2019/06/16 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にリーゼさんが現れました。
■リーゼ > お昼寝にはもってこいといった感じののどかな昼下がり。
太陽はやや西に傾きかけたそんな時間帯。
街道から少し外れた森の入り口で、赤毛の少女は何かを探すようにうろうろしていた。
「うーん、ないなぁ……できたら、日があるうちに見つけて帰りたいんだけど。」
冒険者ギルドに張り出された、1件の素材採集の依頼。
報酬は決して高くはなかったそれを手に取ったのは、ひとえに金額ではなく付随するおまけに惹かれたからだった。
その依頼内容は、【黄金蜜蜂のハチミツ】を採って来て欲しいというもの。
希少ではあるものの、報酬が安いのは手間ばかりが掛かるからだろう。
けれども、その依頼主が王都でも有名なお菓子店からで、
しかもおまけにそのハチミツを使ったスイーツが食べられるとあれば、
多少の手間は長蛇の列に並ぶのに比べたら何のことはないというもので。
藪の中に顔を突っ込んで、蜂の巣がありそうな場所を片っ端から探して行く。
けれども先ほどから見つかるのは、巣であってもせいぜいがジャイアントスパイダーの巣くらいのもので。
■リーゼ > がさがさと藪の中を探し回ったものの、お目当てのものは一向に見つからない。
やがて日も暮れてきてしまうと、今夜は森の中で一泊することになるだろう。
翌日、日が昇ってからリベンジすることに決めて。
夜露を凌げる手ごろな木の影を見つけると、寝床の準備を始めるのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からリーゼさんが去りました。