2019/07/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にカグラ・ヒトトセさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアクィラさんが現れました。
カグラ・ヒトトセ > 昼時を少し過ぎたぐらいの自然地帯の一角、森林が近くに見える開けた場所。
危険な野生動物が現れるかもしれない場所でマイペースに焚火を組み火を燃やす。
焚火には丸々と超えた鳥が棒に刺した状態で焙られ、肉の焼ける匂いを周囲に漂わせている。

「そろそろ焼けたころ合いであるか……?加減が分からぬな」

表面は焼けて肉汁が流れ、周囲には肉の焼けるいい匂い。
しかし中身は生かもしれなと思えばうかつに火からも下ろせず。
どうしたものかと小太刀で火にかけた鳥を突いて下ろすかもう少し焼くかと考えている。

アクィラ > 遥か上空から一直線目掛け、弾丸の様に垂直急降下爆撃の様に一点の黒い何かが空を風を切り裂く。
自然地帯には数多くの魔物や鳥が棲むが、それらの鳥たちにとっては恐るべき命を刈り込む捕食者がいる事を。
その一心不乱に風を切り裂く翼を持ったその影は 隼である。それは―ギリギリの高さまで降下し尽くすと、
羽の間隔を広げてスピードを落とし滑空する形で 焚火と煙を出して
いる丸焼き鳥をやっている男の上を飛び回り、やがて 着地した。

『きゅるるる』

黒い瞳を向けて 一声なき翼を畳んでてけてけと歩き始め、うろうろとし出す。

カグラ・ヒトトセ > 焼けているか焼けていないか、それの確認は簡単。
火から降ろして切ってみればいいのだが、それをすれば焼けていない場合にかけなおす手間がある。
しかしこのままでは食べれないと意を決し火から降ろして棒を地面に突き立てる。
いざ実食とばかりに丸焼き鳥に小太刀を触れさせたところで風切り音を耳にし。
頭上を見るとハヤブサが旋回して降りてくるのが見える。

「匂いにつられたか?それとも…食卓に並びに来たのであるか?」

瞳を向けたと思えば歩き始める姿をじっと見て。
良い事を思いついたとばかりに丸焼き鳥の表面を削いで串に刺し、ハヤブサに向けてみる。

アクィラ > 地上に降りてしまえば ハヤブサと言えどもタダの軽い鳥その物。
持ち上げると一キログラム以下の武器と同じような重さ。
でなければ重量ある鳥は空を飛べやしない。存在は小さくても猛禽類。
色々な意味で存在が威嚇し、捕食者の威厳を持ったそれが 人前に降り立ってうろうろしている図。

『きゅるるる』

黒いというか青黒いというか瞳孔が地味で良くわかりにくいけど、
鳥の表皮を串刺しのそれを向けられれば、生でも焼いたのでも食べる鳥は、体を、嘴を向けて突っつく様に毟った。

そして 器用に爪と足でつかんで嘴で千切ってその場でムシャムシャ。

カグラ・ヒトトセ > 野生の鳥がこうして人の傍に降りてくるのは珍しい。
人懐っこいのかそれだけお腹が空いているのか。
どっちなのかは判らないが目の前でうろうろとする姿は可愛く見える。
猛禽類は危険とわかってはいるので手こそ出しはしないが…。

「うまそうに食べるのであるな。なら我が食べても大丈夫そうであるな」

分かりにくいが串に刺した鳥を見ている筈……それを毟り、本当に器用に掴んで千切り食べる姿を見て大丈夫と。
鳥は生でも食あたりしないという事を失念して、丸焼き鳥の身を削ぎ落して食べ始める。

アクィラ > 野生の鳥の中でも警戒心の高い猛禽類が人前にいる。
色々な意味で貴重な状態を維持しているが、変化をした鳥が対応している。
生活リズムが殆ど屋外で狩りをし獲物が溜まり解体をし人里に居りて変化して売り飛ばすという、
狩猟というか猟師その物の生活をしている身であるからして、それが偶然を装って下りても何ら不自然じゃない筈!

