2019/06/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にジュンさんが現れました。
ジュン > 「ふーむ…こっちの方か?」

森を散策中だった青年が何か物音を聞いたのが少し前
その正体が気になりそれを探しているところだった
何故そんなことをと聞かれれば好奇心という事になるだろう
兎に角その音の元を探っていれば
それと共に何やら匂いがすることにも気が付く

「これは…こっち、かな?」
音と匂い、その二つがあればあとはもう時間の問題であった
確実にそのも音へと近づいていきそしてついに
木の下にいる少女の姿
そしてその少女が自慰に耽る姿を発見する

「おぉ…ねえ君どうしたんだいそんなところで」
その姿に驚きと興奮を持ちながらも声をかけながらずかずかと近づいていく

フローディア > (興奮と発情によって平常よりも大分その感覚は下がっている、とはいえど少女は耳は良い方だ。気配、というのも感じやすい。
そして、それを彼が隠そうともしてなければなおさらである。
――土を踏む音。草を踏み分ける音。そして、何よりも・・・若い、雄の臭い。

それが、近づいてきている。こちらに来ている。 ――逃げるべきだ。
そう理性は告げるというのに、指。指が、止まらない。
感じる。感じる。若い雄の、刺すような視線が。じっ、と私を見ているのを感じる。 ――見て、ほら・・・もっと・・・! 
心の内で誰かがそう叫んでいるのを感じながら・・・少女は深々と自身の蜜壺へ指を突き入れて・・・かりっ、と膣壁を引っかき・・・)

――~~~~ッッ♥♥!!

(そうして、少女は絶頂へと昇りつめる。 声にならない叫びをあげて、はしたなくも腰を浮かせ、爪先をピンと伸ばし・・・外で、誰かが見ている前で、はしたなく・・・絶頂へと至ってみせて。)

(――彼への返事はなかった。ただ、”見られた”ということをトリガーにして、絶頂へと至ったことはなんとなく察することが出来るであろう。普段であればそんなリスクも、変態性も見せないのだろうけれど・・・少女をそこまで追い込む程にその媚香は少女を惑わしたのだろう。 そして、その媚香を纏う少女に近づくのだ。それは少女の雌の臭いと混ざり合い、つん、と鼻をつき、貴方の本能に発情を促す性臭として貴方を誘うであろう。 
その臭いと、少女の有様に危険を感じ撤退するか。それとも、そのまま誘われるように更に近づき手を伸ばすか。どちらを選ぶかは貴方次第・・・)

ジュン > 「おやおや大丈夫かい?」
少女の絶頂した姿に危険を感じることも無く無防備に近づいて
表情を見ようと顔に手を伸ばして触れればこちらに向けさせる
そこで近付いたことにより雌の匂いと媚香の混ざった匂いをもろに嗅げば

「あぁ…なんだこの良い匂い、あー最近してなかったし
こんなとこでう防備にしてたんだし襲われても文句言えないよな」
そう呟いて自らの服を脱いでいき肉体と肉棒を露わにしていくと
その肉棒は匂いに当てられてか既に大きく隆起し
またそこからは少女の嗅いだ媚香にも似た効果の雄の臭いが漂い始め
少女が肉棒を求めるように誘うだろう

フローディア > (その顔をのぞき見たならば、伺えるのは明らかな発情の色。頬は紅潮し、目はとろんと蕩けた様。肌を濡らす涎の痕は少女の肌を艶かしく彩るだろう。おそらく、平常であれば凛と澄ました表情が似合う少女であろうけれど、今この時だけは色欲に濡れて淫猥に染まっていた。)

(いくら誘うように自慰に耽っていたとしても。いくら無防備に見えたとしても。少女は雌であると同時に獣・・・それも肉食の獣である。しかも、興奮した。その目前でチラチラと獲物をちらつかせたらどうなるか。その結果は当然――。)

