2019/08/29 のログ
■ラファル > 「まったくひどいもんだよねー。
お昼から待ってるのに誰も来ないんだもん。」
何やら、戸惑いの色の見える声音をする彼、少女はそんな彼の口調や様子に対して、何ら取り合う様子もなく肩をすくめて見せた。
幼女は、怒ってますよ、と言う雰囲気を見せつつ、彼の周りを歩き回るのだ。
昼間から、来ていた模様。
そして、この依頼が発令されたのは本日の朝である。
つまるところ、幼女が早すぎるのであるが、それを知る物はまだいないのかもしれない。
彼女はそういう移動などに適正のある職業、ストライダーなのだ。
下手な馬よりも早く駆け抜けて目的地に着くのだから、質が悪いと言っていいだろう。
みんな自分と同じように直ぐにつくと思っているところが特に。
「え?すごい格好?」
なんかすごいの居るの?
新しく誰か来たの?幼女は、彼の言葉にきょろきょろ、と周囲を見回す。
■ジュン > 「お昼から…かなり待ってたんだねお疲れ様…」
彼女の様子にねぎらいの言葉をかけながらも
自分が受けたの昼くらいだったよな…いつ受けたにしても早くないか?
とは思いつつもわざわざ機嫌を損ねることも無いかと黙っておくことにする
「え?…いや君の格好の事だけども」
っきょろきょろとする様子につられて見渡すも自分が言われたことに気が付いてないなと思ってつい言葉にする
「しかし二人なぁ…どうすんだろこれ、行けると思う?」
といったところで改めて面子を確認する
メンバーは二人、片方は軽装備の少女片や冒険者の格好とは言え…武具が見当たらない
この男武器は拳や足の拳闘士…つまりは前衛職なのであった
■ラファル > 「もー。待ちくたびれちゃったよ!」
ぷんぷん、怒りながら地団太を踏みしめてしまいそうな雰囲気の幼女は、じい、と彼の事を見るのだ。
じー……っと、見てから。うーん、と唸るのだった。
「え?ボク?服着てるし、問題ないじゃない?」
自分の格好に対する突込みに対して幼女は、問題なかろうと言わんばかり。
グラップラーとか、そういった方面の人は、肉体を誇示するために服をあまり着ないのも多い。
それに、剣闘士とかも、着ないのが多いじゃないか、と。
引き合いに出すところに偏りがあったりするのだった。
「さあ……?
そもそも、退治する魔獣、何なのか判る?
ギルドからは情報が来てないんだよね。」
調査するのも同時、と言うのであればバックアップも欲しいから二人では足りない。
相手が判り、居場所がわかるならば、二人で行けるかどうかも判断できるだろう。
その状態で、出来るかどうかを確認するというのは無理と言うもので。
行ってみたら楽だったという可能性もないわけではない。
ただ、そんな希望的観測で動くのは冒険者とは言わない。
■ジュン > 「そりゃそうだよねぇ…待ちくたびれるよねぇ」
などと若干適当な相槌を返しつつ
「いやそれ着てるっていう…まあいいのか…良いのかなぁ?」
最終的には首を傾げつつもまあ俺的にはいいけれどもなどと納得し
改めて話を移す
「いや、俺も全く聞いてないんだよなここに行ってくれってだけ
そういうのも含めて調査なのかもしれないけども」
流石に二人じゃ無理があるよなあと首を練る
「となるとどうするか…ここまで来てないとなると他の奴も来ない可能性も高いし
二人で行くにも危険が高いし…一度戻って報告のがいいんかなぁ」
等のことを口にしながらじーっと目線は少女の姿へと向いて
■ラファル > 「え。だって、ちゃんと隠すべきところ隠してるじゃん。
裸の方が気持ちいいんだよ?」
幼女は裸族でした、今の状態だって我慢してます、と言うオーラ全開で、これ以上何を着ろというのさと、憤慨。
別に彼に怒っているわけではなくて、この世界の常識と言うやつに怒っている適サムシングでした。
世直ししないとだめだね、とか言わんばかり。
「という事は、先ずは魔獣の存在の確認から始まる討伐。
うわぁ、腕利きを求めるわけだよねー。」
調査をするならば、それこそ、探索系の職業に知識系の職業。
森の中をと言うならば、レンジャーにドルイドなどの職業も欲しいところである。
二人と言うのは心もとない、が依頼として受けたならば、やらないといけない。
今あるカードでどうにかする、それが冒険者なのである。
「最低限の調査しないとまずいじゃん。
子供のお使いじゃないんだし?」
戻るということ自体には否は無いのだけれども。
何もしないで戻るというのは、プロとしては下策だと幼女は思うのだ。
そして、此方を見る彼を見返す。
「……なぁに?」
何か案が有るのだろうか、幼女は眼をぱちくりと、瞬いて。
■ジュン > 「そうだね隠してるね…気持ちいか…そっかぁー」
どこか達観した様子で話を聞いて
「…そーね腕利きじゃねえとやってらんないわこれ
…まず役職とか適正確認して貰いたいもんだよこれ…」
とはいえいないものは仕方ないし気を入れ直す
…見た目少女に子供のお使いと言われるのは複雑な気分であったが
「取り敢えず警戒はしつつ魔獣の正体を探るという事で…
あぁいやちょっと見てただけだよ」
何かと問われれば下心で姿を見ていたのだが、正直に言う事ではない
多少誤魔化しながらも最低限の調査という事には賛同する
■ラファル > 「……ばかにしてるー?」
なんかすごく遠くを見ている彼、人は疲れたときにそういう風にすることが多いと聞く。
もしかして、もしかして?幼女は、右手をグーにして、腹部の前で振っってみる。
答えによってはグーで行くよ、と。
「適正的には問題ないんじゃないの?