てってってと歩み寄ってから羽を少し広げたり畳んだり 千切ってムシャムシャ。
じーっとその肉を見たが (一寸だけ生気味な肉だ)、鳥の時は喋られないので、
鳴き声を不自然じゃない程度に 鳴いたりしながら お代わりを要求しだす。

カグラ・ヒトトセ > よく考えればこれだけハヤブサが傍に来るなど旅の途中でもなかったこと。
何度か獲物を奪われた事はあるがそれはそれとして…。
その経験を思えばこのハヤブサは大人しい種類なのかと見るが違いなどさっぱり。

「器用に食べるものであるな。お代わりが欲しいのであるか?」

二口食べ三口目、わずかに生っぽい味に思わず口の中の肉を草むらに吐き出してしまい。
ハヤブサと生焼けの部位を交互に見ては生焼け肉は火の傍に首を立てて焼き直し。

「もし生とわかるなら鳴いてくれると助かる」

もう一切れと今度は大きく、手羽の部分を切り取りハヤブサに差し出し。
自分は今度はきっちりと焼けている筈の胸肉を切り取って口にする。

アクィラ > 獲物をよく狙うのはノズリという猛禽類の中でもハイエナと呼ばれるヤバい奴では。
ハヤブサは比較的小さい部類の為、狩りが終わった後に横から掻っ攫う感じにやられることが多々あった事を思う。
ハヤブサになれる鳥人なその存在は、今はハヤブサなので人の言葉を喋る訳にもいかない。
主に目線で訴えるのだ!それしかない、それしかないんだ。

『きゅるる きゅるるる』

生でも生焼けでも焼がちゃんとしたものでも千切って毟って千切って食べてる。
いや、生と分かって鳴けと?まぁそれ位は…手羽の差し出された方から ぶちんと千切って足でつかむと下しムシャムシャ。

(生発見)『きゅる』

でもハヤブサは生でも食べてしまった…。

カグラ・ヒトトセ > こうして見ていれば可愛く見えるハヤブサ。
色々と種類がいるそうだが本当に見分けはつかないが…獲物を攫っていったものよりは小さく見えるかもしれない。
しげしげと見ようとするがそれで焼いた鳥が冷めてしまうのももったいないとして。
鳥に無茶を言っていると自覚がないままそんなお願い。

「……わからぬな」

鳴いているが生焼けなのか美味しいのか、ただ鳴いているのか区別がつかないという落ち。
ただ鳴き声がするたびに確認をして食べる。

しかし手羽を差し出したまま食べにくいのもあり、手羽は串に刺してハヤブサの前の地面に立て。

「うまいか?我もお前のような食事を共にするものが来てついてた」

話は出来ないがと苦笑をして、まだ食べるかと今度は腿を切り取って串に刺して手羽の隣へ

アクィラ > でもハヤブサの食事風景は 汚い。主に嘴付近がぐちゃぐちゃ。
鷹とか鷲とかは嘴付近がとてもきれいであり、食事に限れば汚いのはハヤブサ、きれいなのはそれ以外。
巣とかの綺麗さはハヤブサに軍配が上がるし、対して鷲と鷹は壁が悲惨な事になりがち。
ハヤブサにも色々な種類があるが、島出身の奴より大陸出身の方が大きいのは言うまでもない。

あと 雄より雌の方が大きい事も。

『きゅるぅ』

(えぇ…いえといったのはアンタだ)
じとーっと見つめるハヤブサ。でも鳥の表情って見えにくい分かりにくい。
突き刺さた串から器用に爪で引っかけて嘴で串をボキッと頸椎を折る感じに折ってしまうと、
ずるずると串から引き抜く様に肉をムシャムシャ…そろそろお腹がいっぱいになりつつある。

『きゅるるる きゅる』

(もう喰えん。)ハヤブサはついに食べるのをやめた。

カグラ・ヒトトセ > 「しかし……鳥というのは食べるのは凄いものであるな」

鳥、ハヤブサの食事風景を見るのは初めてであるが兎も角汚く見える。
もしこれが同じ人なら昏々と説教をする汚さ。
しかしよく食べるように見えるのはサイズのせいなのかと食べる手を止めて見つめ。

「何やら苦情を言われている気がするであるな」

じっと見ていれば見返されている気がし、鳥という顔であるがどことなく不服そうにしているように見えて。
ここまで器用なのかと串まで折ってしまう事には関心をして。

「ふむ、腹も膨れたか?」

一心に食べていた姿が止まるともう満腹なのかと見て。
残った肉の啄んだ部分を削り落しては火の傍に立て。
少々焦げてもいいので芯まで焼いてしまおうと小分けにばらしてしまう。
「少しこちらに来るとよい」