――ッッ

(――襲われる。求める、なんて生半可なものではなく、襲う。その恵まれた運動能力から相手に飛びかかり、その勢いでもって相手を押し倒し、片手で首を抑え、ごろごろと相手を巻き込んだまま数度転がり馬乗りでマウントを取らんとして。それが叶ったならば、相手の顔に己の唇を近づけて、はぁーっ・・・、と熱の籠もった吐息を吹きかけるだろう。
その際に貴方が感じる感情は興奮、性欲・・・といったものよりも命の危機、というものを感じるであろうか。ギラギラと獣欲に染まった目を浮かべながら貴方を見下ろし、ぽたり、と貴方の顔に涎を零す。
その後にその美味しそうな首筋に牙を突き立てんとして。

その未来を回避したい、と願うならば初撃を回避する勘の良さと瞬発力。もしくは、少女を押しのけるだけの力、などが求められるだろうか。)

ジュン > 「うおっと!?」
服を脱いでいたところで油断はしていた
飛びかかられれば受け止め切れずに押し倒される
しかし

「ははは、そんなに興奮してよっぽど欲しいんだ」
馬乗りになられても余裕を持った口調で
押さえられていたはずの体も、彼女の体を掴んでぐぐっと力を入れ
いとも簡単に上下の位置を入れ替えてしまう、見た目以上に力があったようだ

「そんなに焦らずもっと楽しみたいところだったけどそんなに欲しいのなら、もう挿入れてあげるね」
貴女の興奮も性的なものとしか感じていないようで、顔に垂れた涎をぺろりと舐め
彼女を押さえつけながら、自身の肉棒を脚の間、秘所へと狙いを付ければ

ずぶずぶぅっ!と勢い良く挿入する

フローディア > (少女は瞬発力など足の強さであればそれなりのものがあったけれど、腕力・・・単純な力に関してはあまり優秀ではなかった。
それ故か、鍛えられた男の腕力には叶うべくもなく、あっさりとひっくり返されてしまうか。
押さえつけられてしまえばそれをひっくり返すだけの力は少女にはなく、じたばたと暴れる様子を見せるも、すっかりと濡れそぼった秘所に狙いをつけられて、一気に挿入されれば)

――ひっ、あっ・・・!!

(身体をのけぞらせ、ずぷずぷと己の身体を犯す男のモノに感じ入っている様を見せるか。)

ジュン > 「んーすんなりはいってっちゃったねぇ、これはさっきまで弄ってたせいかな、それともおちんぽが欲しかったのかな?」
じゅっぷじゅっぷと膣内をかき分けるように肉棒を出し入れして

「どうだい?お望みの物が入って気持ちいい?」
半ば独り言に餅かい質問をしながらひたすらに少女の膣内を貪る
膣内を出入りする肉棒は確実にあなたに快楽を与えていく

「そうだ、膣内だけじゃなくて他にも使わせてもらうね」
そういうとそのまま胸に手を伸ばしたかと思えば
顔を近づけて無理やり押さえつけるようにキスをし
膣内だけでなく口と胸にも刺激を与えていく

フローディア > ――ふ、あっ・・・♥ あぅっ・・・♥

(ずちゅ、ぐちゅと中でかき回すように律動を繰り返せば少女は蕩けた顔を見せていくだろう。その有様は己の肉棒で少女を乱し、感じさせている・・・・その実感を男に与えることか。涎を垂らしながらゾクゾクと身体を揺らす少女の姿は先程一瞬見せた獣の姿は鳴りを潜め、雌としての顔を色濃く見せて。)

――ふぅ、っ・・・んんっ・・・!

(そして、唇を奪われれば、苦悶の声をあげるけれど、すぐに順応していくだろう。それはすぐに舌を伸ばし、彼を誘うように。
――既に少女は出来上がっている。あとはどう味わうか、という所まで来ているのだから。少女の顔は気持ちよさそうに歪み、ただただ彼との情事にのめり込んで行くだろう。

それは少女から媚香というものが消え、我に帰る時まで、続いたのであろう・・・。)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からフローディアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からジュンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイーゴリさんが現れました。
イーゴリ > 魔物の討伐依頼を受けて訪れた洞窟は、多少人の手が入っているのか明かりの置き場が設置されている。
持ってきた荷物から光具を取り出し、据えられた松明へと明かりをつけながら進んで行き。

