2019/05/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイズナさんが現れました。
イズナ > 騎士団のお歴々や王国軍属、一癖も二癖もありそうな冒険者の方々に囲まれながら
たった1人、浮いた服装のままで自然地帯を進みますのには理由があったのでございます

この近隣から魔物や山賊盗賊を一掃するために騎士団や軍だけでなく冒険者達にもギルドより声がかかり、
大規模な掃討作戦が行われる、と言う話が幸か不幸か、仕える公主様の耳にも入り、

『お前も民草の為、一働きしていらっしゃいな』

と鶴の一声が掛かったからでありました
タチが悪い事に公主さまには何の悪気も虚飾も無く、純粋に魔物や賊の類に難儀をしている民を思っての
言葉でありましたから嫌だ、という事も出来ず…ただただ、余計なことを…と思うのでした

しかし、軍属でなく騎士でもありませんから彼らの一行に加わるというわけにも行かず、
冒険者ギルド経由でこの掃討に『無償』で参加する事と相成りましてギルドの方からは、
取って付けたように『見習い』と書かれた首下げの札をいただきますとそれを首から下げておりました
格好も格好ですし、そんな手製の札を首から下げているものですから周囲の冒険者からは
時折、笑い声などが飛んできて恥じ入るばかり…森の中へと入っていきます頃には、
冒険者たちもめいめいに散っていきいつの間にやら1人、ぽつんと森の中に残されてしまいました

「…やれやれ、どうしたものでしょうか」

王国軍の方からお借りした槍をぶん、と振り回してみるもしっくり来ず、なんだかなあ…と
首を傾げていますと次第に周囲で魔物と掃討部隊の戦いが始まったようでありました

イズナ > 森が騒がしくなり始めますと1人でいても仕方ない、と思い騒ぎのする方へと向かっていきます
情けない、と思われているのであれば最後までそう言う風でいても構わないか、とすっぱり割り切れば
そばにいるであろう冒険者たちと合流すべく森の中を進んでいくのでありました……

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からイズナさんが去りました。