それが終わればこちらへとハヤブサに手招きをする。

アクィラ > 凡そ鳩くらいの大きさの肉をムシャムシャして咀嚼し千切って摘まんで食べた。
それ以上は食べなかったともいう。ただし嘴付近が相当汚い事を除けば。
生の時は鳴けと言ったのに鳴いた所で理解されず、うろんげな視線を向けたがいまいち理解されているのか不明。

『きゅるるるる』

ハヤブサは狩りの際に嘴で獲物の頸椎をバッキシ折って止めを刺す。
串も同じ要領でバッキシ圧し折った。辺りに散らばる串の残骸と小骨の残骸。
矢張り食事風景は ハヤブサは汚かった。こればかりは目の特徴だ。

『きゅるるるるる』

手招きされれば てけてけてけと寄っていく。もう極めて至近距離に近い位置に寄り始めて。

カグラ・ヒトトセ > 「思いのほか食べたのであるな」

丸焼き鳥の残りを見れば己とハヤブサで半分程度減っている。
ハヤブサは大食らいと頭の隅に置き、それは別としてここまで汚いと思う事もある。
だが賢いのは食事風景などを見てわかり、もしかして本当に生で鳴いたのかと考えて。

「しかし……串は折らないでほしかったぞ?」

ハヤブサに言っても仕方がない事であるがつい口にしてしまい。
肉がしっかりと焼けるまでの間にやってしまおうと手招き。

「よく来た。動くでないぞ」

至近距離と言える距離まで来れば手ぬぐいを取り出して。
動くなと告げて手を伸ばし、逃げなければそっと首の後ろを押さえて嘴を拭っていこうとする。

アクィラ > 丸焼き鳥が何の鳥かは知らぬ存ぜぬ お零れに頂戴した形なので、
大体限界までというか腹八分目で食事を止めるように心がけている。
で、ないと軽量が持ち味のこの肉体では飛べぬ鳥はただの肉のついた鶏肉だ。

串を折るなと言われても 言わぬ言葉は察してくれな事はハヤブサには通じない。
バラバラ残骸のそれを跨ぐ感じに男の傍まで寄ってしまったそれは。

『ギャー ぎゅるるー』

バタバタする前に捕獲され 鳴き声で抗議したが嘴も抑えられたので黙る事に。
それからは大人しく肉片とか飛び散った嘴を拭われる抱え持たれたハヤブサが。

カグラ・ヒトトセ > 偶然に捕まえた丸く飛ばなかった鳥。
大きいだけに不味いかと思えば脂がのり美味しかった。
しかも今日は食事の同行者までできて悪くない狩りの成果であった。
そして更にハヤブサへの知識まで増えて万々歳としか言えない。

野生動物に何かを上げれば何かを失う、それを同時に知った一日となり。
寄ってきたハヤブサを捕まえれば怪我をさせないように力加減に気を付けて嘴を拭う。

「動くでない。直ぐに済む故にな」

あがる鳴き声に静かに告げて嘴を拭えば静かになる。
見ていた以上に汚れている嘴を奇麗に拭い、つい出たと嘴周りや頭も手ぬぐいの面を変えて拭いていく。
羽毛が柔らかいものだと抱え持ったハヤブサを丁寧に手入れをするようん拭き続け、奇麗になったと思えばそっと開放して。

アクィラ > この季節は脂がのったいい獲物が取れる。
群れからはぐれた獲物が丁度良く、この地帯にすむ獲物は大まかに外れがない。
今日のごはんは狩りもせずにお零れを頂けたが、明日はどうなる事やら。
人前に出てほぼ同行した形だが、それだけでした。

捕獲されて為す術がないハヤブサ。拭われている。いつもだったら水辺で
ぐちゃぐちゃーと嘴でバシャバシャ水浴び的な洗い方で洗ってた。
乾かし方は 自然乾燥と来ている。かなり妙な洗い方を自然に。
色々な部分を拭き続けられて 人だったら全裸状態を触られた形となり、ハヤブサは人知れず何かを思ったとか。