「早い所、散らしてしまいたいのだがのう…。」

随分と奥に潜り込んでしまっているらしい、依頼の魔物。
依頼主も魔物の姿を見たと言っている訳ではなかったので山賊やら何やらが住み着いている可能性もあるのだが。
緊急用に魔法で生成した氷の礫を周囲に浮かせつつ、注意深く周囲を警戒しながら奥へと足を進め。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に黒須さんが現れました。
黒須 > (どこかにやってきた洞窟。
魔術の使用に訛りが出ていないかを確認するべく、適当に魔術を発動していた。
その結果、どこか分からない洞窟へとやってきてしまい、しかも、奥の方という最悪の状態になってしまった。)

「ったく、最悪だ...。
今のでまた魔術が使えなくなっちまった...めんどくせぇな...。」

(ぶつくそと文句を言いながら仕方なく適当な道を歩く。
唯一、今信頼できるのは自分の鼻だけであり、近くから人の匂いがする。
冒険者かならず者か、どちらであり聞けば出れるだろうと思い、そのまま匂いがする方へ...イーゴリまで歩いていった)

イーゴリ > 薄暗い洞窟内では視覚よりも嗅覚の方が役に立つ――と言うよりは、鼻が駄目にならない限り、嗅覚の方が役に立つ。
嗅覚が捉えた人の匂いに礫の量を増やしつつ、進行方向には逆らわぬ儘足を動かして。

「―――そこの。会話が出来るのならそれ以上進むでないよ。」

視認出来る位置まで相手との距離が縮まれば一度足を止めて声を掛ける。
一歩でも進もうものなら氷の礫を放つ心積もりで。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に黒須さんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から黒須さんが去りました。
黒須 > (しばらく歩いていると、目の前に少女の姿を発見した。
冒険者なのかどうなのかはわからないが、見た目からして外から来た人間であるのは分かった。)

「…一応、獣人だが、話は分かるぞ…。」

(少女の前に立つ黒い物体。
身長2mある筋肉質な体に狼の顔と尻尾。
そして、胸元には柔らかそうな毛玉がある黒狼の獣人が目の前に立つ)

「俺はここに住んでいる魔物じゃねぇ…。
魔術の事故でたまたまここに来ちまったって話だ…。」

(少し道を開けるようにしながら親指で来た道を指さす。)

イーゴリ > どうやら知能の無い魔物の類では無さそうだ、と判断するや否や相手の容姿を上から下まで確認。
遠目で見る分には分からなかった巨躯と柔らかそうな毛玉に双眸を緩く瞬かせ。

「おやまあ。」

思わずと言った調子で声が洩れた。
続けられた言葉にはなるほど、とばかりに頭を揺らし。

「それは災難だったのう。――奥から出てきた…のかも分からぬよなあ、そう言う経緯なら。」

黒須 > 「ま、魔術を試した俺の悪運が今に至ったって話だがな…。」
(ポリポリと耳の後ろ辺りを掻きながら、魔術を使い姿を変えた。
筋骨隆々な獣人から細い体系となった人型へと変わった。
腰と頭の辺りからは獣人を思い出させるような犬耳と尻尾を生やしていた)

「…あ?この匂い…。」

(スンスンと犬らしく音を立てて匂いを嗅ぐと、少しイーゴリの方に前かがみになるようにしながら匂いを嗅いだ。)

「…ほぅ?お前…しっかりと狼の匂いがするな?
それも、飼い犬だとかみたいな匂いじゃねぇ…お前から出ている匂いだ…。
お前…ひょっとして、俺と同じ獣人か?」

(犬や猫は見た事あるが、狼の獣人はあまり聞いたことが無い。
珍しくも、同種の存在が居る感覚を察知すると、気になり始めた)

イーゴリ > 姿をより人間の物に近い状態へと変わった相手は、先よりも見た目の圧迫感が少ない。
とは言っても目線の高さやら体格やらは己よりも大きい事に変わりはないが。

「流石に鼻が良いのう…。然し、あまり人前でそう言うのを言ってくれるなよ?」

正しくはワーウルフであり、魔狼としての姿も持ってはいるが種の系統としてはそう大きな違いはないのだろう。
否定も肯定もせぬまま、自身の隠している種をあっさりと口にする相手を窘めて。

