2019/03/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここはメグメール、自然地帯。
木々の生い茂る森林の中、とん、とん、と枝を伝い少女が移動していた。
己が張った結界、そこの様子を見に行った帰り道だ。
転移すれば早いじゃないか、と言われそうだが、こうした移動方法もたまには良いものなのである。

ちなみに、地面を歩かない理由は、魔物に出会ったら面倒だから。
魔物でない誰かが見えたら、驚かす事が出来るから。
………うん、後者は微妙な理由だが、気にするな。

タマモ > 最近、式の一人に少々小言を言われた。
何でも、王城関係者に接触し、色々と話をしたそうだ。
よく分からないが、深くは関わらない方が良い、らしい?
あの式が、そんな事を言うのは珍しい事。
だからこそ、その相手は、相当なものなのだろうと予想が出来た。
………なんせ、己でさえ手も足も出ない、そんな相手の言い分なのだから。

「ふぅむ…そんな力を持った存在、王都付近で感じた事もないんじゃがのぅ…」

とん、と一度移動の足を止め、呟く。
強い存在、と言うのは、ちらほらと感じ取れてはいる。
だが、力を抑えている今現在の己ならば、ともかくとして…
手段を選ばず、本気を出せばそこまで脅威にはならない。

いくら考えても、やはり、浮かぶ事はなかった。

「まぁ、考えて浮かばないならば、考えても仕方なかろう。
そもそも、そんな面倒事、そうそう関わる気もない。
適当に楽しむ、それが一番じゃ」

うむ、と己の言葉に頷き、とん、と枝伝いの移動を再開する。
結果の見えるつまらん力比べよりも、遊んでいる方がよっぽど良い。
もっとも、こんな場所に、誰か居るとかまったく期待は出来ないが。

タマモ > そのまま進めば、時折、魔物の姿が見えたりはする。
しかし、かなりの高さを跳んでいるからか、見付かりさえしない。
まぁ、見付かったとしても、触れる事も出来ないだろうが。

そんな調子で、少女は自然地帯を抜け、王都へと戻って行くのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からタマモさんが去りました。