2019/08/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にパンドラスムーさんが現れました。
■パンドラスムー > 白い砂浜と違い地面と言うものは酷く這いずるのに向いておらず、悪戦苦闘……にはならないが、途中で小枝や石ころを巻き込んで踏み越えながら、陸上では見かける事が無い水棲生物に良く似た何かが蠢いている。
砂と違い良いところは這いずった跡が残り難いことか、それでも這いずるのに不向きな点を加えると、どっちもどっち、なのだろう、ザリと石ころ踏み越えて、ズリ、とまたも小枝を踏み抜いて、自然地帯でも比較的浅い森を這いずり進み、当て所なく彷徨う姿は……夜の闇と木々に覆われた影で見えないだろう。
月明かりが照らせば表皮から滲む粘液がヌラリと輝いてシルエットくらいは見えただろうが、今はその光もなし。
身体は透明ではなく周囲の風景に同化し、石を踏み越えれば身体の表面に石に似た模様を浮かべ、ほぼほぼリアルタイムにその身体に周囲の状況を再現している。
これを目視で発見するのは難しいだろう。
だが今は夜、明かりを照らせば月明かりよりはハッキリと不気味なシルエットを見る事が出来るかもしれない、だがそれに気がつかなければ不意を打たれることになるだろう。
1匹かそれとも複数か森の中にこの個体と同様に迷い込んだものが居れば獲物の声で集まる可能性もあれば、もしかしたら森に迷い込んだ愚者はこの個体しか居ないかもしれない、それもまた誰かが犠牲になればわかることだろう……。
パンドラスムー擬態を得意とするタコに良く似たモンスターである今宵も獲物をもとめて、ずるりずるりと徘徊を続ける。
■パンドラスムー > 行方はまた人里のほうかそれとも同類の存在が居る無名遺跡の方面か、他の同族達とはぐれた様子の擬態するタコのモンスター、ずるり、ずるり、と重たい身体を引き摺りながら、森の奥へと消えていく。
その這いずる軌跡を粘液のヌメリで輝かせながら、その姿は闇夜に溶け込むようにどろりと……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からパンドラスムーさんが去りました。