2019/05/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にサヤさんが現れました。
サヤ > 最近、雌の本能が優先されて本来の旅の目的を忘れているような気がする。
子供も二人いることだしこれではいけないと鍛錬のために森に訪れ。
少し開けた場所までくれば一本の木の前に歩みを進め。

「ふぅ……」

ゆっくりと息を吐き出しながら目を閉じる。
暫くの静寂が空気を包み込み、呼吸を整えて腰に差した刀に手を伸ばし軽く触れて。

「せぇ!」

瞳をカッと開き、掛け声とともに抜刀すれば刀身の長さほどもある木を一刀のもとに切り裂き。
暫くしてゆっくりと斜めに切られた木が軋みを上げて森の中に倒れていく。

サヤ > 「まだ……腕は鈍ってないかな」

倒れた木を見れば満足そうにつぶやくが。
近づいて断面図を見れば少し眉をよせ。

「ん、切れ目がささくれ立ってる、やっぱりまだまだか」

小さくつぶやけばため息を吐き出す。
はやりここのところの放蕩な生活で感覚が戻っていないようだ。
自分はこの道で生きていくと決めて旅をしてきたのだ。
女を知った今でも娼婦を専業にしないためにも剣の腕まで墜とすわけにはいかない。
覚悟を新たにすれば倒れた木から離れて刀を抜き。
動きを確かめるように何度かの素振りを繰り返して。

サヤ > 「これくらいかな」

暫く素振りを繰り返し、額に汗が流れ始めたころ。
呼吸を整えるように息を吐き出し、刀を鞘に納め。

「日が暮れる前に帰らないと」

空を見上げて木々の隙間から除く太陽を見て呟き。
森の土を踏みしめながら森の外へと歩き出していく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からサヤさんが去りました。