黒須 > 「やっぱりか…。今まで何人もの獣人を相手にしたことがあったが…お前みたいに同じ奴が居るのは初めてだな…。」

(それなりに警戒も解かれていると思い、いざ近づいて様子を見ることにした。
同じ黒一色の姿に白い髪と赤い目、人間と言うには少し雰囲気が違い、匂いでわかったために親近感もあった。
そのことをわかると軽くフッと笑って見せる)

「勝手だが…気に入ったぜ…。あんたが何の目的でここに来ているかは知らねぇが…何やらでけぇ仕事のために来ているってのはなんとなくわかった。
なぁ…その話、俺も乗せてくれねぇか?」

(調子に乗ったようなことを良いながらイーゴリに聞いてみる。
このまますれ違って去るにも、帰り道は分からないため、飢え死にするなら、付いてきて同時に出て行った方が都合は良いだろうと思い、付いて行こうとしたのであった。)

イーゴリ > 「お主、人の話を聞いている様で聞いておらぬな?」

珍しく同族――と思われている――に遭遇したからなのか、衝動的な行動にも見える相手に思わず腕を体の前で組んで、怒っています、なポーズをして見せつつ、

「ぬう……そんな衝動の儘に行動して今まで良く生きておったな…。
――まあ、良い。お主、何が出来るのかね。使えぬ坊のお守をする気はないぞ。」

脱力。普段は如何かは知らないが、深く考えての言動には見えない相手に気が抜ける。
ふ、と息を吐き出せば腕は組んだ儘相手の所持品やらへと視線を巡らせて。

黒須 > 「あ?それ以上進むなって話は俺を警戒してたからだろう?
それに、獣耳を隠そうとするのはよくわかるしよ…。」

(この国ではミレー族は奴隷の様に、また人間以下に見られている。
そのため、姿を隠して生きていくものが多々居ると知っている。
相手があまり言うなよと言われればその理由もわかる。)

「ま、それなりのことをして来たか
俺は元貧民地区で最強って言わられていてな?戦闘なら数がどうであれ対応できる。
あんたの盾になれや矛になれや言われるなら、それに答えれるぐらいの戦術を持っている」

(両腕をグーパーと広げたり曲げたりする。
その恰好から装備と言う装備は一つも付けておらず、いわば素手で戦うと言う様子であった)

イーゴリ > 「分かっているならせめて訊く、言葉にせぬ、はする事だ。出来ぬのなら聞いていないのと変わらぬよ。」

ここに他に人がおらずとも、何の仕掛けがあるとも分からない。
迂闊な行動をされては困るのだ、とははっきり言葉にせずとも伝わるだろうか。
組んでいた腕を解けばそのまま指で顎先を緩く擦って。

「ふむ…それは重畳。強いおのこであるなら良い。」

相手が素手での戦闘である事には特に文句もない。
漸く、分かりやすく表情を笑みへと変えて告げる事で依頼に同行する事へと同意にして。
そのまま、今回の依頼が一応は魔物討伐である事、但し実際に魔物か如何かは分からない事、簡単に言えば洞窟内の安全を確保すれば良い事などを伝え。

黒須 > 「へいへい、きーつけやすよ…。」

(後頭部をめんどくさそうにボリボリと掻く。
とりあえず、するなと言う事ならばしないため、そこら辺は守ることにした。
その後、相手の仕事の内容を聞く。)

「なるほどな…魔物退治ねぇ…。
確かに、良そうな雰囲気だな…。
…一応だけどよ?俺の鼻はかなり使える、あんたが道を照らしてくれるなら、俺があんたと俺以外の匂いを嗅いで、違う匂いを探ってそこへ誘導する。
もし、そのまま戦闘になるなら、俺が先頭で戦う…それで良いか?」

(相手が魔族だと言う事は知らずに自分勝手にも鼻自慢をした。
この短い間ですでにお互いの匂いは理解したため、洞窟内の嗅いだことのない匂いの選別ができるようになった。)

