ち上げて辺りを眺めなおす。
もう前に進むしかないのか、不幸中の幸いに忌々しい血は人並みはずれた体力と夜を見通す眼、
それに人以外の言葉を使えるようにしてくれているので、
何とかなりはするのだろう……。
■セイバー > 何とかなるなら進むしかない。
深呼吸を一つ大きく吸って吐いて…
街道?に向け小柄な人影は歩き出すのであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からセイバーさんが去りました。