2019/03/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > 気温も上がり始め、いろいろな動物たちの活動も活発化してくる、そんな春先のこと。
街道の安全確保のためにと依頼が出された害獣たちの間引き作業も終えたころにはすっかり陽も暮れていた。
「と、少し手間取ったかしら……」
銀の髪と、その頬にはポツリと赤い色が付着し。
紅いコートと、トドメとして使用したスティレットには黒と赤の混じった濃厚な血液が付着している。
「近くに川があって幸い、と」
臭いに、痕に、余計なモノに追跡されては敵わぬと川の水を使って洗い流そうと浅い川へとやってきて。
浅さを確認するようにブーツの靴底を小石に擦り付けながら周囲を警戒するように頭を振ろうか。
■イリーナ > 人の手入れが入っていない草原、川沿いということもありやや背の高い草もところどころに伸びている。
周囲に響くは川のせせらぎと風で揺れる草の音。
「ほんとなら、自然に身を任せてとか言いたいけれど」
ゆっくりしていて襲われでもしたら目も当てられない。
ぐりぐりと靴底の汚れと血糊を落としていけば、念のためもう一度周囲を確認した後でその場でかがみこもうか。
獣の血が残るスティレットを引き抜き、水で濡らした布でふき取っていく。
刃で自分を傷つける可能性もあるため、視線は落とされているため周囲の警戒も甘くはなるだろうか。
■イリーナ > 血糊をふき取ることで月の光を浴びた剣先がわずかに光る。
とりあえずは、一番血の臭いが付着したところを落とせたのだから一つ安堵の息を吐く。
続いて、頬と髪、それぞれの血痕を落とすためにスティレットをしまいこみ、水面に顔を近づけながら両手で川の水を掬い洗おうとするだろう。
咄嗟の対応は難しくなるが、血の臭いを残すことのほうが危険と判断しての行動ではあるが――?
■イリーナ > 顔、髪、そしてコート。
付着した血の痕を洗い、濃厚な臭いを薄めたことで跡をつけられることもなくなった。
「ふー、ようやく、かな」
街道までの方向を確認すれば、ゆっくりと人の流れに合流するように足を進めていくだろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からイリーナさんが去りました。