イーゴリ > 気の無い調子ではあるものの、取りあえず言質は得た。
そうして内容を伝え終われば相手からなされた提案。
ううむ、と小さく声を上げ。

「お主の鼻の良さは理解済みじゃよ。然し、その役割分けではお主負担が大きくならぬかのう。」

楽が出来るのはこの上なく良い事ではあるが、流石に申し訳なさも少しはある。
緩く首を傾げながら相手を見上げ。

黒須 > 「なーに、肉体労働は慣れてんだよ。
それに、その後の報酬の事を考えりゃ、十分だろ。」

(ニヤリと楽し気に笑う様にすると、そのまま鼻を動かす。
洞窟内に小さく響く鼻の音。地面に顔を近づけて嗅いだり、壁に鼻を近づけたりと辺りを嗅ぎまわす。)

「…微かだが、俺ら以外…知っている動物以外の臭いがするな…。
…こりゃ、当たりかもな?」

(振り向いて言えば伝えると続けて奥へと向かうようにして行く。
自分以上に鼻が良ければ、徐々に嗅いだことのない獣臭が漂ってくるだろう)

イーゴリ > 「無論、お主の働きに応じて報酬は分けさせては貰うが――…納得しているのなら良い。」

相手が納得しているのならそれ以上自身から言う事はない。
探索は相手に任せ、自身は洞窟を照らしつつ、他の外敵の警戒をして。

「長丁場にならねば良いがのう。」

相手の言に片眉が持ち上がる。そうして己も嗅覚を利かせれば徐々に強くなる嗅いだ事の無い獣臭。
警戒を強める様にショートボウを片手に提げ直して相手の後に続き。

黒須 > 「…ここらが一番強くなっているな…?」

(歩いていると途中、大きな空洞のある場所へと到着した。
強い獣臭に咥えて、蒸せそうな程の血液の乾いた臭いも広がっている。
周りを見渡していると、前方に何かの感覚を覚え、思わず、イーゴリを掴んで回避しようとする。
二人の居た場所には巨大な岩石が降って来たのであった。)

「…あっぶねぇ。おら…お目当てだぞ?」

(そう言うと目の前には魔物と言わなければならない様な化け物が立ちはだかっていた)

イーゴリ > 「酷い臭いじゃ…。」

色々な臭いが混ざって悪臭になっているのだろう。思わず顔を顰めた。
不意、引っ張られる感覚。その儘の力に任せていれば、直後、二人が居た場所へと降ってくる巨石。

「おやおや、中々の大物だのう。」

明らかに魔物だと分かる姿ではあるが、危機感らしい危機感は殆どない。
視認するや否や、周囲へと展開していた礫を大人の顔サイズの太さをした円錐体へと変えてその両膝へと放ち。

黒須 > (現れたのは牛のような顔にヤギのような足、ゴリラのような胴体を持ったミノタウロスと言うべきか迷う獣であった。
涎を垂らしながら鼻息を荒くし、当たらなかったことを悔しがるのか大声を上げて遠吠えをした。
その間、両膝へと飛んでいった礫が刺さり、当たりに血液を噴出させると、大声を上げて膝を付く。)

「ほぅ、やるじゃねぇか…んじゃ、俺も…」

(低くしゃがむと、そのまま一直線に走り出す。
ミノタウロスもどきの体をうまく利用しながら顔まで到着すると、片腕で握り拳を作る)

「オラァ!!」

(思いっきりミノタウロスもどきの顔面に全力の殴りを放つ。
強い衝撃波が響き、関節が外れる音が響く。
空中から地面に降りる間、ミノタウロスもどきが怯むかと思えば、今までのダメージはなかったかのように復活し、黒須を思いっきり殴り飛ばして壁へと吹き飛ばす。
その間、骨が無理やりもとに戻るような音がすると、再度立ち上がりう、イーゴリに向けて押しつぶすかのように腕を振り下ろす)

イーゴリ > 魔物の膝を貫いた氷の円錐はちょっとやそっとの力では壊れる事はない。
先ずは動きを封じては周囲へと再び氷の円錐体を展開し。
駆けだす男の腕が変化を遂げ、魔物の顔面へと派手な音を立てて減り込んだ――矢先、吹き飛ばされる青年。そちらへと意識を向ける間もなく、今度は自身へと狙いを定めた魔物の腕に、その懐へと飛び込む様にして避け。

