2019/08/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイグナスさんが現れました。
イグナス > こうも暑い――ひどく、じりじりとするような日々が続くならば、避暑に出かけたくなるというものだ
この男もまさに今それというやつで、たどり着いた場所は街道からほどなくの地点にある小川。
暑いときはよく、お世話になっている場所でもあった。
ズボンをたくしあげて、ばしゃり。

「………。あづい。」

うめいた。日中のこの時刻、じりじりと上から照り付ける太陽は、この程度の小川など無意味にしてるようだった。
心なしか、小川の水も温いような気がしてくる。
足を水に浸したまま、どかりと岸辺に座り込んで。

「ぐ、ぬ。――ああ、くそゥ。どっか、涼しいとこでもねェのか、くそう。」

誰にともなく一人、ぼそぼそと呻いて、文句を垂れていたのだった。