解放されれば バタつく感じで小走りに男から離れて様子を窺う。

『きゅるるる』

カグラ・ヒトトセ > この鳥は比較的よく見るのでまた捕まえよう。
流石に乱獲をして売るような事はしないが弾の贅沢品としては最適な丸鶏(勝手に命名)
一人と一匹で食べてもまだお釣りがくるとなれば獲物としては本当にいい獲物である。

国ではこうやって飼い犬や飼い猫の世話をしたと思いながらの手入れ。
しかしハヤブサというのは手触りは悪くない。
ふと羽毛布団という高級品が存在する理由に納得する瞬間でもあり。

「もしや気分を害したか?」

逃げて様子を伺う姿に悪い事をしたかと首を傾げ。
手ぬぐいを仕舞えばもうしないと手を軽く広げて見せる。

アクィラ > 大概 鴈とか鳩とか小鳥とか襲い掛かって狩りをしています。
猛禽類でも小さい方は獲物の一つです、同じ猛禽類なのに小さいほうは刈込します。
鼠よりやはりその辺を飛ぶキジバトとか、キジとかは美味しい。

外は硬いけどなかはふわふわ羽毛のハヤブサ、ずぶずぶと指が沈みます。
人に変換すると羽毛は服 その中は全裸という事になるがさておき。

『きゅる』

本当か?本当なんだな このやろう、と前以てやる事を言ってくれといわんばかりの胡乱げな視線が再び。
またてけてけと近づく学習能力が低いのか高いのか分からないが じりじりと近づくハヤブサ。

カグラ・ヒトトセ > そしてふと考える、ハヤブサは狩りの名手。
もし手懐けることが出来ればこの先の狩りが楽になるのではないかと。
今は滞在しているが旅に戻ればこの上ないパートナーになれるのではないかと。
あまりこういう事は考えはしないが一人の大変さを身に染みているからこそ考えて。

もし貯蓄に余裕が出来れば買ってみるもの良いかもしれない。
それほどまでにふわふわの羽毛は魅力的だった。

「もう何もせぬぞ。だから安心するといい」

どう見ても怪しんでいるという視線にずいぶんと人間臭いとみて笑いを零し。
近づくハヤブサには何もせずその姿をほほえましく眺める。

アクィラ > 鷹匠とかってヒナから育てて相棒に仕立てますが、成鳥からは仕込むのはとてもとても。
間に合わないし抑々人に慣れませんし野生なので獰猛極まりない。
ただ幸いな事に男の足元にいるこの自然にしては妙なハヤブサは変化した個体なので、
どっか抜けていると言えば抜けているし 抜けているようで何かを窺っている野生児ともいう。

『きゅる きゅるるる』

怪しんでいる視線の色が消える、安心先程遭遇して如何安心…。
ご飯を通じていくらか緊張と警戒は抜けているが、適当な距離で近づくのが止まった。

カグラ・ヒトトセ > 国には鷹を扱う猟師がいた、ならばハヤブサでできない事はないはず。
それには雛から育てるという事は流石に知らず、人懐っこいならいけるという考え。
このハヤブサは人懐っこく?餌もすぐに食べ、今も傍に来る。
なのできっと大丈夫という考えを持つのは仕方なく。

「おぬしにその気がるのならば、我と来るか?食事ぐらいは提供するぞ?」

適当な距離で止まったハヤブサにそう声をかけ、普通なら正気を疑われるような光景であるが、人の言葉をわかっているようなハヤブサには意味がありそうで提案。
そうしてから少々焼き過ぎで黒くなり固くなった鶏肉を火から放し、少々ぼろくなった笹の葉を取り出し乗せては包んで。

アクィラ > 鷹を扱う猟師は万国共通ともいえる表現がある それが鷹匠。鷲を使ってても鷹を使ってても隼だろうが鷹匠。
国や地方によって歴史は様々だが大体似たような調教を施し、相棒として生涯連れ添っていくのが鷹匠の人生ともいう。
雛から育てた方が教え込むスキルの多さの為、体に覚えさせるという意味で雛からが圧倒的に多く、
それ以外は死別したとか問題があったとかで成鳥からが多いとかもある。
勧誘される 妙なハヤブサ。

