2019/03/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/水晶散らばる草原」に魔晶蟲さんが現れました。
■魔晶蟲 > 「水晶散らばる草原」
それは土地の名称等ではなく、喜びヶ原をさ迷い歩くか、近隣に済む者達だけが知っている自然地帯に有ると噂されるある地域を指す言葉である。
何故そう呼ばれるかはその草原に一歩踏み込めば誰だって理解出来る。
夜空に浮かぶ月の輝きが、月に勝るとも劣らない星々から降り注ぎ、草原のあちらこちらに散らばる大地が生み出した結晶がその輝きを弾いてキラキラと輝き、まるで草原全体が星空がそのまま鏡映しにした様な幻想的な光景を生み出している、その原因とも言うべき輝きを弾く結晶こそが高純度の透明度を持つ水晶であり、それが本当に小石を変わらぬくらいに散らばり落ちている。
拾って帰ろうとするものも居るし、幻想的な光景を楽しもうとする者もいる、平和で穏やかな空気に包まれたその草原であるが、今宵はその水晶が生み出す輝きの中にぬらりと艶やかに輝く不気味な何かが混ざりこんでいる。
その名は魔晶蟲(ましょうちゅう)。
柔らかく柔軟な身体に金属の甲殻を背負い、獲物を見つけては獲物に覆いかぶさり、しがみ付き、その身体の自由を奪いながら、犠牲者が望まずとも盾となり剣となり力を与える、代わりに永遠の戦場へと導く厄介極まりない罠でもあり魔物である存在である。
通常は無名遺跡の中で蟲に酷似した兵装を装着した人型のモンスタートして有り触れた存在ではあるのだが、今宵はその兵装のみが遺跡より這い出し、己の存在意義を果たす為、装着者を力としてふるってくれる者を探して彷徨っているのだった。