だって、ボク、ストライダーだし。
こういう森の中の探索とかは、得意だよ。」
そう、探索系の上位クラス、駆け抜けるもの、シーフとレンジャーを足し、どこでも走り回ることのできる職業である。
探索に関しては、一流であるので、ギルドの目は間違いではない。
「後欲しいのは知識だよね。
あとは、森は広いから、同じようなチームが欲しいと思うよ。」
それに、複数チームがあるなら、魔獣を徐々に追い込むこともできるんだし、と。
とりあえず、今は彼の言うとおりに魔獣の正体を探ることを充てんするべきだろうか、と考える。
「それなら、いこっか。
ボク、ラファル。君は?」
何て呼べばいいの?
幼女は森の入口の方面に歩きつつ、目印の切り株に矢印を書き込んでおく。
先に入るよ、と後続に示すために。
■ジュン > 「いやしてないよ…むしろ良いと思えてきたよ」
見た目幼女とはいえ冒険者、ましてや腕利きとしてここにいる以上
想像以上に力がある可能性もあるので殴られるのは勘弁願いたかった
「はー、ならそっちは任せるこっちはこっそりはすることはできるけどもあとは得意ってわけじゃないし、あぁ戦闘は任せといてくれないに越したことはないけど」
先の理由で腕は確かだろうとそちらは信用することにした
「よし、それじゃ…あー俺はジュン、よろしくラフェルちゃん」
互いに名前を確認すれば幼女に続いていく
■ラファル > 「そーぉ?なら、いいんだけどー。」
フリフリしていたグーの右手は止まり、ならいーや、と後頭部に両手を持って行く。
それから、にまぁ、と笑って見せて。
舐めたら、怒るからねー、と。
「あとは、本当に、魔法使える人がいると良いんだよなぁ……。
頭のいい人とか。
じゃ、戦闘は任せてボクは、お手伝いに徹するよー。」
彼は前衛職で、格闘家らしいし、それなら任せても問題はないのだろう。
やった楽できるー。なんて、軽く笑って見せる幼女。
とは言え、森を抜けるのなら、調査するなら先に歩くしかないだろう。
さくさく、と森の中に入り込んで行こうと。
「……ラフ「ァ」ル」
速攻名前を間違えられて、本当に大丈夫なの?
ジト目で男を見上げる幼女、じー。
■ジュン > 「そうそう、そうだよー」
グーが見えなくなりほっと一息つきつつ
「確かにねぇ、俺魔法とかもさっぱりだし
…戦闘はいいけど偵察とかは頼むよほんと」
一応外套の下では拳を軽く握った状態ですぐさま対応等が出来る状態にはしておき
「…ちょ、ちょっと噛んじゃっただけだよラファルちゃんね、ラファル」
ジト目で見あげられると困ったように目を逸らした
■ラファル > 「………じゃあ、とりあえず森の中を軽く捜索。
しかる後、魔獣と遭遇したら情報を得て撤退。
可能であれば退治、それでいくから、ね?」
いいね?と、幼女は彼に確認するように問いかける。
偵察に関しては、先に歩くからついてきて、と。
少しばかり離れての移動を、彼に願い出ることにする。
「いきなり間違えるとか失礼極まりないよー。
と、冗談はこの辺にしておいて、じゃあ、そろそろ、行くからね。
安全第一にするから、ボクが合図したら、ちゃんと従ってね?」
天然の罠とか、そういうのもあるから、不用意に動かずについてきてね。
幼女はそのまま森の中に彼と共に、偵察のために入っていくのだった。
そのあと、どうなったのかは、後でわかることであろう―――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森」からラファルさんが去りました。