(え、あえ?マジ?)
『きゅる?』

すんごく迷った、迷い過ぎて首をくねくね体を揺らしたり。
ある程度の自由をくれるのなら―家の周辺とかで飛んでもいいのなら―これは追々伝えるとして。
男が妙な固まった細切りにしたらジャーキーで食えそうにあるそれを
包むさまを見つめて 何しているんだと言わんばかりに。

『きゅる?きゅるるるる』

てふてふと男の足元にまで近寄って見上げる様。

カグラ・ヒトトセ > 国を出る前にもう少し色々と学んでおくべきだったと今更な後悔はあるが覚えていけばいい。
剣の修行の旅ではあるがハヤブサを扱う術を覚えるのも修行になりそう。
思考が半ば修行バカであるが、それを覚えれば狩りが楽になり修行がはかどる。
逃げられればその時はその時と真面目な顔で勧誘をする変わり人。

「どうだ?その気があるならになるのだが」

首を体を動かすハヤブサの動きは一言でいえばおかしく見える。
悩んでいるのかただ居心地が悪いのかわかりはしないが逃げない姿を傍目に保存食に近くなってしまった鶏肉は貴重な食糧として。

「これか?これは保存食として置いておくぞ。ついてくるならば時々でよいなら食べてもよいぞ」

足元までやって来たハヤブサにそう告げては鶏肉を全て笹の葉に包んで丁寧に紐で縛り。
頭を撫でようとそっと手を伸ばす。

アクィラ > 鷹匠としての鮮麗された使い手が多いのは東の果てにある地方だとか。
真実かどうかは知らない為、人に化けられるハヤブサは只今鳥のまま。
逃げも隠れもしない寧ろ近寄っていく人見知り感が〇だった本能のままの隼一羽。
勧誘を受けてくねくねしていたが まぁ なってもいいぞ的な感じで一声鳴く。

『きゅるるるるるるる る』

保存食は置いていくらしい。これを掴んでついていってもいい。
撫でようとする手はハヤブサが逃げなかった為 ずぶずぶと羽毛布団のような埋もれを再び。

カグラ・ヒトトセ > 剣術修行の合間にハヤブサを扱うべく学ぶ。
人によっては二つに手を出すなと言われそうではあるが、それはそれで楽しそう。
一つではなく二つを極めるのも楽しいかもしれないと思えばやる気だけは上がり。

「その鳴き声はついてくるでよいな。では、これはおぬしの餌として持っていくとしよう」

警戒心はあるだろうが近寄ってきて一声鳴くハヤブサが付いてくると取ると、このハヤブサの為に残るつもりだった鶏肉を懐にしまう。
逃げないハヤブサを撫でると柔らかく指の埋もれる羽毛の感触に頬を緩め。
満足いくまで撫でると手を離し。

「ではこれからよろしく頼むぞ。名もまた決めねばいかんな」

どこか嬉し気な口調で告げると焚火の火を消しにかかり、それはつまり街に戻るという合図で。

アクィラ > 彼はまだ知らない ただの人なれしたハヤブサは人に慣れる擬態隼で合った事を。
ハヤブサ本体の方が鷹匠とか隼について詳しい事を彼はまだ知らない。
知らない事は今夜以降 彼は身をもって知る事となるが それは未来のお話。

『きゅる』

餌というか其れは細切りにしてジャーキーとしてつまみにした方がいい、というのは後々言おう。
ずぶずぶ頭の羽毛も侵略されたハヤブサは 手が離れれば 少し飛び上がり、
彼の肩付近に着地をしてしまうとそこが定位置とばかりに。
彼が街に戻るのであれば肩に乗ったまま一緒となる訳で。お持ち帰りされたとか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアクィラさんが去りました。
カグラ・ヒトトセ > まさかこのハヤブサが普通とは違うなど全く思いもせずに勧誘成功と上身を浮かべ。
色々とこれから調べ学んでいくことになるのだが、それはハヤブサが既に知っているなど思わず。
きっとハヤブサの正体を知れば驚くのだがそれはまだ判らない未来の話。

「では我は街に戻る。共にいこう」

これからは更に楽しい毎日になる、肩に乗ったハヤブサを見てそんな未来を考えながら共に帰っていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカグラ・ヒトトセさんが去りました。