「面倒だのう…―――おおい、死んではおらぬな?」

背後で床を砕く音を聞きながら、壁へと吹き飛ばされた青年へと声をかける。
魔物の腕を、それが叩きつけた床へと円錐体で串刺しにして。

黒須 > (またも痛みを訴える遠吠えをする。
しかし、腕を串刺しにされるとそれを引き抜くようにして引っ張り始める。
怪物の腕は見事に真っ二つになるも、蠢く肉の音を響かせながら再度腕を形成する。)

「…そいつはアンデットだ!心臓をやらねぇと…」

(吹き飛ばされた地点から声が響くと、爆音を立てながら怪物の方へと飛んでくる黒須。
そのまま、後頭部に向けて一発踵落としを食らわせる。
先ほどの殴りよりもより強いダメージが怪物の脳天を揺らし倒れさせる。)

「こいつは死なねぇな…。
おい、でっかい杭は作れねぇのか?できるんだったら、俺が時間稼ぐをするぞ?」

(そんな質問を投げかければまた怪物は起き上がり、怒りのままに周りを殴っていき粉塵を起こしながら、壁や天井から岩を落としていく)

イーゴリ > 間近故に聞こえてくる頑丈な繊維を千切るような音。
魔物の動きを牽制するべく、大きく距離は取らない儘、一所に留まらぬ様に位置を取り。
返答と共に正しく飛んでくる男。頭部へと強烈な攻撃を加えるのを見れば安堵めいた吐息を一つ逃がして。

「元より死んでおるものなあ。
うむ、任せるが良い。その間は頼んだぞ。」

軽い調子で嘯きつつ、続けられた言葉には自信ありげな表情で頷いて見せる。
告げるや否や、魔物と男から離れ、先程よりも大きく頑丈な円錐を形成し始め。

黒須 > 「おぅ、頼んだぞ?」

(そう言うと、わざと怪物の怒りを買うように大きな石を顔面に当たる、怪物が大声をあげると黒須に向かって殴りの猛攻を始めるが、軽い足取りで後ろに下がる)

「来いよ、俺が遊んであるからよ!!」

(そう言うと、黒須の姿があの黒狼の獣人へと変わる。
両腕で挟んで潰そうとする怪物の手を両腕で抑えて押し合いを繰り返すと、黒須の腕が赤く光るオーラに包まれる)

「お前から来たな…?そうなりゃ…俺の、勝ちだ。
オラァ!!」

(そう言うと、怪物の手の平に穴をあけるように指を差し込む音が響く。
その後、穴を利用しながら怪物を持ち上げ、ぐるぐると大回転をした後に、近くの壁に向かって怪物を投げ飛ばす。
大きな地鳴りと落石を起こしながら、怪物の体が壁にめり込んでいく)

イーゴリ > 男が魔物を相手取る間、自身は少しばかり離れた位置で空気中の水分は頭上へと集める。
己の魔力で円錐体の殆どを形成してやれば、大広間の気温はみるみる内に下がってしまうだろうが、先に見た青年の胆力であれば然程問題にもならぬだろう。
男が魔物を壁へと投げ飛ばしたのとほぼ同時、形成を終えた円錐体が己の頭上で回転を始めた。

「―――…坊、離れよ。」

青年へと声を掛ける。
壁の中から這い出てきた瞬間、魔物の巨躯に見合ったサイズの氷柱でその心臓を貫こうと。

黒須 > 「おぅ…よくやったな…。」

(回転を乗せながら飛んでくる巨大な杭。
しゃがみながらその様子を見れば魔物の心臓にぶっ刺さる。
苦痛の声を上げながらその杭を抜こうと必死に掴んで引っ張る。)

「させるかよ!!」

(高く飛ぶと、その杭に一発蹴りを入れる。
洞窟自体を揺らすような振動を起こし、深く刺さり魔物の声が響く。)

「オラオラオラオラオラァ!!!」

(追い打ちをかけるかの様な殴りのラッシュを放つ。
当たりには大量の血液が飛散りながら、魔物も叫び声をあげる。
しばらくすれば動かなくなり、目からも光が失われ、静かになる。)

「…ふぅ、これで魔物討伐…てか?」

(地面に着地すると、そのままイーゴリの方を向き、聞く)